グラウンドを利用しない時間を有効に使って整備。
滋賀大学彦根キャンパスでは、運動部が使うグラウンドを学生支援課で管理しています。ラグビー部やサッカー部が練習するエリアは天然芝になっていて、私たちがその整備担当になったとき、すでにグラスミーモは導入されていました。なので、芝の手入れに関しては“先輩”ですね。
グラスミーモを稼働させるのは、練習が終わった後の夜間と、練習のない休養日。練習に打ち込む学生たちと入れ替わるかたちで、2台が静かに作業を始めます。稼働する時間や曜日などをグラウンドの利用状況にあわせて設定できるので、毎日確実に整備することができています。
時間になれば自動でスタートして、終われば自動で充電ステーションに戻ってくれる。稼働時間を変更したいときはスマホからかんたんに設定更新できる※ので、わざわざ操作しに行かなくてもいい。よく考えたら、すごく便利ですよね。
もし自分たちで整備をするとしたら、たまにある休養日の日中になると思いますが、それだとこまめには刈れないので芝が伸びてしまうし、天候や他の業務が理由で作業できないときもありそうですよね。かといって練習が終わるのを待って夜遅くまでやるのはなかなかつらいし、貴重な練習時間を削ってグラウンドを空けてもらうのも申し訳ないし。そういうスケジュール調整の悩みを経験しなくて済んでいるのは、グラスミーモのおかげですね。時間を有効的に使いながら毎日の整備を継続できるところが、とてもおすすめだと思っています。
※専用アプリ「Mii-monitor」が必要となります。
もともとは土だったグラウンドを2013年に天然芝にリニューアル。2台のグラスミーモは、
それぞれの稼働エリアを認識して正確に作動。
充電ステーションは仲良く並んで設置。夜の稼働時間になるまで待機中。
初めてでも操作がかんたん。スマホ連動なのも便利。
グラスミーモの担当になるまで、ふたりともロボット芝刈機を使ったことがなかったので最初はすこし戸惑いました。でも、使い勝手が良くて操作方法もかんたんなので、すぐに慣れましたね。刈るのも充電も自動でやってくれるので、ほとんど手がかからないんです。
誰でも使いやすいことって、すごく大事ですよね。性能が良くても、操作が難しかったり面倒だったりすると使うのが億劫になってしまいそうですが、グラスミーモなら大丈夫。たとえば今後、新しい担当者に変わることがあっても、スムーズに引き継ぎできると思います。かんたんに使えるとわかっていれば、いつでも安心して担当することができますね。
それと、スマホ連動※していて、アプリでいろいろな操作や設定ができるところも便利です。いつでも稼働状況がチェックできるので、他の業務で忙しいときなどは特に助かりますね。しっかり働いてくれるのを手元で確認するたびに、安心できています。
※専用アプリ「Mii-monitor」が必要となります。
「初めてでもすぐに使いこなせました」と話す荒川さん。
校舎内での業務の合間に、稼働状況をチェックする植田副課長。
常に寄り添い、見守ってくれる。徹底したサポートの頼もしさ。
当時、グラスミーモを初めて使うことになった私たちをサポートしてくれたのが、Hondaの認定販売店の山田さんでした。わからないことや不安なことがあって連絡するとすぐに様子を見に来てくれて、的確なアドバイスをしてくれて。今もずっとお世話になっています。
2台の作業エリアが隣接する部分の刈り残しが気になると相談したときも、信号を発信する地中のワイヤーを芝の植え替え中に誤って切断してしまったときも、駆けつけて来てあっというまに対応してくれました。知識と経験が豊富で機械にも詳しいエキスパートなので、私たちでは気づけないような小さな違和感も見逃さず、大きなトラブルにつながらないよういち早く手を打ってくれていたりもして。困ったときはなんでも相談できる、そんな心強いサポートがあるおかげで、ふだんから安心して業務にあたることができています。私たちと販売店さんでひとつのグラスミーモ担当チーム、そんな気持ちでいますね。
楕円形の芝生エリアのうち、長方形のラグビーコート1面分をグラスミーモで整備。範囲外のみ乗用芝刈機で刈っている。
いつも良いコンディションで練習できる。
その当たり前は、グラスミーモのおかげ。
グラスミーモの便利さや頼もしさが当たり前になっている私たちですが、ときどき改めて気づかされることがあります。たとえば、晴れた日の朝に用事があってグラウンドに立ち寄ったとき。夜のうちに刈りそろえられた芝生が青空の下にきれいに広がっているのを見ると、暗い中で黙々と動き回って仕事を完遂してくれたんだなあと、健気に感じますね。
夏場もそうです。楕円形になっている芝生エリアの曲線部分はグラスミーモの稼働範囲外なので乗用芝刈機で刈るんですが、このちょっとの部分だけでも暑い日はけっこう大変で。たとえ短時間の作業でも、熱中症の危険を感じることがあるんです。あの炎天下で、7000㎡以上ある芝生エリア全面を自分たちで刈ることになったら・・・想像するだけでちょっとおそろしいですね。そんな過酷な作業を代わりにこなしてくれていると思うと、助けてもらってるんだなと実感します。
芝グラウンドの手入れは、刈り込み以外にも散水、荒れた部分の補修、薄くなった芝の植え替えなど、さまざまな作業があります。グラスミーモが刈っているそばで私たちが水をまいたり、段差や穴を埋めていたりすることもあって、そんな時は一緒に働いている同僚のような感覚になりますね。だんだんと愛着も湧いてきます。
でも、私たちやグラスミーモが日頃どんなふうに整備をしているか、ほとんどの学生は知らないでしょうね。芝の状態が良くて当然だと思ってる感じがするし、もしかしたらそれを気にしたことさえないかもしれない。なにも言われないのは不満や苦情が特にないことだろうと受け止めれば、それで十分かなと思います。ただ、詳しくは知らなくても、「そういえばいつも芝の状態がいいな」とか「今日も思い切り練習できたな」とか感じてもらえていたら、うれしいですけどね。
使う人が気にならないくらい、いつも芝のコンディションが整っている。管理する人が負担に感じないくらい、いつも自動で作業が行われている。どちらも当たり前になっているけれど、実はグラスミーモのおかげなんですよね。そんなありがたい「当たり前」がこれからも続くよう、私たちも役割を果たしていきたいと思っています。