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タイの交通事情

 タイは、ASEAN諸国の中でいち早くモータリゼーションが進み、バイクの爆発的な普及に続いて、都市部を中心にクルマの普及も急ピッチで進んでいる。それに加えて、バイクに人を乗せて走るオートバイタクシーなど、この国固有の乗物も広く普及しており、バンコクなどの都市部では、渋滞が深刻な問題となっている。

 こうしたなか、交通事故も頻繁に発生し、交通事故死者数はこのところ、年間で1万人程度。タイ政府も2021年までに交通事故死者数を半減させることをターゲットに、公共交通の導入、道路交通インフラの改善、国民への交通安全教育・啓発などに熱心に取り組み、事故削減への努力を続けている。

【タイの交通事情】

Hondaの取り組み

 タイにおけるHondaの販売会社A.P. Hondaが設立されたのは1986年。設立と同時に、安全運転普及活動にも取り組み、その後は一貫して、この国の交通安全教育分野でパイオニア的な役割を果たしてきた。国や自治体と緊密に連携しながら、ライダーのための実践教育から、子どもや市民への安全教育・啓発活動まで、全国的に幅広く活動を展開しており、これらがすべて高いレベルで定着している。

<活動拠点プロファイル>
A.P. Honda Co., Ltd.
2010年販売台数 約130万台
販売店網 二輪販売店 約1,000店
Safety Riding Promotion Depts.
所在地 サムロン、バンコク
スタッフ数 25人
【A.P. Honda】

活動の歴史と現状

<歴史>
1986 A.P. Honda設立
1989 安全運転普及活動スタート
1994 Safety Riding Center設立
1997 警察局と共同でバイクによる交通事故の研究をスタート
2001 Safety Riding Centerを新たにオープン
2003 二輪免許取得時講習の公式施設として認定を受ける
2007 Road Safety for Kidsスタート
2009 バンコクにあらたにSafety Riding Center設立
2010 Zero Accident Campaignスタート
<指導員教育実績 2010>
◆インストラクター、サブインストラクター養成 約800人
<動員実績 2010>
◆普及人数 約34万人
・PDSA 約102万人
・販売店での講習会(Introduce Course) 約35万人
・一般向け実技講習(Basic Course) 約22万人
累計総動員数(1989〜2010) 約1,500万人

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交通教育センターの活動

交通安全教育のリーダーとして、タイ社会に貢献

 東南アジアで初めての交通教育センターとして、タイのSafety Riding Centerが設立されたのは1994年。以来、Hondaの販売会社のインストラクター養成のほか、警察、政府機関の職員、学校の先生の指導、さらには、子どもや青年に対する交通安全指導など、あらゆる活動を長年にわたり展開してきた。2003年には、民間として初めて免許取得時講習の公式施設として認定された。2007年にはバンコクにも新たにセンターを設立し、さらに活動の幅を広げている。

 
【SAMRONG Safety Riding Center】   【BANGKOK Safety Driving Center】

 また、A.P. Hondaだけでなく、現在全国9カ所で販売店がSafety Riding Centerを持ち、主にお客様への実技トレーニングを提供している。さらに12カ所の行政機関によるSafety Riding Centerの設立にも協力し、まさに国単位での教育インフラの拡充に貢献している。

 

国と密接に連携し、タイにおける交通安全教育の基盤を確立

 タイにおける活動の最大の特徴は、国や自治体と協力関係を築き、一企業の枠を超えて、国全体の交通安全普及活動に貢献している点にある。その先駆けとして、1997年には、バイクによる交通事故の共同研究を警察局と進め、Safety Riding Centerの教育プログラムも、その結果を踏まえて開発されたものだ。このプログラムは、その後も繰り返し改善を試み、事故実態を踏まえた実践的な内容となっている。

<交通教育センター体制>
SAMRONG Safety Riding Center
設立 1994
所在地 サムロン
スタッフ 12人
インストラクター 5人
総面積 約15,000m²(コース部分約9,700 m²)
BANGKOK Safety Driving Center
設立 2009
所在地 バンコク
スタッフ 12人
インストラクター 8人
総面積 約33,000m²(コース部分約20,000 m²)

 

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販売店での活動

地域の交通安全教育をけん引するHonda販売会社

 タイでは、Hondaの二輪販売会社が、地域の交通安全教育の担い手となっている。Hondaユーザー向けの店頭アドバイスや、実践的な乗り方指導を徹底させているのはもちろん、地域住民のための安全イベントを開催したり、企業や団体、子どもたちへの普及、また、指導員の養成も積極的に展開している。こうして、販売会社自身が自律的に安全普及に携わり、活動がしっかりと定着している。

 
 
 
<販社活動体制>
インストラクター 1074人
サブインストラクター 2724人

拡大する販売会社の活動

A.P. Hondaは近年、販売店による交通教育センターの設立を、強力にサポートしている。今では全国に計9か所のHonda交通教育センターが誕生。それぞれが充実した施設のもと、実践的な交通安全教育を提供している。これらのセンターは、地域の交通安全を支える重要な拠点となっており、免許取得時講習やお客様、地域のライダー向けスクール、子どものための交通安全教室の開催まで、「安全」の輪を効果的に地域に浸透させている。

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地域に根ざした生涯教育活動

1.子どもたちへの交通安全教育

 A.P. Hondaでは、文部省や運輸局と連携し、子どもを対象とした交通安全教育プログラム「セーフティ・フォー・キッズ」を開発し、展開している。交通教育センターや、Honda販売会社のインストラクターが指導者となり、5〜11歳の子どもたちを対象に、子どもたちに楽しく学べる教育を提供している。

 このプログラムは、日本で開発された交通安全教材「あやとりぃ」を参考に開発されたもので、校庭などで自転車に乗りながら、交通ルールや安全な道路の横断などを学ぶもの。こうした活動を定着させることで、Hondaは広く地域社会に貢献している。

 

2.青少年への交通安全教育

 A.P. Hondaでは、新たな取り組みとして、「1 Dealer 1 School」プロジェクトを開始した。これは、販売店が地域の職業訓練学校と一対一で提携し、サービス研修の提供やエコラン参戦などのサポートに合わせて、同時に安全運転講習会も実施して、提携している学校をトータルにサポートしていく仕組みである。数年後までに300校との提携を目指している。

 

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教育プログラム・機器・教材等の開発

政府の交通教育プログラムや、施設設計も支援

 A.P. Hondaでは、各種の交通安全教育プログラムなどを独自開発し、販売会社を通じて展開しているが、こうした自前の教育ソフトの開発だけでなく、国が進める交通安全教育プログラムの開発や、交通教育施設の設計にも関わり、大きな役割を果たしている。

 防災局の交通安全教育センターの設立ならびに、そのプログラム開発への協力などは、その代表例である。また、1994年に設立されたサムロンのSafety Riding Centerはタイ政府公認の安全運転教育施設第一号となった。そこでの運転免許取得時講習の実績が評価され、後に免許証引き換え証明書が発行できる施設になるなど、運転免許制度の整備の面で大きく貢献した。

 A.P. Hondaが使用している各種教材類やパンフレットには、関係政府のマークが印刷されており、A.P. Hondaの活動が国家からも認められ、信頼を得ている証とも言える。

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広報・認知・渉外活動

交通安全イベントやキャンペーンを、積極的に展開

 国民への交通安全啓発においても、A.P. Hondaは国と密接に連携し、活動を展開している。たとえば、2002年から政府とともに展開した「飲酒運転撲滅キャンペーン」などは、非常に大規模なものであり、タイにおける交通事故削減に大きく貢献した。近年は「Zero Accident Campaign」を展開し、政府とともに交通安全に向けた包括的な取り組みを実施している。例えば、ヘルメット着用100%を目指す訴求活動として国家首相を招いてのPRイベントの実施、個人や団体へのヘルメットを大量に寄贈するなどの活動を継続している。また、有名なミュージシャンを起用し、TVでキャンペーンソングをCMとして放映したり、各種イベント、販売店でのプロモーションを通じて広く世の中にZero Accidentを訴求している。

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