Honda SENSING 360+、Honda SENSING 360、Honda SENSING近距離衝突軽減ブレーキ

技術の概要

駐車時のような2~10km/hの低速で
後退/前進時に壁にぶつからないように支援。

フロント4つ、リア4つのソナーセンサーを使い、駐車時など低速での後退および前進時、数メートル程度の近距離にある壁やガラス壁などの障害物を検知し、ぶつかりそうになったとき自動でブレーキをかけ衝突軽減を図る機能です。
Hondaは後退だけでなく、前進でも近距離衝突軽減ブレーキを機能させ、安全な運転を支援します。

技術のはたらき

STEP1

駐車時など、低速で後退・前進しているときソナーセンサーが壁などの障害物を検知。超音波なのでガラスの壁も検知できます。

STEP2

衝突の恐れがあるとき、運転者のブレーキ操作を支援し、音と表示でお知らせします。停止保持後ブレーキは解除されます。

障害物の検知について

近距離衝突軽減ブレーキでは、2つのソナーセンサーの組み合わせで三角測量を行い、障害物の位置を距離だけではなく座標として把握。クルマが通過できる構造物と通過できない構造物を区別し、必要に応じブレーキを作動させます。

2つのセンサーを使うことで、まるでコンパスで2つの円弧を描いて交点を求めるようにして座標を把握

Hondaのこだわり

前進でも作動させ駐車時の安心を支援

後退駐車する駐車場でも前方にも壁がある場合があります。またコンビニエンスストアでは前進駐車も多くあります。そのような場合を考え、後退時だけでなく、前進時も支援することにHondaはこだわりました。

前方に壁がある後退駐車のシーン

斜めの障害物も考慮

ソナーセンサーが発する超音波は、クルマから同心円状に発せられます。たとえば後退しているクルマの後ろに斜めの障害物があった場合、作動範囲を走路の幅に限定して真後ろだけに反応させると、壁の直前での作動となり停止が間に合わない場合が生じます。そこで、物体形状の特徴を把握し作動タイミングを決定するなど、斜めの障害物も考慮しています。

※障害物の形状により検知出来ない場合があります

後方に斜めの障害物がある場合

走路内だけを作動範囲にすると検知が遅れる

物体形状の特徴を把握し作動タイミングを決定

ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。車両をご使用になる前に必ず取扱説明書をお読みください。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。

車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。 実際の機能は取扱説明書をご確認ください。

テクノロジー近距離衝突軽減ブレーキ