NSX名場面集 VOL.31994年 初開催の“フィエスタ”でル・マン報告会#イベント #TYPE R #Type S #NSX
2005年制作コンテンツ

クルマというハードだけでなく、走りを楽しむ場を提供するというソフト面でも新たなチャレンジを行ったNSX。デビューしてから1年もたたない1991年に、鈴鹿サーキットを舞台とし、NSXオーナーズ・ミーティングを開催した。このミーティングは、サーキットなど走ったことがない方々でも安全に楽しくNSXの限界の走りを体験していただき、NSXの奥深さ、走りの楽しさを味わっていただくというものだ。事実、「NSXのようなスポーツカーもはじめてならサーキットもはじめて」というオーナーが参加し、目からウロコ状態でサーキットドライブをエンジョイされていたのを何度も目にした。
翌1992年には、「NSXオーナーズ・ミーティング・スペシャル」と称して、年末に全国のNSXオーナーが集うイベントを開催。そのイベントが1994年から「NSX fiesta(NSXフィエスタ)」として開催されるようになったのだ。初開催のNSX fiestaのパーティで、その年世界最高峰のスポーツカーレースであるル・マンに参戦した面々が、トークショーを開催した。その模様をとらえたのが上の写真。ル・マンに参戦した3台のNSXは、初参戦ながらすべて完走。トークショーも大いに盛り上がった。

そして、もう1枚の写真は、同じく1994年のNSX fiestaで、参加者のNSXのステアリングを握り同乗走行を行った高橋国光氏のスマイル。ヘルメットには、マイクとドリンクチューブが装備されている。これがル・マンのときに使用したヘルメットであるかはわからないが、まさにサーキットからそのまま持ってきた状態のようだ。同乗走行では、颯爽とオーナーのNSXに乗り込み、数え切れないほどのオーナーを乗せ、鈴鹿を限界のスピードで走行してきた。サービス精神満点、NSXを愛し、いつも笑顔の“国さん”。欠かせないゲストとしてNSX fiestaに参加し続けている。

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