ハローウッズの森の3割はスギやヒノキの木

前回の記事（ヒトと生きものが育む森、ハローウッズの森の広がりを見てみよう！）では、ハローウッズの森の樹木はクヌギやコナラなどのどんぐりの木が半分以上を占めていることをご紹介しました。しかしそれ以外にも、建築材として使われるスギやヒノキの木も3割ほどあります。これらは冬でも葉が落ちずについている常緑樹なので、冬に熱気球に乗って上空から見るとどこに生えているか一目瞭然です。

スギ・ヒノキの活用

ハローウッズの遊歩道にはスギやヒノキを細かく砕いたウッドチップが撒かれていて、歩くととてもフッカフカです。雨が降っても靴が汚れにくかったり、転んでも怪我しにくかったりと、ウッドチップは山の暮らしに大いに役立ちます。そればかりではありません。多くのヒトが歩いても雨水が土にしみこみやすく、ミミズや小さな生きものたちの隠れ家や棲家にもなるなど、森で暮らす生きものたちみんなの役に立っています。

夜、ウッドチップを掘り返してエサとなる生きものを探すイノシシの子どもたちを撮影することができました。その映像をご覧ください。

スギやヒノキは家具の材料や家の建材などに使われますが、ハローウッズでも伐採したスギやヒノキは丸太のベンチやテーブルの材料として、またモノづくりの材料としてなど、いたるところで利用しています。

ツリーハウスをつくろう！

ツリーハウスづくりのワークショップ

ハローウッズでは、人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意しています。10月の森づくりワークショップ、ファミリーキャンプでは、ハローウッズの森で伐採したヒノキやスギも使ったツリーハウスづくりを行いました。

森づくりワークショップ　ツリーハウスづくり　
作業レポート

“森づくりワークショップ　～ツリーハウスづくり～” は、2泊3日でツリーハウスづくりを行うワークショップです。ヒノキの丸太を使ってツリーハウスが載るデッキの土台づくり、床板の塗装、周辺木の伐採などの模様をご覧ください。

ガキ大将ファミリーキャンプ
～ツリーハウスづくり編～

“ガキ大将ファミリーキャンプ～ツリーハウスづくり編～” は、家族で1泊2日のキャンプを行い、その中でツリーハウスづくりにチャレンジするプログラム。今回は、ツリーハウスが載る大デッキの横に踊り場となるデッキを作りました。基礎となる土台づくり、インパクトドライバーで床板のビス止めなどみんなで協力して作り上げました。

完成までの道のりはまだまだありますが、次回以降（進捗状況に合わせてになります）で紹介していきますのでお楽しみに。