600ccとは思えない痛快な走り、
手頃な大きさがいい

S600(1965年)オーナー 河野さん

これは1965年発売のS600ですけど、今でも600ccとは思えないような痛快な走りを楽しませてくれます。もっと排気量の大きなクルマにも乗っていましたけど、S600の楽しさにはかなわないですね。もちろん、自分にとってちょうどいい、手頃な大きさということもあります。あと、何と言ってもエンジンが気持ちいい。
もともとずっとHondaが好きで、免許を取って最初に買ったクルマは10年落ちのライフ、360ccのやつなんですけど、そこからずっともうHondaです。
ライフを買った時に、その当時HondaのSF(サービス・ファクトリー)に部品を買いに行ったのですが、10年を超えていたにも関わらず部品もちゃんとあるし、「S」の部品も「注文すれば入りますよ」って言われて。そういう、部品を供給してくれるということがすごく嬉しくて。いつか「S」を手に入れたいと思い続けていて、8年前(2005年)に前のオーナーがレストアしたS600を売ってもらいました。
トランスミッションが2年ぐらい前に壊れましたけど、大きな故障はそれぐらいです。あとはなんとか自分でできる範囲でメンテナンスできるのも「S」の魅力ですね。毎週、土曜日か日曜日のどちらか天気のいい日に走っています。