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Brazil Moto Honda da Amazonia Ltda.

研究開発部門やテストコースも擁し、人材も育成する南米の中核拠点

2本の道路で区切られた三角地区がマナウス工場。敷地面積は80万㎡と広大だ。工場の後方にアマゾン川が見える。

ブラジル独自のスーパーカブ・シリーズであるBizを生産しているのがマナウス工場だ。正式名称はモトホンダ・ダ・アマゾニアという。

その名のとおり世界最大の熱帯雨林地帯を流れる大河アマゾンの中流に位置するマナウス市(人口206万人)にある工場だ。
1976年に操業開始、現在の従業員は 5,600名を擁し、ブラジルのみならず南米ホンダ二輪の中核となる工場である。独自モデルを開発できる研究所と、ブラジルの多様な道路条件を再現したテストコースまでそなえている。

さらにマナウスでは部品調達が容易でなかった歴史などから、 鉄パイプ、ホイール、シートなど通常では協力メーカーに依頼す る材料や部品まで製造している。多くの部品を内製化することに より独自の進化を遂げており、現地ニーズに素早く応えるとともに、調達コストの高いブラジルにおいて全体コストの低減にも寄与している。

マナウス工場のもう一つの特徴は、材料や部品の研究開発、生産を通じてHondaの製造技術者の人材育成をしていることだ。

2017年の年間生産台数は景気下降の影響もあり約73万台だが、最盛期は160万台以上の生産を記録。そのうち約30%がBizシリーズである。

工場の生産ラインを流れるBiz。
(左)工場らしい無駄なく簡素な正門。
(右)訪れる人びとを歓迎し協調と信頼を構築する姿勢を示すように、工場正門にあるボードには、ポルトガル語、英語、日本語で「ようこそ」と書かれていた。

シート下にラゲッジスペースを持った「メットイン・カブ」

ブラジル連邦共和国は南米でいちばん広く大きな国である。国土は日本のおよそ22.5倍で、人口は約2億800万人だ。日本からみれば地球の反対側、時差は12時間(マナウスは13時間)である。

そんなブラジルで生まれたスーパーカブ・シリーズがBizだ。現在のところBiz 110iとBiz 125がブラジルで生産、販売されている。

Biz最大の特徴は、シートの下にフルフェイスヘルメットが収納できる大きさで、10kgまで荷物が積めるラゲッジスペースが設けられていることだ。そのために誰が呼んだか日本でのニックネームは「メットイン・カブ」とも呼ばれている。フロントタイヤは17インチだが、リアタイヤはラゲッジスペース確保と走行性をバランスした、14インチを採用している。

Bizは1998年にブラジル独自モデルとして誕生し、今や南米のスタンダードモデルへと成長した。そのスタイルは女性をメインユーザーとして意識した、洗練されたシャープなシルエットで、ビジネス的ではなく、幅広い層の好みを反映させたタンデムシートのスポーティーなスタイルだ。

メーカー希望小売価格は、Biz 110iが7,636レアル(約221,444円)、Biz 125が9,446レアル(約273,934円)である。

「Bizはとっても『ボニート』で、もう手放せません!」

ステファニー・プリシーラさん(ブラジル・サンパウロ州サントス市在住)

「サントスは大きな港町で、港湾関係組合の秘書をしています。1か月前にBiz 125を新車で買いました。通勤や買い物の足として、これほど実用的で便利、しかもボニート(カッコいい)なモーターサイクルはないと思ったからです。我が家にはクルマも旦那のモーターサイクルもあるのですが、Bizは私専用の乗り物です。白いボディーにブラウンのシートがとても綺麗で気に入っています。Bizに乗って走るのはとても気持ちがいいので雨の日も通勤に使っています。Bizがあると日常生活での移動がスピーティーになるのです。Bizのスピーディーさを知ってしまうと、もう手放せません」