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メディアで紹介された汎用製品
共に汗して無農薬・有機野菜作り 浦和北ロータリークラブ、見沼田んぼ福祉農園で
GAZEN

GAZEN October 2007
GAZEN
●(株)産經新聞メディックス
 〒108-0014
 東京都港区芝4-5-10
 カーニープレイス芝9階
 http://www.sankeimedix.co.jp/


ラッキー
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力丸
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HRX
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農地の荒地化防止と環境保全を目的に運用されているのが、さいたま市緑区の見沼田んぼ福祉農園だ。そこではさまざまな人が野菜作りのためにともに耕し、交流を深めている。ボランティアとして活躍している団体の一つが、地元・浦和北ロータリークラブだ。東京の下町や埼玉県南部を水害から守る調整池として、奇跡的に残されてきた首都に隣接したなつかしの緑地空間と、そこで人生を仲間と共に謳歌している団塊パワーを訪ねた。
左から古澤さん、大島さん、兼光さん、左端が松島さん。猪瀬代表(左から2番目)、藤枝孝三さん(72)と。藤枝さんは、週4回農園にボランティアとして通い、障がい者の人たちへの作業指導や、道具小屋製作なども行う一級建築士。「野菜づくりを10年くらい行っています。野菜の出来具合はその年の天候に左右されるけれど、とても面白い」という
左から古澤さん、大島さん、兼光さん、左端が松島さん。猪瀬代表(左から2番目)、藤枝孝三さん(72)と。藤枝さんは、週4回農園にボランティアとして通い、障がい者の人たちへの作業指導や、道具小屋製作なども行う一級建築士。「野菜づくりを10年くらい行っています。野菜の出来具合はその年の天候に左右されるけれど、とても面白い」という
農作業に役立つHondaパワー
休日の昼前。草のにおい、木槿(むくげ)の花。日差しはまだまだ強いが、肌に感じるのは秋の風。北西の方向にさいたま新都心のビル群を望みながら、昔ながらの田園風景が広がる。ここ「見沼田んぼ福祉農園」は、老いや障がいの有無をこえて、多様な人が共に働き汗を流す共同農場。平日は農業による障がい者の職業自立を目指す福祉団体とシニアボランティアが活動。今日は若いボランティアの人たちに混じって、浦和北ロータリークラブ・環境奉仕委員会のメンバー4人がそれぞれ、土起こしに、草取りに忙しく立ち働いている。
この農園に、浦和北ロータリークラブのメンバーが加わったのは2007年のはじめから。2006年5月に農機具の盗難事件があって、その援助を申し出たことがきっかけだ。
「事件を新聞報道で知り、最初はクラブの社会活動の一環として金銭的な援助を申し入れました。しかし農園の猪瀬代表から、『それなら一緒にここで汗を流しませんか』と誘われ、活動に加わりました」と、委員長の古澤建治さん(60)は言う。土日を中心に、約8人で交互に参加して農作業を行っている。
メンバーは農園のスタッフに教えてもらいながら作業を行っているが、ほとんどが野菜づくり未経験者。真夏の暑さ、蚊。作業は決してラクなものではない。しかしそれぞれに意義を見出して、生き生きと、とても楽しく活動している。
古澤さんは「農作業は、ビジネスと違ってかけひきもなく、やっただけ応えてくれて“正直”」という。副委員長の兼光利之さん(59)は5年前から自分も行っているが「野菜作りが面白くてしょうがない。やった後に達成感がある」と語る。五十嵐良泰さん(63)は「こうやって野菜を作っていると、食べ物を残せなくなります」と笑う。松島勲さん(53)は言う。「作業は1人じゃできない。また、やり過ぎないこともポイントですね」。
そうやって出来た収穫物はクラブで買い上げ、余剰金を農園に寄付。春には一般の人にも呼びかけて、じゃかいもの収穫祭を行ったところ、60〜70人もの人が集まった。「地元のクラブメンバーの子供たちも参加しました。土の中にいるミミズにも触れて、良い自然体験となっています」と古澤さん。
11月には里芋の収穫と併せて芋煮会も計画している。「福祉農園の大地の中で共に汗を流し働くことで、人の輪が広がり、『食の安全』や水の問題などいろいろなものが見えるようになり、価値観が変わってきました。今の関心は、出来た作物をどう流通させるかです」と古澤さん。文字通り“地に足のついた”環境保全、福祉活動が実現されていく姿が、そこにある。


【見沼田んぼ福祉農園】
埼玉県南東部に位置。広さ約1ヘクタールの休耕地を荒地化防止と環境保全を目的に県が借り上げ(一部買い取り)、学生から高齢者まで、のべ200名のボランティアスタッフで運営され、見沼の環境保全を担う営農集団としての自立を目指している。
【所在地】さいたま市緑区南部領辻明神下見沼田んぼ内
http://homepage2.nifty.com/minumafarm/

見沼田んぼ福祉農園では、Hondaの耕うん機が大活躍。リアロータリー式の「ラッキー」で、土を耕す古澤さん 見沼田んぼ福祉農園では、Hondaの耕うん機が大活躍。リアロータリー式の「ラッキー」で、土を耕す古澤さん

堆肥は地元から提供される生ごみなどから作られた有機堆肥。堆肥運びなどの重量物運びに役立つ運搬機「力丸」。猪瀬代表の息子・浩平さん(28)は学生を中心とするボランティア組織「見沼・風の学校」の事務局長 堆肥は地元から提供される生ごみなどから作られた有機堆肥。堆肥運びなどの重量物運びに役立つ運搬機「力丸」。猪瀬代表の息子・浩平さん(28)は学生を中心とするボランティア組織「見沼・風の学校」の事務局長

広い芝生のスペースでは、「収穫祭」や「農的若衆宿」などさまざまなイベントが行われる。芝生は、夏は毎週手入れされていて、きれいなじゅうたん状態に。活躍するのは広い敷地作業に最適なエンジン式の歩行型芝刈機「HRX」。この日初体験という松島さんが、軽快に芝を刈り込んでいく。刈った芝も堆肥として活用 広い芝生のスペースでは、「収穫祭」や「農的若衆宿」などさまざまなイベントが行われる。芝生は、夏は毎週手入れされていて、きれいなじゅうたん状態に。活躍するのは広い敷地作業に最適なエンジン式の歩行型芝刈機「HRX」。この日初体験という松島さんが、軽快に芝を刈り込んでいく。刈った芝も堆肥として活用
猪瀬良一さん 見沼田んぼ福祉農園代表
猪瀬良一さん 見沼田んぼ福祉農園代表「環境保全」と一言で言うが、それは概念だけで実現できるものではない。見沼田んぼ福祉農園代表・猪瀬良一さん(58)は言う。「可能な限り自分たちの力で大切な農地を守っていきたい-----そんな志から、浦和北ロータリークラブから申し出があったときも、お金より一緒に働かないか、とお誘いしました。共に働いて、作物ができ、土地もどんどん良くなっていく。人間関係も広がる。学生のボランティアが卒業していく時も後輩たちに何かを残して巣立っていきます。何も“環境保全”と大上段に構えなくてもよいと思います。足元をみれば、全国各地同じような場所で、同じように実現できるところはたくさんあるでしょう」。実際に他の自治体から、モデルケースとして調査もあるという。

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