MENU

HONDA

検索
汎用製品|パワーストーリー
ノンフィクション・ドキュメント | いきいきライフスタイル | 動く!汎用製品 | 汎用ニュース&トピックス
パワー・ストーリー
福祉農園を支える汎用製品
バックナンバー
第一章 福祉農園の原体験
福祉農園の原体験 写真
「うちの長男は世間で言われている“障害者”。それでも小さな頃から地域の中で暮らすように心がけてきたし、学校も地域の普通の学校に通わせていたんです」
その頃、猪瀬の自宅は現在の見沼田んぼからほど近いところにあり、近所の農家から約100坪の土地を借りていたという。
「最初に地元の農家から土地を借りて、農業のまねごとを始めたのが'83年。そこはすぐに地主に返すことになり、いったん断念したんですが、その後87年頃から友達の農家の土地を借りて、もう少し本格的に取り組もうと考えた。農作業をやっていくうち、長男にみるみるうちに力がつくのが実感できたし、何より土を通して自然と触れ合うことの気持ちよさを知ってしまったら、もうやみつきになってしまったんですよ(笑)」
2人の息子とともに荒れ地を開拓した。クワで土を耕し、一輪車で残土やがれきを運んだ。父親にできること、息子たちにできること、それぞれがお互いの役割をこなし、荒れ地は農地へと進化した。だが、そんな3年目に、またも借りていた土地を返却しなければならなくなった。
「『桃栗三年柿八年』という言葉もあるけど、ちょうど初年度に植えた桃が3年目で『ことわざ通りに実をつけたらいいなぁ』と、息子たちと楽しみにしていた時期でした。それだけに更地にするとき、ユンボで桃の木がひっこ抜かれているのを見て、悲しい気持ちになりましたよ。親子3人で植えたときのこと、愛情と時間と手をかけて育てた思い出などが、走馬燈のようにグルグルと頭のなかを駆け巡りましたね・・・」
前のページへ トップページへ 次へ