Hondaパワープロダクツの様々な取り組みやニュースを、
取材を通してご紹介します。

パワープロダクツ The Topics

ジャパンインターナショナルボートショー2025に出展

第64回目を迎えた「ジャパンインターナショナルボートショー2025」が、3月20日から23日まで神奈川県横浜市のパシフィコ横浜(屋内展示会場)と、横浜ベイサイドマリーナ(大型艇係留展示・体験乗船会場)で開催されました。4日間の総来場者数が45,000名を超える大規模イベントに、Hondaは革新と楽しさを詰め込んだブースを出展しました。

今回のHondaブースのコンセプトは、足を踏み入れるだけで楽しさを体感可能なイメージを目指し、コンセプトを『エクスペリエンス』『ジョイフル』『アフォーダブル』『ストーリー』という4つのキーワードをもとに展開。『エクスペリエンス』は体験、『ジョイフル』は楽しさ、『アフォーダブル』は手軽さ、そして、『ストーリー』で構成しました。


Hondaブースでは、フラッグシップモデルの「BF350」をはじめとして、2025年1月に開催されたドイツのデュッセルドルフ・ボートショーで世界初出品した「BF300」や、2月にアメリカのマイアミ・ボートショーに世界初出品した大型船外機「BF250」と「BF150」を参考展示しました。

また、2馬力の「BF2」から「BF9.9」「BF20」「BF30」などの小型船外機や、「BF50」「BF60」「BF100」などの中型クラスの船外機も展示し、Honda船外機の最新ラインアップを紹介しました。

さらに、BF135、BF250、BF350を実際に搭載した3艇を展示することで、間近で臨場感を確認いただける展示も実施しました。

BF350を搭載したAXOPAR社製AXOPAR28 Cabin BRABUS LINE
BF250を搭載したマリンシックス社製SW-325FA
BF135を搭載したニュージャパンマリン社製NSC22

屋外係留展示場の横浜ベイサイドマリーナでは、BF350を搭載したBeneteau社のAntares9を展示。海上でのBF350の臨場感を多くの来場者の方々に体験していただきました。

また、Hondaマリン事業の原点モデルである1964年発売の「GB30」を展示。創業者、本田宗一郎の「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念のもと、2ストローク全盛の船外機市場にクリーンな4ストローク船外機で進出するなどのHondaマリン事業に対する思想をボードにて説明しました。さらに、「GB30」から電動推進機プロトタイプに至るまでの時系列の説明に加え、電動二輪車と共用使用が可能な「Hondaモバイル・パワー・パック e:」や電動二輪車「EM1 e:」を展示しました。

さらに、マリンレジャー初心者向けの展示としてHondaの軽自動車を活用した船外機の積載方法を紹介。
一緒に展示された2馬力の船外機BF2は、3.3m未満の船で使用する際は船舶免許が不要なため、手軽にマリンレジャーを楽しめるモデルです。
このBF2を専用キャリーバッグに入れ、車内に簡単でスマートに積載し、ルーフに載せたアルミボートと一緒に運搬するアイデアは、特にマリンレジャー初心者の方々に興味をもっていただき数多くの質問が寄せられました。

キャリーバッグに入れて運転席背面に積載することで、車内を汚さずスマートに運搬できます。

今回のHondaブースには初めて小型ビニールプールを用意し、Honda船外機を模した模型を来場したお子様にプレゼント。お子様たちはそれぞれ色とりどりにビニールボートを彩色し、ゼンマイ式の船外機モーターを取り付け、ビニールプールの中で小さなマリンレジャーを楽しんでいました。

また、Hondaブースでは、フィギュア&プラモデルメーカーのマックスファクトリー社が、BF350をプラモデル化した「みのりwith Honda船外機BF350」を展示しました。
これは、2024年に発売されたHonda船外機のフラッグシップモデルBF350と、BF350を地上でメンテナンスする『みのり』のフィギュアがセットになったプラモデルです。『みのり』の魅力はもちろん、特にBF350のプラモデルは、V型8気筒エンジンを自分で組み立て、実機と同様に船外機のハウジングへ収めるというリアルな組み立て体験を提供する点で、プラモデル界でも高い関心を集める商品です。
展示では、多くの来場者がその精巧な再現性に見入っていました。なお、この『みのりwith Honda船外機BF350』は、2025年3月より全国のプラモデル量販店やネットで販売が開始されます。