須藤英一(フリー・カメラマン)
1956年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンとなる。1985年雑誌『アウトライダー』にてツーリング写真の撮影を開始。以後日本の道、風景を撮りつづけ、現在にいたる。2002年長年の取材経験をもとに「日本百名道」(大泉書店)を発表。
日本一の山、富士山。だれでも一度は行ってみたいと思う場所だろう。しかも富士山周辺は富士五湖から箱根や伊豆とツーリングポイントがたくさんある。そのうえ、富士山を一周してみるとわかるが富士山はどこから見てもほとんど同じ形で見える。だからどこから撮っても美しさに変わりはない。この日本一の山を見ながら愛車と共に写真を撮ってみるのもおもしろい。

Point1
湖越しに富士山と撮る
Photo01 Photo02
↑ 富士五湖は湖越しに富士山が見えるので、なかなかいい撮影ポイントだ。 この写真は西湖で撮影したもの。
標準レンズで撮影するとだいたいこんな感じになる。
同じ西湖だが今度は望遠レンズを使って富士山が画面の中で大きくなるようにした。 そのために写真は縦位置になった。 →

Point2
富士山を一望できる場所で撮る
Photo03 西湖の近く国道139号線にある道の駅の裏手で撮影した写真。
富士山が近いので、広角レンズでも十分富士山が見える
しかし晴れていても雲で富士山が見えなくなることがよくあるので、シャッターチャンスを逃がさないように。

Point3
それぞれのビューポイントで富士山と撮る
富士山のまわりには、多数のビューポイントが存在している。そこでいろいろな場所で撮影した写真をここで見てみよう。 ちょうど今頃は年賀状作りに追われる時期。 その素材として富士山と愛車の写真を使用するのもいいかもしれない。
Photo04 山中湖
山中湖の東にあるパノラマ台で撮影した富士山。
ここは日の出の頃、富士山が赤く染まるのでカメラマンには有名な場所
富士山と山中湖が一つの画面に収まるのでぜひ挑戦してみよう。

忍野八海
忍野村の忍野八海も富士山のビューポイントの一つ
しかし忍野八海は集落の中なのでバイクの撮影は難しい。でも少し離れればすばらしい農村風景が広がる。

ちなみに、この写真は8月9月頃に撮影したもの。まだ富士山に雪がないのがちょっとさみしい。
Photo05

Photo06 太郎坊
御殿場から県道23号線を上っていくと太郎坊という富士山の登山口がある。ここから眺める富士山はかなり近く、美しく広がった富士山の形は見えないが、間近な富士山を撮影できる。

この写真では望遠レンズを使い、富士山の迫力を出してみた

十里木高原
富士山の南にある十里木高原で撮影した写真。太郎坊と比べるとかなり離れた場所なので、富士山の形がよく見える。
標準レンズでも十分富士山を写すことができるポイントである。
Photo07

箱根ターンバイク : 大観山
箱根も富士山を撮影するにはいいポイントがたくさんある。箱根ターンパイクを上った所にある大観山富士山と芦ノ湖を見るビューポイントだ。駐車場の端にバイクを止めて富士山と芦ノ湖の両方を狙ってみよう。
Photo08

Photo09 芦ノ湖スカイライン : 三国峠
芦ノ湖スカイラインは走りながら富士山が見え隠れするすばらしいツーリングロードだ。

ここで撮影するには三国峠がいいだろう。
パーキングも広いので望遠レンズでも写しやすい。

伊豆スカイライン
富士山からちょっと離れるが伊豆スカイラインからも富士山を写すことができる。
熱海峠から南へ進むと玄岳ICがある。この前後が富士山を写すポイントになる。
富士山から離れてしまうため、撮影は望遠レンズを使用するのがいいだろう。

※この写真は、200mm望遠を使って撮影したもの。
Photo10

Photo11 富士スバルライン
富士スバルラインを上ってしまうと富士山の撮影は難しい。5合目まで行くと富士山の形がほとんどわからなくなる。

※この写真は、5合目で広角レンズを使って撮影したもの。

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