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子どもたちの夢を加速させる
コロナ禍ならではの応援プロジェクト
「The Power of Teen」

企業活動

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生活が一変したこの一年で、Hondaの社会貢献活動もその在り方を考え直さなければならないようになりました。

Hondaは、社会貢献活動のひとつとして“次世代育成”にも取り組んでいます。コロナ禍において、部活動や学校生活の制限によって友人と会う機会が減少するなど、子どもたちの日常生活は大きく変化しました。

こんなときだからこそ、子どもたちに、Hondaが大切にしていることを伝えたい。そのために今Hondaができることはないのか。

そんな想いから、10代の若者の夢を応援するプロジェクト「The Power of Teen」がスタートしました。

※搭乗体験会では、写真撮影時のみマスクを外していただきました。

Hondaの原動力は夢

「The Power of Teen」のプロジェクトの参加募集を開始したのは、2020年9月24日。Hondaの創立記念日にあわせてスタートしました。コロナ禍において「夢」をテーマにした企画を立ち上げた意図を、Honda社会貢献推進室室長の田中真二に聞きました。

社会貢献推進室室長 田中真二(たなか しんじ)
社会貢献推進室室長 田中真二(たなか しんじ)

田中 「Hondaが夢を重視する理由はとてもシンプルで、この会社が夢を原動力にして今日まで進んできたからです。社会貢献活動についても、特に若い世代向けのプログラムでは『夢を持ってもらう』『夢の楽しさを知ってもらう』といったことを強く念頭に置いて取り組んでいます」

Hondaの創業者である本田宗一郎は「私の幼き頃よりの夢は、自分で製作した自動車で全世界の自動車競争の覇者となることであった」と従業員に宣言して、20代中心の若手ライダー・技術者を、世界最高峰のオートバイレースであるマン島TTレースに送り込みました。1959年に初出場、2年後の61年には優勝を果たし、Hondaの名を世界に広めるきっかけになりました。

1959年、マン島TTレースに出場したHondaチーム
1959年、マン島TTレースに出場したHondaチーム

HondaJetも、夢を象徴するものです。1986年、本田技術研究所 和光基礎技術研究センターを設立し航空機の研究を始めた当時は、後にHondaJetの開発責任者となる藤野道格(ふじの みちまさ)を含む小さなチームでした。何度もプロジェクトが頓挫する危機がありましたが、工夫と努力で乗り越えて、およそ30年の月日を経て事業化を実現。
藤野が掲げた夢が、開発プロジェクトメンバーに広がり、それがHonda全体の夢へと大きく育ってきました。日本に初めてHondaJetが降り立った羽田空港には、「Hondaの夢が降りてきた」と目を潤ませる従業員の姿も。
そして、世界中のお客様へのデリバリーが進んだ今、HondaJetは、空への想いを叶えるモビリティーとして、多くの皆さまに愛される存在となりました。

2015年にアメリカで引き渡しが開始されたHondaJet 最大の特徴は、主翼の上のエンジン 機内スペースの最大化、騒音と振動の低減、そして速度アップと低燃費を実現した
2015年にアメリカで引き渡しが開始されたHondaJet
最大の特徴は、主翼の上のエンジン
機内スペースの最大化、騒音と振動の低減、そして速度アップと低燃費を実現した

田中 「夢の力や夢の広がりを次世代に伝えるため、社会貢献活動の中でも、次世代育成という点には特に力を入れています。小学生が“未来にあったらいいな”という夢を描く『子どもアイディアコンテスト』、そして、これまで高校生を対象に実施してきた『TOMODACHI Honda プログラム』では、子どもたちが人との繋がりの中で夢の力を実感していく姿が、私たちにとっても大きな刺激になりました。今回の企画はその実体験からヒントを得てできたものになります」

「The Power of Teen」にかける想い

コロナ禍だからこそ、若い世代に夢の力を改めて伝えたい。
社会貢献推進室の林由佳齊藤紀恵の2人は、どうすればそれが実現できるか、何度も話し合いを重ねました。

社会貢献推進室 林由佳(はやし ゆか)
社会貢献推進室
林由佳(はやし ゆか)

「文化祭や修学旅行、甲子園など。当たり前にあったイベントが中止になったことで、人との繋がりも希薄になり、周りから刺激を受けるような機会も減ってしまったと思うんです。Honda主催の次世代育成イベントも、一部のオンラインで開催したものを除いてすべて中止になりました。そんな中で考えたのが『The Power of Teen』でした」

社会貢献推進室 齊藤紀恵(さいとう きえ)
社会貢献推進室
齊藤紀恵(さいとう きえ)

齊藤 「The Power of Teenの企画を立ち上げたのは20年7月頃。プロジェクト名が決まるよりも先に『夢の象徴と言えるHondaJetへ乗って、ティーンたちに夢の力を体感してほしい!』というゴールは決まっていました。
では、そこに至るまでのカリキュラムで、夢の楽しさやワクワクを伝えるためにどうすればいいのか、オンラインで何ができるのかを考えました。そして、まずは自分で自分の夢を見つめ直して言語化してもらうために、夢を1枚の紙にまとめる『シェア夢シート』を書いてもらうことを決めました」

The Power of Teen 活動のステップ
The Power of Teen 活動のステップ

齊藤 「夢は自分だけのものではなく、他の誰かの喜びに繋がる、ということに気付いてほしかったので、シートには『その夢が叶うと世の中がどう良くなるのか、どう楽しくなるのか』という項目を設けました。また紙では分からない彼らの夢への熱量を知るために、PR動画もあわせて提出してもらいました。動画で少し応募へのハードルが上がったとは思いますが、結果的には60名以上のティーンから、いろんな形の夢を送ってもらうことができました! みんな夢についてとてもしっかり考えていて、こちらが『もっと頑張らなきゃ』と刺激をもらいましたね」

「続いて実施したのが、『シェア夢授業』です。3名の夢のスペシャリスト(藤野道格、佐藤琢磨選手、具智元選手)の話を聞くことで、夢を追求する楽しさを感じてもらう。そして、次は『シェア夢発表会』で自分の夢をプレゼンして、別の誰かを刺激する側に立ってもらう。そういう、夢の連鎖を体験してもらえる流れを組み立てました」

「子どもたちも社会参加できる世界」「図書館を世界の懸け橋に」…。色とりどりの夢が詰まった「シェア夢シート」が全国から集まりました。
「子どもたちも社会参加できる世界」「図書館を世界の懸け橋に」…。
色とりどりの夢が詰まった「シェア夢シート」が全国から集まりました。
「シェア夢発表会」では多くの視聴者に向けて、リアルタイムで自分の夢を発表しました
「シェア夢発表会」では多くの視聴者に向けて、
リアルタイムで自分の夢を発表しました

「夢を考えてまとめて、授業を聞いて、そして大勢の人が見ている中で夢を発表して。そして最後にはみんなでHondaJetのフライトを体験してもらいました。やっぱり、HondaJetに詰まった藤野さんの夢は、実際に乗ってみて体験してほしいと思い、万全のコロナ感染対策を期してリアルイベントを行いました」

HondaJetに触れて、新たな夢が羽ばたく

2021年3月28日。搭乗体験会は北九州で開催。ティーンたちはHondaJetに乗り込むと、感激した様子で機内を見渡しました。

離陸前の機内

そしてHondaJetはいくつもの夢を乗せて、北九州の空をゆっくりと遊覧飛行。

HondaJet
機内からの風景

フライトを終えたティーンたちは、このプロジェクトに参加して、自分がどう変わったかを熱っぽく話してくれました

臼田千優(うすだ ちひろ)さんとお父様
臼田千優(うすだ ちひろ)さんとお父様

「牛も人も幸せな酪農」をテーマに夢を発表した臼田千優さん。コロナ禍により人と会う機会が減った一方で、改めて自分について考えるきっかけができたといいます。

臼田さん 「コロナで、家にいる時間が増えて、将来のことを考えるなど自分自身に向き合うことが多くなりました。そんなときに出会ったのが、The Power of Teen。改めて集中して自分の夢について具体的に考えるきっかけになりました。シートを見たとき、最初はこんなに語れるのかな…と不安でしたが、いざ書き始めるとスラスラと書けて。またそれをYouTubeで発表しましたが、見た人の中に私の夢に共感してくれる人がいて嬉しく思いました」

勇気をもって自分の夢を人に語ったことで生まれた共感の声によって、自信が増したと笑顔で語る臼田さん。HondaJetのフライトでも、新たな発見があったそうです。

臼田さん 「HondaJetに乗って強く感じたのは、開発者のものすごいこだわりです。シートの座り心地もテーブルの手触りも、入ったときの色の第一印象も素敵で、『一体どれほどのこだわりがこの飛行機に詰まっているんだろう』と思いました。
酪農家のこだわりは、牛乳の味に表れるんですよ。美味しい牛乳を作っている方は、やっぱり牛舎の細かいところにまで気を配っているんです。私も、自分の夢には妥協せず、どこまでもこだわってやろうという気持ちになりました」

上野駿介(うえの しゅんすけ)さん
上野駿介(うえの しゅんすけ)さん

上野駿介さんの夢は「アフリカのマイナスイメージを変える」こと。コロナ禍で学校生活は変わってしまったものの、オンラインでの取り組みが増えたことでポジティブな変化もあったそうです。

上野さん 「僕は2020年4月に高校3年生になったのですが、学校行事は軒並み中止になり、楽しみにしていた高校最後の1年間はコロナの影響で期待通りとはなりませんでした。ですが、オンラインが普及したことで、アフリカのような遠い場所の人たちとは、むしろ気軽に繋がれるようになりました。コロナがなければなかった大切な出会いです。このThe Power of Teenでも新たな出会いがありました。ここで繋がったみんなは、これからも夢を刺激し合あったり、支え合ったりできる、かけがえのない仲間になると思います」

フライトでは、同乗して技術者のHondaJetに対する熱い想いに触れて、さらなる刺激を受けたようで、自分の目指す将来像を熱っぽく語ってくれました。

上野さん 「同乗して頂いた、開発者の一人である近藤さんが『人はこれほど熱く一つのことについて語れるものなのか!?』と思うほどHondaJetについて熱心に、楽しそうに話していたのがとても印象に残っています。僕もその分野を極めて、世界で一番語れる人間になりたいし、藤野さんや近藤さんに負けないよう、他の誰かの夢を刺激できる存在を目指していきます!」

※ 近藤順一:Honda知的財産・標準化統括部 チーフエンジニア。Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(本社:⽶国ノースカロライナ州グリーンズボロ市 取締役社⻑:藤野 道格)でHondaJet開発に長年携わる

ティーンの皆さん、ありがとうございました!

創業以来、Hondaは夢へ挑戦することで前へ進み、新たな製品を世の中へ届けてきました。ときには失敗しながらも、皆さまへ喜びを提供できるように日々取り組んでいます。

そして、夢の力を信じて前に進むHondaだからこそ、子どもたちにも将来に向けて羽ばたく手助けができるはず。

誰かの夢が、多くの豊かさや喜び、そして別の夢が生まれるきっかけになることを信じて。Hondaは夢を原動力にこれからも突き進み、広く夢の力を伝えていきます。

※HondaJet搭乗体験会は、新型コロナウイルスの感染予防策を徹底したうえで、緊急事態宣言が明けた2021年3月27日・28日に北九州空港近くで実施しました。
また、今回の体験会は、(株)タカギ様にHondaJetの運行面でご協力いただきました。

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