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山野哲也のチャンピオンストーリー vol.3 1/2
S2000で劇的な勝利を納めた2000年シーズンが終わった。チャンピオンを獲得したら、また新たなクルマでチャレンジを行うのが山野選手の信条である。しかし、激しい闘いの末に栄光を獲得したにも関わらず、彼はS2000の熟成に関して充分に納得していなかった。2000年の最終戦は困難な状況のなかで勝てたとはいえ、オーバーステアには依然として悩まされていたのだ。もう一度S2000のセッティングに没頭したい。それに、他にS2000で参加している選手もおらず、S2000が増加する2年目に自分のS2000が速いということを証明するためにも、もう一年やる必要があると山野選手は判断した。

そしてシーズンオフにまたもテストを重ねた。そのテストのひとつとして、ハードトップをつけて走ったことがあった。結果、タイムもトラクションもよくなった。そこで、ボディ剛性をもう一度改めて高めていくことにしたのだ。ロールバーをそれまでの4点式から6点式へ。溶接部の補強も徹底した。そして2001年の第1戦に臨んだ。しかし、クルマが言うことをを聞かない。アンダーオーバーが激しくとても走れたものではなかった。こんな症状は今まで出たこともなく、金曜、土曜と試行錯誤を試みたものの結局最後まで直らなかった。それでも何とか2位を獲得するところがすごい。思い通りにならないマシンをどうにかねじ伏せる山野選手のテクニックがあればこそだった。
原因不明。山野選手もメカニックもお手上げだった。しかし、原因は単純なことにあった。サスペンションのアライメントが間違って設定されていたのだ。山野選手は愕然としながらも思った。他のクルマならアライメントを少々間違えてもそこそこは走る。しかし、S2000は山野選手のテクニックを持ってしても、とても走れた状態ではなかったという。事実出走を取り止めようかと真剣に考えたほどだ。つまりS2000は、フォーミュラカーのようにセッティングに対して繊細なクルマなのだ。逆を返して言うと、それほどバランスが高い次元で取られているクルマということを思い知らされたのだ。

そしてもうひとつ、この第一戦には面白いエピソードがある。言うことを聞かないS2000で何とか2位のタイムを獲得したあと、2本目は何と雨に。逆転は不可能な状態となった。マシンの調子の悪さに、珍しくファンサービスを行わないほど不機嫌になっていた山野選手はこの雨でキレた。
「どうせ今日は逆転できない。ならばあきらめるしかないじゃないか。だったら、観客をあっと言わせる走りをしてやろう」
滑る雨の浅間台で、「俺はこれだけマシンコントロールができるんだ」という所を見せるべく、クラッシュ覚悟で吹っ切れた走りを演じた。ストレートでも横を向くようなアグレッシブな走りに、観客は息を呑んだ。併催されていたドリフトイベントの観客も、山野選手の走りに喝采を贈った。タイムも他のクルマより2秒も速かった。これは相当のインパクトだったらしく、今でも「あのときは凄かったですね」と、観客から言われるという。怒りを積極的な方向に爆発させ、わだかまりを残さない。常にポジティブでチャレンジすることを信条とする山野選手らしいエピソードだ。↓



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