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【ルポ】木と土と自然の恵みの中で生きる

那須連山から発する関東三大大河の那珂川がゆったりと流れ、
豊かな自然に恵まれた栃木県茂木町。
この地で独自の木漆工芸に取り組んでいる松風Zさんが、
木と土を通して、人との交流を広げている。その様子をご紹介します。


那須連山に源を発して栃木県から茨城県へと流れ、鮭が遡上し、秋には鮎釣りで賑わう関東三大大河・那珂(なか)川。その那珂川がゆったりと流れ、豊かな自然に恵まれた栃木県茂木(もてぎ)町に仕事場を構え、伝統的な技法を守りながらも独自の木漆作品を制作しているのが、木漆工芸作家の松風Z(とおる)さん(66歳)だ。
「大学職員として野球部の監督などをしていましたが、弟が焼き物の世界に入っていたこともあり、自分でも何かを作り出しながら生きていきたいと思うようになりました。焼き物は粘土を形成し、高温で焼いて作りますが、そこでは人間の技を超えて炎が作品を作るという面もあります。でも、木工は、自分の思いを自分の技術でそのまま木に伝えることができる。そんなところが自分に合っていたのでしょうか、遅いスタートでしたが、木漆の世界へと入りました」
そんな松浮ウんがこだわるのは、芸術性よりも"求められるもの、残るものを作る"ということ。
「木漆工芸作品は、もともとは"使う道具"です。芸術的な面よりも、何百年たっても残る作品、日常の中で使える作品を作ることを常に考えています」
「一木をくりぬき、漆の着物を着せていく」……松浮ウんは自らの作品作りをこう語る。蒔絵などとは一線を画し、日常生活の中で"用の美"を放つ。これこそが松浮ウんが追い求める世界であり、力強さの中にも繊細さと品格をあわせ持っていることを見る人に感じさせる。

PHPほんとうの時代 Life+

PHPほんとうの時代 Life+
2011年10月号 No.252
取材・文●編集部
写真●大野晴一郎
●月刊 定価680円(税込)
●株式会社PHP研究所
〒601-8411
京都市南区西九条北ノ内町11番地
http://www.php.co.jp/magazine/hontou/

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