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若手エンジニアの挑戦~スーパーカブの新しいカタチ~

Paper Cub Project

紙で出来た小さなスーパーカブの誕生秘話

ハンドルやウインカーにミラー、シートにキャリアにステップ、マフラーやナンバープレートなど細部まで再現されたスーパーカブ。

これ、実は紙で出来ているんです。どうでしょう、中々可愛らしくありませんか?
この紙で出来たスーパーカブは「ペーパーカブ」と名付けられ、
こども達にオートバイやものづくりに興味を持ってもらうことを目的に製作したものです。

今回はこのペーパーカブの誕生秘話について、
Honda二輪車製品の研究開発を担っている、㈱本田技術研究所二輪R&Dセンターで発足した、
NHサークル(※1) 「ASAKA2.0(※2)」の活動を紹介させて頂きたいと思います。

※1「NHサークル」
職場の仲間が自主的に集まり、身近な問題や課題を継続的に改善していく小集団活動のこと。
一般的にはQCサークルと呼ばれていて、ホンダ流である『NH』には、“現在(Now)、そして将来(Next)の新しい(New)Hondaを創造しつづけたい”という願いが込められている。

※2 「ASAKA2.0」
2018年、二輪車製品の若手研究開発メンバーで発足した「NHサークル」の名前。

メンバー紹介(写真左から)
富元 久雄
ASAKA2.0リーダーで取りまとめ役。熱いのがとりえ。専門はカブの強度研究。
西田 翔吾
サブリーダー。ペーパーカブの開発責任者。専門はカブや小型モーターサイクルの車体設計。
小川 直人
バイク愛が人一倍強い。専門は将来技術の構築。
西野 仁志
チーム1のムードメイカー。専門は小型モーターサイクルの車体設計。
渡部 翔
何でもハイセンスにこなすオールラウンダー。専門は艤装領域の解析。
中村 拓郎
アドバイザー。何でも聞いてくれる兄貴分。専門は小型モーターサイクルの車体設計。
ASAKA2.0のメンバー
Hondaウェルカムプラザでも展示された
Hondaとオートバイの未来を本気で考える

SNSやスマートフォン、ゲームやスポーツなど、今の時代には本当に数多くの娯楽にあふれています。
2~30年前のバイクブームから時代背景は大きく変わりました。

その中で若手エンジニアであるASAKA2.0のメンバーは危機感を覚えました。
『私たちが定年を迎える30年後には、オートバイはどうなっているのか。また研究所はオートバイを開発しているのか?』
Hondaや大好きなオートバイの未来、自分達の未来に大きな不安を感じていました。
そこで私たちは、今自分達に出来ることは何か無いだろうか?と本気で考えました。

開発コンセプトは「どこでも・楽しく・そして安く」学べる教材

『未来を創るのはこども達しかいない』
こども達にオートバイやものづくりに興味を持ってもらい、未来のオートバイ好きやエンジニアのタマゴを育成することが、最も良いアプローチだと考え、こども向けのインターンシップ(職業体験)を企画することにしました。
とは言っても、世の中にはたくさんのインターンシップがあります。
しかしその多くが「お金の掛かるもの」「専任のスタッフが必要」「中学・高校・大学生向けが多く、こども(小学生)には難しい」「そもそもオートバイにフォーカスを当てたインターンシップはない」というものでした。

「より多くのこども達にオートバイの楽しさや、エンジニアのやりがいを伝えたい!」
そう考えた私たちは「どこでも・楽しく・そして安く」をコンセプトにペーパークラフトを教材にしたらどうか?と一から製作に取り組んだのです。
そしてただ組み立てるだけの物でなく、オートバイの仕組みを知ってもらいたい!という想いから、部品単位での構成としました。
あまり簡単過ぎても達成感が得られない。逆に細部に拘り過ぎてもこども達には組み立てられない。
難易度の設定も絶妙で、小学生高学年で組み立てる事が出来るギリギリを目指しました。

細部の調整や、カラー展開(全4色)など計20回以上のアップデートを重ねて、
ついに満足のいく、紙で出来た「ペーパーカブ」が完成したのです!

設計構想のラフ画
プロトタイプ第1号!
こども達の笑顔が何よりの希望

出来上がったペーパーカブに加えて、随所に「気付きや考察」を散りばめた気付きノート(組立説明書)も作成。またテスト体験プログラム(風の実験、音の実験)や、実際の研究所の設備見学をしてもらいエンジニアの仕事を知ってもらう。
そんなインターンシップを、たくさんの協力のおかげで開催することが出来ました。(2018年7月と9月で計2回実施)

当日の様子
ペーパーカブを製作中!

そこで見たこども達の楽しそうな笑顔や、
「オートバイに興味を持った!」「将来オートバイを開発したい!」そう言った声を聞いて、
Hondaやオートバイの未来、はたまたエンジニアの未来に向けて貢献できたのかな?と思うことが出来ました。

『こども達が少しでもオートバイを好きになってくれたり、将来のエンジニアを目指してくれたら良いな』そんな想いで研究所の若手メンバーが通常の業務から離れた活動で出来上がったペーパーカブ。

下のリンクから今回ご紹介したペーパーカブを無料でダウンロード出来るようにしました。
世界中の未来のオートバイ好きやエンジニアのタマゴに届くことを願って。

スーパーカブ ペーパークラフトを作ってみよう!

【組立に関して】
  • ・通常のコピー用紙でも組み立てることは可能ですが、少し厚い紙の方が完成品が丈夫になります。
  • ・4色ございます。それぞれの色を組み合わせてオリジナルのペーパーカブを作るのも面白いかもしれません。
  • ・こどもから大人まで楽しめる仕様になっていますので、親子でチャレンジしてみるのもおススメです。
  • ・はさみやカッターなど使用するときは怪我には十分お気を付けください。