第21回(2023年) 最終審査会レポート

第21回子どもアイディアコンテスト 最終審査会が12月9日(土)に
Honda ウエルカムプラザ青山にて開催されました。

7,601作品の中から選ばれた20組の子ども達が、
アイディアの絵から作った立体作品を、審査員や会場の人々の前で発表しました。
今年はYouTube配信をご覧のみなさんから温かい応援コメントもいただき、
審査員の方々や子ども達の笑顔あふれる会場となりました。

最終審査会の流れ

10:00 受付&準備スタート!

出場者は受付を完了すると、自身の作品を並べて装飾の最終調整をしていました。
保護者の方と一緒に発表の練習をしたり、他の出場者の作品を見て「すごいね!」と声をかけたり、
会場の雰囲気に圧倒されつつも、コンテストを楽しむぞ!という様子が伝わってきました。

13:00

オープニング
主催挨拶・審査員紹介

  • 今回のコンテストでは、脳科学者の茂木審査員長、カーライフジャーナリストのまるもさん、そしてHondaからは、人事統括部長の安田さんに加え、「WaPOCHI(ワポチ)」の研究開発をしている小室さん、「UNI-ONE(ユニワン)」の研究開発をしている五島さんが審査員として参加しました。
    そして、ゲスト審査員として、子どもアイディアコンテストOBの下川さんが参加しました。
    緊張しているファイナリストのみなさんへ、激励の言葉をおくりました。

  • 今回は、子どもアイディアコンテストOBとして初めて、第12回高学年の部 最優秀賞受賞者の下川さんが参加しました。
    「コンテストは後悔することも多いと思いますが、一生懸命やることが大切です!」と子どもたちにエールをおくりました。

13:10

低学年の部 発表

いよいよ低学年の部から発表がスタート!​
環境問題や社会問題を解決するアイディアや​「未来にこんなものあったらいいな」という豊かな発想で楽しいアイディアがたくさんありました。​​
みなさん練習の成果を発揮して、堂々と発表している姿が印象的でした。​

14:15

高学年の部 発表

高学年の部の発表!​
障がいの有無にかかわらず、誰もが安心・安全に暮らせるようにと願うものなど、優しいアイディアがたくさんありました。
また、審査員の方々からの質問にも笑顔で答えていて、作品のアピールポイントや工夫したところ、頑張ったところをしっかりと伝えていました!

15:15

特別授業『HondaのUNI-ONEを学ぼう』

本田技術研究所の野原さんによる「UNI-ONE」特別授業が行われました。
UNI-ONEが今の形になるまでには、何度も実験と計算をくりかえしたそう...!
「失敗した時には落ち込みましたが、その分乗り越えた時の喜びが大きいので、みんなも難しいことにもどんどんチャレンジしてほしいです」と語りました。
また、「UNI-ONE、どうつかう?」というテーマで、ワイガヤ(ワイワイガヤガヤと腹を割って議論する)というHonda独自の文化を学びました。
子どもたちはHondaの社員になったつもりで斬新なアイディアを発表し、おもしろくてワクワクするような意見が飛び交いました。

16:00

結果発表

いよいよ結果発表の時間になりました。
受賞者は自分が選ばれたことに驚きつつも、頑張ったことが認められて嬉しい気持ちがあふれていました。
惜しくも受賞できなかった子どもたちは、悔し涙を流しながらも、受賞者に大きな拍手をおくっていました。

16:15

審査総評

審査員全員からコンテストの総評がありました。
今日のためにたくさん練習を頑張ったこと、この経験はきっと未来のためになるとコメントがありました。
また、審査員長の茂木さんは、
「人類の未来を創るのは君たちなので、今世界は大変な状況だけど、みなさんのすばらしいアイディアで良い未来にしてください!今日の気持ちを忘れずに頑張ってください!」とファイナリストを褒めたたえました。​

16:20

全員表彰・記念撮影​

ファイナリスト全員が審査員からメダルをかけてもらい、みんなで笑顔で記念撮影!
夢見るチカラ応援団長の安田さんからは、「今日は21人全員優秀賞です!これからも頑張ってね!」
とコメントがありました。

16:25 閉会

最後にYouTube配信をご覧のみなさんからいただいたコメントを紹介しました。
「子どもたちが考えたアイディアが実現したらいいな!」「みなさん、発表が上手でびっくりしました!」「これまで練習を頑張ってきたのが伝わり感動しました。お疲れさまでした!」と子どもたちをねぎらうコメントが多数ありました。
子どもアイディアコンテストは、夢を持つことの大切さや楽しさを子ども達に実感してもらうことを目指し、これからも活動を続けます。

発表者交流会・Honda技術体験

発表者交流会

最終審査会の発表が終わり、これまで頑張ってきた子どもたちをねぎらうために、審査員とHondaの社員を含めた、参加者全員の交流会が開かれました。
子ども同士で「作品のここがすごかったよ!」「発表上手だったね!」と仲良くお互いの頑張りを称えている様子が印象的でした。

子どもアイディアコンテスト特注ケーキにみんな大感激!
ケーキの上には、ホンダジェット、N-BOX、ZR-VなどのHondaの人気製品に加えて、特別授業で勉強したUNI-ONEもあってびっくり!
本物そっくりでリアルな飾りにみんな目を輝かせて喜んでいました。

子ども達は「今日の記念に」と審査員全員に自分から声をかけて、衣装やネームプレートにサインをもらっていました。
また、子どもアイディアコンテストを教育的視点でサポートしていただいている、村川先生をはじめとする学校の先生方からは、子どもたちひとりひとりに向けてがんばったところや良かったところを書いたハートの色紙を渡してもらいました。

みんな笑顔でワイワイ楽しい時間を過ごすことができました。

Honda技術体験

最終審査会の特別授業で学んだ「UNI-ONE」に試乗してみよう!ということで、進み方や止まり方のレクチャーを受け、Honda社内の特別コースを走りました。
UNI-ONEは自分が行きたい方向に体重をかけることで、自分が行きたい方向に進むことができる自由自在に移動が可能な製品です。

試乗体験をした子どもたちは「上手に運転できた!」「右や左に曲がれたので楽しかった!」と大満足!
Hondaの技術を体感することで、特別授業の理解が深まりました。

最優秀賞作品

最優秀賞(低学年の部)

子どもの安全を守る!!
『フナムシ ハット』

小学校から、ふしんしゃじょうほうがとどくと、外にあそびに行けなくなります。つりに行って、フナムシを見た時、こんなに「するどく」て「すばやく」にげられたらいいな!と思ってひらめきました。

鵜飼 七帆さん
受賞者の声
デザインは全部自分で考えました。かわいくて目立つところがポイントです。
お兄ちゃんとよく近所の海に遊びに行くのですが、そこでフナムシを見たことで、このアイディアを思いつきました。
保護者の声
最終審査会に向けて練習する中で、くじけることもありましたが、最後までやりきったことで自信がついたようです。
コンテストに参加したことで、成長が見られて嬉しいです。

最優秀賞(高学年の部)

ポイ捨て転送装置
~帰って来るポイ捨てゴミの恐怖

ポイ捨てをしてる人を見て、ポイ捨てゴミがいえにもどればポイ捨てがへると思いました。​

松尾 実和さん
受賞者の声
紙を丸くしたものを「ポイ捨て転送装置」と言えば完成してしまうような作品だったので、どうしたら楽しく見てもらえるか?を考えるのが一番難しかったです。
絵を描くのが好きなので、段ボールに模造紙を貼って絵を描くところが一番楽しかったです。
保護者の声
もともと人前に出るのが大好きなタイプの子なので、プレゼン自体はそんなに心配してませんでした。人からどう見えるかが分かるように動画を撮って一緒に振り返りました。「プレゼンの中に、見ている人がクスッと笑える要素をちょっと盛り込むと、見ている人が楽しいよ」ってアドバイスしたのですが、
実際に茂木さんや見ている方々が笑ってくれたので良かったです。​

審査員のコメント

審査員長:
茂木 健一郎さん

今年は従来に比べて、社会課題や地球環境問題を解決するようなアイディアが多く、子どもたちが関心を持っていることが伝わってきました。
また、色づかいがカラフルな作品が多かったのが印象的でした。
子どもアイディアコンテストの1番良いところは、自己肯定感を身に付けられるところです。
ぜひ、「やればできる!」という体験をしてほしいなと思います。​

審査員長:
茂木 健一郎さん

審査員:
まるも 亜希子さん

今年は、作品の作りこみのレベルが例年以上に素晴らしいと感じました。
また、プレゼンも上手だったので、みなさんすごく練習してきたことが分かりました。
さらに、世のため人のためにあったらいいなという優しいアイディアが多く、
「困ってる人はいないかな?」とか、「こんなものがあったらみんなハッピーになるかな?」ってことを暮らしの中で常に考えていることが伝わってきました。
作品を見ながら、お子さんの人柄と、おうちの温かさまで伝わってきたので、私も母親目線で見ていて、とても感動しました。​

審査員:まるも 亜希子さん

審査員:
下川 宏武さん

みなさんよく考えられていて、自分の夢を形にしようとしているのがすごいと思いました。
子どもたちなりに周りからの意見などを吸収し、実際に作品に取り入れていることは、柔軟性があり、僕たちも見習わないといけないなと感じました。
子どもならではの「変えていく力」がよく表れたコンテストだったなと思います。
みなさんには、これからも色々なことに挑戦し続けてほしいです。​

審査員:下川 宏武さん

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