Honda汎用エンジンアーカイブ
1953年10月(昭和28年)
H型 発売
農業機械用に開発されたH型エンジンは、小型軽量で取り扱いの簡単さが評判になり、発売から半年で月産5,000台以上を生産するまでに成長。Hondaとして初となる他社へのエンジン供給=OEM(Original Equipment Manufacturer)の始まりとなった。

1954年12月(昭和29年)
T型 発売
出力を「H型エンジン」の1馬力から2.5馬力に向上させた4ストロークの「T型エンジン」を発表。2ストロークエンジンに比べて、エンジン音が静かで振動が少なく、燃やされたエンジンオイルを排出しないため、ユーザーにとって優しい汎用エンジンとなった。

1956年4月(昭和31年)
VN型 発売
4ストロークの「V型エンジン」は、出力を4馬力に向上。

1958年2月(昭和33年)
VNC型 発売
最高出力を5PSに向上したVNC型とVND型を発売

1963年3月(昭和38年)
T10 発売

1963年7月(昭和38年)
G20/G30 発売
小型軽量の「G20」型エンジンと、幅広い用途の「G30型」エンジンの販売を開始


1964年6月(昭和39年)
G45 発売

1966年11月(昭和41年)
G21/G25/G40/G65/GD90 発売
小型軽量の「G20」型エンジンと、幅広い用途の「G30型」エンジンの販売を開始





1967年(昭和42年)
GD100 発売

1969年3月(昭和44年)
G28 発売
農用機械唯一のOHC高出力エンジンで、重量13.7kg、コンパクトで手軽な動力源です。始動性に秀れ、傾斜運転も快調に作動し、遠心クラッチを内蔵して「扱い易さ」に徹し、農業用として脱殻機、噴露機、揚水ポンプ、工業・土木用としてベルトコンベアー、エアコンプレッサーなど、広汎な用途に活躍
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1975年10月(昭和50年)
G35/G80 発売
出力3.5馬力<G35>は、幅広い用途の軽作業用として、出力8馬力の<G80>は作業の効率アップを図るための高出力機構。G35はホンダ携帯発電機E800に搭載された。
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1977年6月(昭和52年)
G150/G200 発売
“世界中に通用する汎用エンジン”をねらいとして開発したシリーズの第一弾。傾斜地での使用でもオイルの漏れにくいユニークなロータリーブリーザー機構および埃や草づまりにつよい機構も備えるなど、農業機械から建設機械に至るまでの動力源として、〈幅広い用途に適合出来る汎用エンジン〉
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1978年8月(昭和53年)
G300/G400 発売
〈G150〉〈G200〉とともに、“世界中に通用する汎用エンジン”として開発。汎用エンジン〈G〉シリーズは、3.5馬力から10馬力まで4機種となり、さらに巾広い範囲の動力源として応えられるものとなった。
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1980年1月(昭和55年)
G100 発売
小型で軽量8.5kg(乾燥)の 汎用エンジン「G100」を発売。排気量76㎤・出力2PSの汎用エンジン「G100」は、4サイクル・エンジンの常識を超えた8.5kg(乾燥重量)と軽量。この軽量さをいかした水ポンプや軽作業機械などの動力源に、最適なエンジンである。
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1981年7月(昭和56年)
G100(海苔用) 発売
初の4サイクル海苔摘機専用防錆エンジン ホンダG100新発売。初の本格的防錆対策を施した海苔摘機専用エンジンで、4サイクルのため燃費と耐久性にすぐれ、低回転から高回転域まで安定した出力特性を発揮、しかも音が静か、排煙のすくないエンジンである。
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1983年1月(昭和58年)
GX110/GX140 発売
OHV機構と傾斜シリンダーの採用により小型・軽量化を実現。これにより搭載性、可搬性にすぐれたエンジンとなっている。さらに、理想的な燃焼室形状と優れた吸・排気効率により高性能で燃料経済性(230g/PS・h)にすぐれたものとしている。
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1985年1月(昭和60年)
GX240 発売
OHV機構と傾斜シリンダー(25度)の採用により、小型・軽量をはかるとともに、理想的な燃焼室形状とすぐれた吸排気効率が得られ、高性能で燃料経済性(230g/PS・h)にすぐれたものとしている。
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1985年8月(昭和60年)
GX160/GX340 発売
発電機、耕うん機、ポンプ、除雪機などの完成機やOEM製品(小型建設機械メーカー、ポンプメーカー、運搬車メーカー、農業機械メーカー)などの動力源として幅広い分野で利用されているホンダ汎用エンジンシリーズに、軽量・コンパクトで、燃料経済性、静粛性、耐久性にすぐれた4サイクルOHV(オーバーヘッドバルブ)機構採用の11馬力汎用エンジン「ホンダGX340」を発売。
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1988年6月(昭和63年)
GD320/GD410 発売
静粛性、耐久性に優れ、幅広い動力源に最適な空冷単気筒直噴ディーゼルエンジンホンダ「GD320」「GD410」2機種を発売。燃焼効率に優れた直噴方式とし燃焼噴射ノズルには、燃料を2段階に噴射するホンダ独創の2ステージインジェクション方式を採用。
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1997年1月(平成9年)
GX22 発売
4ストロークガソリンエンジンでは世界で初めて360°自在傾斜を 可能とするとともに、クリーンな排気と優れた経済性を実現したハンドヘルド作業機用動力源、超小型軽量4ストロークエンジン「GX22(22cc)&31(31cc)」を発売。
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1997年4月(平成9年)
GC135/GC160/GCV135/GCV160 発売
トップクラスの軽量設計や静粛性、クリーンな排気、優れた経済性などを 実現しながらも、小型軽作業機用動力源として国際的に競争力ある価格を達成した、多用途コンパクト4ストロークOHCエンジン「GC160/135 & GCV160/135」
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1998年3月(平成10年)
GF160V 発売
クリーンなエネルギーとして注目されている天然ガスを燃料とした、空調システム“家庭用吸収式ヒートポンプエアコン” 、動力源として応用性の高い“ガスエンジン「GF160V」を発売。
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1998年6月(平成10年)
GXH50/GXV50 発売
定置型2.5馬力クラスとして世界最小・最軽量を達成しながらも、EPA*1やCARB*2規制や先行取得を可能とするクリーンな排出ガスや優れた経済性を実現した4ストローク汎用エンジン、「GXH50/GXV50」を発売。
*1米国環境保護庁の略称
*2カリフォルニア州大気資源局の略称


1999年5月(平成11年)
GX610 K1/GX620 K1/GX670 発売
理想的な燃焼室形状と優れた吸・排気効率により、低燃費と高出力という相反する性能を高次元で両立させるOHV機構を採用し、クリーンで低燃費、しかも90°V型構造による低騒音、低振動を実現した「GX670/GX620 K1/GX610 K1」を発売。
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2001年2月(平成13年)
GX100 発売
小型コンクリートミキサーやランマーなどの小型建設用機械や、ポータブル発電機の動力として最適な3馬力4ストロークOHCガソリンエンジン「GX100」を発売。Honda汎用製品取扱店から発売と同時にHondaより各種作業機器メーカーへのOEM販売も開始
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2002年4月(平成14年)
GX25 発売
手持ち作業機(ハンドヘルド作業機)の動力源として最適な世界最軽量*(2.78kg)の360°自在傾斜4ストロークエンジン「GX25」(排気量25cc)を発売。Honda汎用製品取扱店および各種作業機器メーカーへのOEM販売も開始。
*2002年4月現在

2002年(平成14年)
GCV190 発売

2003年8月(平成15年)
GX35 発売
手持ち作業機(ハンドヘルド作業機)の動力源として360°自在傾斜4ストロークエンジン「GX35」(排気量35.8cc)を発売。刈り払い機などの作業機に搭載するとともに、各種作業機器メーカーへの販売も開始。
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2003年(平成15年)
GSV160/GSV190 発売
2005年4月(平成17年)
iGX440 発売
単気筒汎用エンジンとして世界初*となる回転数電子制御技術を採用した次世代汎用エンジン「iGX440」(最大出力15馬力、排気量438㎤)を発売。各種作業機械メーカーへ販売。
*Honda調べ

2007年7月(平成19年)
GXH50/GX120/GX160/GX200/GX240/GX270/GX340/GX390/GX25/GX35/GX100/iGX440 発売












2009年(平成17年)
GX630/GX660/GX690/GXV630/GXV660/GXV690 発売


2010年10月(平成22年)
GX240/GX270/GX340/GX390/iGX240/iGX270/iGX340/iGX390 発売
汎用エンジン新型「iGX」シリーズ(電子ガバナー搭載仕様)/新型「GX」シリーズ(スタンダード仕様)を発売 -より複雑で高度な用途に対応/出力&環境性能、耐久信頼性を向上-
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2012年2月(平成24年)
GX120/GX160/GX200 発売
高い搭載互換性や耐久信頼性で好評を得ている汎用エンジン「GX」シリーズの3モデル*1を一部改良。好評のコンパクト設計による広範な搭載互換性はそのままに、低騒音・低振動性能*2が向上し、さらにクラストップレベルの低排出ガスと低燃費を実現するとともに操作性と耐久性も向上。
*1 GX120(総排気量118㎤、最大出力2.6kW)、GX160(総排気量163㎤、最大出力3.6kW)、GX200(総排気量196㎤、最大出力4.1kW)
*2 GX160



2013年(平成24年)
GXR120 発売

2018年6月(平成30年)
GCV145/GCV170/GCV200 発売
「GCV」*1シリーズをフルモデルチェンジし、欧州の各種作業機械メーカーに向け発売。
新型GCVシリーズでは、従来のGCV160、GCV190の2モデル構成に対し、「GCV145(総排気量:145㎤)」、「GCV170(166㎤)」、「GCV200(201㎤)」の3モデルを設定。優れた燃費性能はそのままに、燃焼室形状の変更などによる燃焼技術の向上により、クラス最大*2の出力・トルクを実現。同時に始動性の向上や振動の低減など一般家庭での使用を前提とした作業機器用パワーユニットとしての使いやすさも追求。
*1GCV160<総排気量160㎤、最大出力3.3kW(4.4PS)>、GCV190<総排気量186㎤、最大出力3.8kW(5.1PS)>の2モデル
*2140㎤~150㎤、160㎤~180㎤、200㎤~210㎤の各排気量レンジ。Honda調べ(2018年5月末現在)



2019年2月(平成31年)
GX50 発売
刈払機などのハンドヘルド作業機の動力源として好評な360°自在傾斜4ストロークエンジンで、最大出力2馬力を実現した排気量50ccクラスの「GX50」を新たに開発し発売。排気量47.9㎤ながら最大出力2馬力を達成し、小型化に加えて軽量化を施すことで2ストロークエンジン並みのパワーウエイトレシオ(出力重量比)を実現。
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iGX800/iGXV800/iGX700/iGXV700 発売
独自の回転数電子制御技術を採用した汎用エンジン「iGX」に新型のV型2気筒(Vツイン)シリーズ4モデルを追加し発売。
新型iGX Vツインシリーズ*1は、ECU(電子制御ユニット)がスロットル開度を常に制御することで搭載作業機械が要求する作業回転数やアイドル回転数などを正確に保持する回転数電子制御技術「電子ガバナー*2(STR*3ガバナー)」やFI(電子制御燃料噴射)システムに加え、リモート制御も可能なDBW*4などを採用することでより複雑で高度な用途に対応するとともに、優れた燃費性能と高い作業効率を実現。
*1 iGX800<ホリゾンタル型 総排気量779cm3、最大出力18.6 kW(25.3PS)>、iGXV800<バーチカル型 総排気量779cm3、最大出力18.6kW(25.3PS)>、iGX700<ホリゾンタル型 総排気量688cm3、最大出力16.5kW(22.4PS)>、iGXV700<バーチカル型 総排気量688 cm3、最大出力16.5kW(22.4PS)>の4モデル
*2 ガバナー:回転数調整機構(負荷変動に関わらず回転数を保持する機構)
*3 STR:Self Tuning Regulatorの略。
*4 DBW:ドライブ・バイ・ワイヤ(Drive By Wire)の略




2021年5月(令和3年)
GXE2.0H/GXE2.0S 発売
小型の作業機用動力源として、電動(DC)パワーユニット「eGX(イージーエックス)」のOEM供給を開始。
電動パワーユニットeGXは、さまざまな業務用作業機の動力源として、汎用エンジン「GX(ジーエックス)」シリーズの信頼性や搭載性を継承。また、フランジ取り付け穴およびシャフトの寸法をGXシリーズ※1と同一とし、優れた互換性を提供しているほか、一体型とセパレート型の2タイプの設定で、より多くの作業機への搭載を可能に。

