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メディアで紹介された汎用製品
ゴボウを育てたくてスイスで畑、はじめました
My GARDEN

My GARDEN
2006 早春号 VOL.37
写真:間瀬 明
マイガーデン
●定価1100円(税込)
●マルモ出版
 〒150-0043
 東京都渋谷区道玄坂1-20-1
 大沢ビル5F
 http://www.marumo-p.co.jp/

スイス西部の街モルジュの隣に、エシシャンという小さな村があります。ここから街を見下ろすと、レマン湖の向こうにはモンブラン山頂が。周囲のブドウ畑は豊かな風景をつくり出しています。35年以上にも渡って、F1グランプリとともに世界中を駆けめぐってきた写真家・間瀬明さんが、自分自身の時間を持てるようになったとき、始めたことは、この美しい村で日本の野菜を育てることでした。
スイス西部の街モルジュの隣に、エシシャンという小さな村があります。ここから街を見下ろすと、レマン湖の向こうにはモンブラン山頂が。周囲のブドウ畑は豊かな風景をつくり出しています。
35年以上にも渡って、F1グランプリとともに世界中を駆けめぐってきた写真家・間瀬明さんが、自分自身の時間を持てるようになったとき、始めたことは、この美しい村で日本の野菜を育てることでした。
スイスにはゴボウが売ってない!?
「ゴボウを育てたいから畑を貸してほしい」。元庭師のアルフレッドさんにそうお願いして始まった野菜づくりは、この冬で3シーズン目が過ぎようとしています。
日本のゴボウの、あの風味と高い香りを味わいたい。そしてなにより、ゴボウはからだにいい。
「そんな日本の野菜をスイスでつくってみたい、つくらなくちゃいけない、と思いはじめてね」
さらにもうひとつ、ゴボウにこだわった理由は、『食べるのは日本人だけ』と聞いていたから。
「かつて、捕虜の外国兵にゴボウを食べさせた日本兵が、『木の根を食べさせた虐待の罪』で罰せられたといわれている。こんな話も、平和な方法でうち消すことができればいいと思って」
実際スイスでは、太くて短い西洋ゴボウをつけ合わせに食べる程度。アルフレッドさんも「アザミのような紫色の花を楽しむ植物」と思っていたようです。ゴボウ栽培のために1メートルの土おこし。その重労働ぶりにアルフレッドさんは「なんでそこまでしてゴボウを?」と興味津々だとか。
間瀬さんの畑は、この秋みごとなゴボウを収穫したばかりです。

教会の反対側を見ると、モルジュの街の向こうにレマン湖が見える。間瀬さんの畑はなだらかな斜面の一番上で、その下には畑仲間のテルサートさんとアルフレッドさんの畑が続く 教会の反対側を見ると、モルジュの街の向こうにレマン湖が見える。間瀬さんの畑はなだらかな斜面の一番上で、その下には畑仲間のテルサートさんとアルフレッドさんの畑が続く
間瀬さんの畑のゴボウの葉。今シーズンは、日本で種を買った4種類のゴボウを植えた 間瀬さんの畑のゴボウの葉。今シーズンは、日本で種を買った4種類のゴボウを植えた
市場で売られていた西洋ゴボウは、太くて短くて、皮がするっとむける。天ぷらにしてみたが、日本のゴボウほどの風味も歯ごたえもなかった。こちらはガーデンセンターで見つけた西洋ゴボウの種 市場で売られていた西洋ゴボウは、太くて短くて、皮がするっとむける。天ぷらにしてみたが、日本のゴボウほどの風味も歯ごたえもなかった。こちらはガーデンセンターで見つけた西洋ゴボウの種
どの野菜にも手が届くようにと、90×500cm、125×450cmの枠が2列ずつ、合計4枠並んだ間瀬さんの畑。25cmほどの高さに土を盛り、まわりをコンクリートで囲っている どの野菜にも手が届くようにと、90×500cm、125×450cmの枠が2列ずつ、合計4枠並んだ間瀬さんの畑。25cmほどの高さに土を盛り、まわりをコンクリートで囲っている
西洋ゴボウSCORSONERES(スコラスネース)の水煮缶をスイスのスーパーで発見 西洋ゴボウSCORSONERES(スコラスネース)の水煮缶をスイスのスーパーで発見
ラディッシュを抜いてニッコリ。「野菜はとれたてがおいしいっていうけど、まさにその通り。だから前日に収穫したものが残っていても、今日とれたものを食べるべきだね」 ラディッシュを抜いてニッコリ。「野菜はとれたてがおいしいっていうけど、まさにその通り。だから前日に収穫したものが残っていても、今日とれたものを食べるべきだね」
F1カメラマンの間瀬明さん。野菜づくりが楽しくて、午前中、夕方、さらに夏の間の日照時間が長いスイスでは夕食後も再び畑へ通う毎日。「畑仕事をしていると、一日が短くてね」 F1カメラマンの間瀬明さん。野菜づくりが楽しくて、午前中、夕方、さらに夏の間の日照時間が長いスイスでは夕食後も再び畑へ通う毎日。「畑仕事をしていると、一日が短くてね」

間瀬 明(ませ あきら)
1967年よりF1グランプリの写真家として活躍。今まで撮影したレースは750回以上、65万枚にものぼり、写真展や写真集なども数多く手がける。本田宗一郎氏とも親交が深かった。72年よりスイス在住。近年は、毎年春になると桜の撮影のために、日本全国を巡っている。


>> 1. スイスにはゴボウが売ってない!?
>> 2. 畑の先生、アルフレッドおじさんを頼りに
>> 3. 日本の野菜のための土づくりに向けて
>> 4. 花と果樹、そしてF1レーサー・シューマッハが住む街

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