Hondaはいつの時代でもクルマの楽しさを追い求めている。
環境性能が重要となるこれからの時代にも、胸を張ってスポーツドライビングを楽しめるクルマをつくりたい。そうした想いが、独創のハイブリッドスポーツ、CR-Zを生み出した。
環境性能を競うものはあっても、走りを楽しむハイブリッドカーなど、我々Hondaが挑まなければ世に生まれて来ないはずだ。エコカーであっても、ワクワクするようなクルマ本来の楽しさがなければHondaがつくる意味がない。そうした熱い想いもCR-Z誕生の背景にはあった。
マニュアルトランスミッション車が稀少となる時代でありながら、ハイブリッドカー世界初の6速マニュアルを採用し、操る喜びの追求にこだわった。また、ステアリングにあるボタンを押してアクセルを少し踏み足すと、モーターアシストによって 瞬時に力強い加速性能を発揮。高速道路の合流などをスムーズにしてしまうレーシングカーのオーバーテイクボタンのようなPLUS SPORTシステムを搭載する、他にはない、ユニークでチャレンジングな開発も行った。
もちろん、メカニズムの高効率化、軽量化、空力性能の向上などにより環境性能と走りの楽しさを高次元で両立させている。ハイブリッドの時代にあってもHondaは、スポーツ360の開発以来の信条である「乗ることの愉快さ」を、異次元のレベルで求め続けているのだ。