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●日本のHondaマンの思い出 第一回 最終話 6/9
バイク訓練を単位制にした学校
バイクの免許取得を中心とした安全教育に積極的に取り組んだ生光学園。
本社に戻ったあと、大阪の「ホンダ安全運転普及本部関西事務局」の事務局長に就任しました。そのとき、四国の徳島にある私立生光学園の美馬副理事長の訪問を受けました。お話を伺うと、生徒に安全運転講習をやって欲しいという。そして、きちんとした講習を行い、生徒にバイク通学を許可したいというのです。
当時のほとんどの高校は、いわゆる「三ない運動」の真っ最中。バイクを買わない、乗らない、免許を取らせないということで、高校の中には生徒が免許を取っても3年間預かるところもあった時代です。
 
私は最初「こんな時代にバイクを解禁したりすれば、受験希望者が減りますよ」と申し上げました。しかし副理事長は、「それも覚悟の上だ」とまで言うのです。「では本気で取り組みましょう」と引き受けました。そしてただちに、その学園の幼稚園部門から高校までの全教員を数班に分け、鈴鹿サーキットで3泊4日の研修を行ったのです。昼はバイクの練習で転んだりしながら、夜は理論や生徒講習のグループ討議です。むろん、バイクに触ったことのない先生まで、実際に乗ってもらったのです。
 
そして学校に戻り、校庭に指導のためのコースをつくり、学園は教習用のバイクを10台購入しました。そして、バイクの安全講習を教育の一貫として取り入れたのです。実技だけではなく、英語ではバイク用語を、物理ではブレーキの制動距離や遠心力などを、国語では交通法規などを、その他数学、社会、体育すべてにわたってカリキュラムを組み上げたのです。幼稚園から中学までは自転車での実技訓練を取り入れ、救急処置の訓練で人命の尊さを学びました。そして、講習で合格すれば免許取得を許可する。免許が取れればバイク通学も許可するという具合です。一方で、先生は通学時間に通学路で交通指導に当りました。学園全体で年に一度、交通安全のシンポジウムまで行いました。
家庭で無口だった生徒が、家族とコミュニケーションを取るようになったり、卒業生が学校を訪ねてくるようになるなど、生徒を中心に学校と家庭との風通しもよくなりはじめたのです。
 
数年後、学園の「安全運転教育」は救急法も含めて週1時間の単位制にまでなりました。あれから19年の歳月が流れて、今は改めて卒業間近で四輪免許を取得する生徒の希望者の中から許可基準をクリアした生徒が鈴鹿サーキットで講習を受ける計画が組まれていると聞きます。あの受講生の真剣な目は、今でも忘れられない感動です。
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