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耕す女子たち 35
"日本の農業を美しく"

碧南市はニンジンの一大産地。その中でもとびきりおいしいニンジンを栽培したいと、啓之さんは試験栽培を重ね、適度な濃度の海水塩を畑に散布する"塩農法"を生み出した。この農法で栽培したミネラル豊富で高糖度のニンジンを、りりおばあちゃんにちなんで、「スウィートキャロット・リリィ」と名づけて販売。すると、「甘くておいしい!」と評判に。また、7色のニンジンのうち5色をセットにしたカラフルニンジンはメディアでも取り上げられ、供給が追いつかないほどになった。

「今は全量をスーパーや小売店、レストランなどに出荷しています。翌日の出荷量に合わせて午前中に収穫し、午後はパック詰め。私はギリギリまで仕事して、タ方5時になったらそのまま保育園に子どもたちのお迎えに行く。ママ友と顔を合わせるので、あまり汚い格好はしないようにしています(笑)」

基本的に薫さんは土日が休み。でも土曜は啓之さんやスタッフは出勤日なので、子どもたちを連れて倉庫に行くことも。遊び感覚で段ボールを組み立てたり、サツマイモ洗い機でイモを洗ったりと、子どもたちと一緒に作業することもあるそうだ。

また農園の野菜を使った加工品を考案したり、簡単につくれる野菜料理のレシピをブログで発信したりと、女性ならではのアイデアやセンスを生かし、農園の経営を支えている。

「毎日、畑を見に行くと、作物が少しずつ成長している・・・。農業はそんな日々の変化を感じられるところが好きです。"大変だね"ってよく言われますが、そんなふうには思わない。どんな職業でも大変なことはありますよね?トリマーの頃、泥だらけの犬もシャンプーしていたし、土にまみれるのも抵抗ありません」

薫さんの名刺には「日本の農業を美しく」と書いてある。

「"農業はつらい"でなく、"農業をしている女性は素敵だね"と思ってもらえるようにしていきたい。"農業界全体を盛り上げていきたい"という夫の夢を手伝っていきます」

控えめだが芯の強さを感じさせる薫さんがとてもきらきらして見えた。




うかたま

うかたま
2017 Vol. 48
文●おおいまちこ
写真●高木あつ子
●季刊 定価802円
●農文協
〒107-8668
東京都港区赤坂7-6-1
http://ukatama.net/

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