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Hondaの取り組み

2021.03.31 update

「第11回[国際]スマートグリッドEXPO」へ出展。Honda Mobile Power Pack e: Prototypeをはじめとした電動化技術を搭載した様々な機器を展示。

2021年3月3~3月5日、東京ビッグサイトで開催された「第11回[国際]スマートグリッドEXPO」にHondaが出展。今年発売予定となる「Honda Mobile Power Pack e:」のプロトタイプや昨年発売の「Honda e」、電気自動車から電気を取り出して活用できる「Power Exporter 9000」などを展示しました。
また、トヨタ自動車株式会社と共同で実証実験を行っている「Moving e」の紹介として会場に燃料電池バスを展示し、会場で注目を集めました。

Honda e: Technologyを搭載した機器を展示し、Honda eMaaSの世界観を訴求

スマートグリッドEXPOはリード エグジビション ジャパン株式会社主催のスマートグリッド/VPPなど、次世代電力システムに関する国際商談展です。今年は第11回目となり3日間で約3万人近くの来場者が集まりました。

HondaはHonda Mobile Power Packを中心しとしたカーボンニュートラルに向けた取り組みや、それを実現するための電動化技術「Honda e: Technology」を搭載した様々な機器を展示し、Honda eMaaSの世界観をお客様に訴求しました。

ブース内には昨年発売の「Honda e」に外部給電器「Power Exporter 9000」を実際につないで電気を取り出している様子や電動バイク「Gyro e:」に「Honda Mobile Power Pack e:」が積載されている様子などが展示されました。

また、インドで実証実験中のバッテリー交換式の電動三輪タクシー「E-AUTO(イーオート)リキシャ」も展示されていました。こちらは「Honda Mobile Power Pack e:」を原動力としておりバッテリーシェアリングの事業化を目指してTORK Motors(トルクモータース)社が開発したもので、実際にトランクにはバッテリーが積まれている様子も展示されていました。

ブースの中央では「Honda Mobile Power Pack e: Prototype」についてのプレゼンが行われ、Honda eMaaSの世界観とどのようにして製品を活用していくのかを来場者に伝えました。

市販予定の電動バイク「GYRO CANOPY e:」と「GYRO e:」を実車展示
実際に電動バイクからバッテリーを取り出す様子も実演展示された。
ブースの壁にはHondaの目指すHonda eMaaSの考え方を来場者にパネル展示。
今回の展示の目玉でもある「Honda Mobile Power Pack e: Prototype」
昨年発売された「Honda e」も展示され、実際に「Power Exporter 9000」とつなぎ、給電している様子も展示された。
インドで実証実験中の電動三輪タクシー「E-AUTO」の実車展示。
「Honda Mobiile Power Pack e:」を用いた課題解決について説明する本田技術研究所 林田

お客様への説明を担当していた本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所の林田匡史が「ブースの見どころは、カーボンニュートラルに向けたHondaの取り組みと、それの実現に向けたHonda eMaaSの世界観を感じてもらうために趣向を凝らした展示方法です。Hondaの思い描くクルマの未来を感じ取ってもらえるような構成にしています。」と語りました。
また、来場者からも大きな関心を持ってもらえているようで、実際の製品を見てスタッフに質問をしたり、説明を熱心に聞いているお客様も多く見受けられました。

更に林田は「Hondaの今後の課題は取り出した電気をどのように運ぶのかという点です。今回展示の「Honda Mobili Power Pack e:」や「Power Exporter 9000」、「Lib-AID E500」は課題解決のための第一歩となっています。」と話しました。
林田はこのほかにも、これらの製品は災害時にのみ活用するのではなくお客様の普段の生活の中でも活用いただけるということを、広く訴求することも課題であると語りました。有事平時切り分けずHondaの商品がお客さまの生活を豊かにする、いわゆる「フェーズフリー※」を実現するために、今後も実証実験や製品の開発を行い、カーボンニュートラルの実現を目指します。
※平常時、災害時の2つのフェーズを取り払い普段使っている製品が災害時、適切に使えるようにするという考え方

移動式発電・給電システム「Moving e」のシステム、活動について実際の燃料電池バスを展示して訴求

バスの横には「Moving e」の実証記録が動画で紹介され注目を集めた
動画と合わせてパネルでも実証記録が展示され、これまでの活動を訴求した。
バスの社内には「LiB-AID E500」をはじめとした製品の展示やカタログが置かれていた。
バスの前方には製品の展示、社内で担当の話を聞いたり商談をする様子も見られた。
場内に丸々1台設置された燃料電池バス「CHARGING STATION」。インパクトもあってか常にバスの周りは人が立ち止まり関心を集めていた。
バスの後部では「Power Exporter 9000」をつなぎ給電している様子も展示された。
バスの後部の給電口。実際の給電口をまじかに見ることができる新しい展示。

他にも併設されていたブースではトヨタ自動車株式会社と共同で開発している、「Moving e(ムービングイー)について展示が行われました。
「Moving e」は大容量水素を搭載する燃料電池バスと、可搬型外部給電器・可搬型バッテリーを組み合せた移動式発電・給電システムで、災害時などに家庭や避難所に電気を届けたり、平時にもイベントに活用することができます。
現在は実証実験としてニーズや使い勝手を検証しています。

ブースには燃料電池バス「CHARGING STATION」が展示され、実際に可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」に給電している様子も見ることができました。
また、バスの中に入ることもでき、中には「Lib-AID E500」が積まれている他、「Moving e」についての映像やカタログがおかれており、バスの中で商談をされている光景も見られました。

会場内にバスを搬入しているインパクトは強く、終始バスの周りには来場者が多く集まり、スタッフの話を聞いたり、写真を撮っている人がいました。

「Moving e」の説明を担当していた本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所の曽根 崇史は去年の8月に「Moving e」の発表をしてから半年が経ち、この半年間で行ってきた活動を来場者の人達に伝えたいと語ります。

また、展示会に出展してみてまだまだこのシステムを知らない人が多いという印象も受けたとのこと。
外部給電器や蓄電機などの製品は有事のために買おうとすると金額が高いと思われてしまうので平時でも使えますよというのを展示会やイベントで訴求することで購入の士気を高めたいと語りました。

モビリティとエネルギーの連携 Honda eMaaS Caseに加えるべき要素”e”

展示会ではブース展示の他に、セミナーも開催され最新の製品や技術情報をセミナー形式で紹介されました。
展示会3日目には本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 岩田和之も登壇し、モビリティとエネルギーの連携 Honda eMaaS Caseに加えるべき要素”e”というテーマで人々への自由な移動の提供、再生可能エネルギーなどの利用拡大によるカーボンフリー社会の実現についてセミナーを行いました。

会場には密とならないよう席を空けつつも多くの聴講者が集まりHondaの目指す方向性や実証実験に耳を傾けました。

「我が社の事業は二輪、四輪、汎用製品と多彩な製品を取り扱っているが、そこが他社と比較してユニークなところだと私は思います。 HondaのeMaaSという概念は、これらの製品を再生可能エネルギーと、IoT技術でつないで環境に貢献してくことに重きを置いています。」と語りました。

また、既に実証実験も展開しており、電動車を停車中に蓄電機、発電機として電気を取り出すことのできる外部給電器「Power Exporter 9000」、モビリティだけではなく様々な用途に対応できる着脱式可搬型バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」など、環境に優しい電気の利用を可能にするエネルギー技術・サービスへの取り組みを、実際に動画で利用シーンや製品と共に紹介しました。

まとめでは、今後はCO2削減のために、四輪車に限らず、様々なモビリティや製品の電力化は加速されていくものの、真の環境貢献のためには上流のエネルギーを再生可能エネルギーにしなければ意味がないとし、電気自動車はバッテリーのコストダウンと共に普及が予想されるが、航続距離・充電時間・コストの課題は残るため、適材適所・用途に見合った設計が普及を促進するとのことでした。

また、「「Honda Mobile Power Pack e:」をはじめとした着脱式バッテリーの採用及び社会的バッテリーシェアリングによってこれらの課題を解決できる可能性があり、更にはこのバッテリーを再生可能エネルギーと連携させてバッテリーの社会的稼働率を向上させることによって車両からのCO2削減だけではなく、社会全体のCO2削減に貢献できる可能性がある。」と語りました。

最後に、「電動車をはじめとした製品の普及には課題が残るものの「走る電源」として従来のクルマにはない価値の提供が可能になるが、災害やパンデミックに備えて平時にも使用可能な顧客のニーズの掘り起こし、訴求認知が重要だと考えています。」と語り講演を締めくくりました。

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