2007/12/01 息子から父へ |
TAORS さん (男性/愛知県) |
イーハトーブ125 |
一昨年他界した父、私の記憶の中に生き続けている父。
父の背中を見て育った私は自分でも気が付かない内に趣味まで似ているようだ。タイヤの付く物は全て泥臭いオフロード一色。中学生の頃、近くの川原で父のバイクに乗らせて貰った。免許を取ってすぐに父のバイクで初めて公道の風を切った。ミラー越しに見えた父の優しい笑顔が懐かしい。
「父さん、ぼくは今、少しは貴方に近づいたかな」最近ふとこんな事ばかりを思う。
「父さん、ごめんね、ありがとう。」もっと一緒に居る時間が欲しかった、神様とは意地悪な方だ。バカ正直な真面目すぎる私の父を早々と連れて行った。余りにも唐突だった、信じられなかった。
あれから2年経つ、未だにしてやれなかった事が多すぎたのが無念である。
今、私は自分の家族に囲まれて幸せです。それも全ての根底に貴方が居たからだと思います。この今、生きている自分に何が出来るか、子供達に何を伝えられるか、、、。
今年も冬の寒さの中を鼻汁垂らして走り、貴方以上の馬鹿になるつもりです。