2012年 活動レポート 友諠ダム周辺地域における植林活動を終了

 2012年7月6日から3日間、内モンゴルにて、Hondaの中国合弁企業14社の従業員160名と、2011年のHonda中国エコマイレッジ大会で総合優勝した同済大学の代表など計200名が、2008-12年第1期植林プロジェクト最後となる5回目の植林活動を行いました。それにより、2008年10万本(約66.7ヘクタール)、2009年12万本(約80ヘクタール)、2010年15万本(約106.7ヘクタール)、2011年、2012年で、32万本(約213.3ヘクタール)を植林し、5ヶ年計画を完了させました。

 中国の砂漠化は深刻な問題であり、Hondaは中国にある企業の一員として、2000年から植林活動に取り組んでいます。2008年からは内モンゴル自治区ウランチャプ市興和県にある友誼ダム周辺地域約467ヘクタールに5年間で70万本の苗木を植え、従業員約1200人が植林活動を行ってきました。Hondaは、このプログラムにおいて樹種の選択、植樹法、緑化プロセスに至るまで、日本の大学の専門家からのアドバイスを受けながら、独自の工夫を重ねてきました。特に内モンゴルの気候風土を考慮し、風対策や病虫害対策などに注力し、自己成長できる生態系の実現を目指しています。これにより、植えた苗木は順調に成育しています。2008-11年に植林した苗木は当年生存率平均95%、3年後も平均93%が活着しており、10年〜20年後に生態系が回復する起点をつくりました。

第1期内モンゴル植林活動(2008-2012)友諠ダム周辺地域約467haに植林終了