レポート報告

1875(明治8)年に創立され、140年もの歴史を持つ飯島小学校。“地域との絆”を大切にするという教育方針のもと、地域を愛する心を育んできました。そんな歴史ある小学校で、全校生徒496人を対象に「ASIMO特別授業」を実施しました。

ASIMOが音楽に合わせて踊ったり、走ったりとさまざまな機能を披露する中で、同時に3人が話した声を聞き分けるデモンストレーションが行われました。今回は2人の先生とHondaのスタッフがASIMOを囲み、「オレンジジュース」「コーヒー」「ウーロン茶」と同時に飲み物の注文を出します。すると、いつもは正確にオーダーを認識するASIMOですが、オーダーを聞き間違えてしまうというハプニングが。珍しい出来事に子どもたちは大盛り上がりでした。

その後、正しくオーダーを取るASIMOの映像が流れると、「さっきはなぜ間違えちゃったんだろう?」と疑問の声が上がりました。最後に先生から「将来、ロボットの開発者になりたい人?」と質問が出されると、約半数の児童が挙手をしてくれて、Hondaのスタッフは思わず笑顔になりました。

私たちの世代でロボットといえば、巨大でガチャン・ガチャンと歩く、そんなアナログなイメージでした。だから初めて二足歩行のASIMOを見た時、なめらかに歩く人型ロボットの姿に本当に驚きましたし、時代の大きな変化を感じましたね。子どもたちは今回、そのASIMOを自分の目で見て、聞いて、最新の技術に驚いていました。そうした体験から、どんな技術だったのか、そして、その技術が将来どうやって人の役に立っていくといいのかまで、しっかり考えてくれるとうれしいですね。

・いつASIMOから人がでてくるの?(低学年)
・いろいろな技術があって、ASIMOができていることがわかった(低学年)
・ASIMOにはたくさんの人の想いが詰まっているので、これからも活躍して欲しい(低学年)
・ASIMOに、家のおじいちゃん・おばあちゃんのお手伝いをして欲しい(低学年)
・あのサッカーの技術では、まだまだ日本代表にはなれないと思う(高学年)
・会話をして、人のお手伝いもできて、すごいと思った。もっと進化して欲しい(高学年)

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