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CHALLENGE 感染予防対策徹底の中、開催される大分車いすマラソン2020 大分車いすマラソン2020 困難に負けず、果敢に夢へ挑む

1981年に世界初の車いす単独のマラソン大会としてスタートした「大分国際車いすマラソン」。
第40回記念大会となるはずだった2020年大会だが、新型コロナウイルスの影響により来年へ延期に。
しかし、「車いすマラソンの勇気と希望の灯りを未来へつないでいく」ことが
大切と考えた大会事務局は、感染予防対策に徹し
国内在住選手の参加に限定した「大分車いすマラソン2020」の開催を決定した。

Hondaは”夢に向かってチャレンジするアスリートを応援したい”という想いのもと、
1990年より「大分国際車いすマラソン」に協賛し、様々なサポートを行なっている。
困難な状況の中、開催される大分車いすマラソン、たくさんの方の想いを背負い、選手は大会に挑戦する。

MEMBERTEAM Honda 出場選手紹介

日本代表へと近づく大会に!山本 浩之 選手

練習内容の面では、普段から室内でトレーニングしないので、幸い変化はありませんでした。東京で開催予定だった、国際大会が延期になったのは、仕方がないと思いますし、中止ではないのでそれほど落ち込んでもいません。
本大会では、1:22:23以内のタイムを出してTOPをとれば(来年度の国際大会の)代表が近づくので、まずはこのタイムを目指してがんばります!

タイムも順位も必要。やるしかない!西田 宗城 選手

大会の開催を聞き、主催者をはじめ多くの関係者の皆様への感謝の気持ちでいっぱいになりました。今年は新型コロナウイルスの影響で施設でのトレーニングが制限されてしまったので、自宅にローラートレーニングができる環境を整えました。
また、さまざまな大会が延期・中止されたことは、漕ぎ方などいろいろと試す時間ができ、自分を見直すことができたのでプラスにとらえています。来年度の国際大会の選考期間中にあるレースは、おそらくこれが最後。
私はタイムも順位も必要な状況なので、やるしかないという気持ちです。同じ立場の選手が多いので、いつも以上の高速レースを期待しています。

悔いのないベストな走りを!渡辺 習輔 選手

貴重な“走る機会・チャレンジする機会”をいただいたことに感謝し、感動と迫力のある“完全燃焼の走り”でお応えしたいと思っています。
例年は大分の大会までにライバル選手との比較を行い、課題を見つけてクリアし、本番に臨んでいましたが、今年は多くの大会が中止となり、抱くのは不安ばかり。
そこで「自分に打ち勝つ」ことを胸に練習に励んできました。また、会社の協力もあり、例年以上に練習や合宿をすることができ、パワー・持久力ともにいつも以上の手応えを感じています。毎年大分の大会前は不安な気持ちになりがちですが、今年は初めて「ワクワク」した気持ちです。悔いのないベストな走りで今季を終えたいと思います。​ ​

コロナ禍を悲観するだけでなく、ポジティブにとらえ、前だけを見据える選手たち。
スタートの号砲は、もう間もなく!

SUPPORTHondaのサポート

Hondaは、アスリートに勝利の笑顔を、世の中の人々に感動を届けるべく、車いす陸上競技への支援を行っている。20年以上にわたり続けている「車いすレーサー(車両)の開発と提供」と「テクニカルサポート」だ。

本年はコロナ禍のため大会中止が相次ぐも、できる限りのサポートを継続している。本大会では、TEAM Hondaの選手を対象に、レーサーの貸与と、2つのテクニカルサポートを実施。

ひとつは、現状の車両に対する改善箇所のヒアリングとメンテナンス※1
もうひとつは、漕ぎ力の可視化※2である。

Hondaが目指しているのは、選手が安全に競技に臨み、無事にゴールできること。そして最高のパフォーマンスを発揮できること。

そのために、Hondaは培ってきた技術力と熱い想いで、安心・安全でベストコンディションのレーサーをアスリートたちに提供できるよう努めている。

また、大分国際車いすマラソンでは例年、Honda社員は沿道で選手たちに声援を送っているが、今回は自粛し、テレビやインターネットを通して精一杯のエールを送った。

※1 各選手へ調整の要望などをヒアリング。それに基づき、不具合箇所の調整や消耗部品の交換などを実施。
※2 専用ホイールを装着したレーサーを漕いで「漕ぐ力」を正確に測定。選手に新たな気付きを与え、力の入れ具合の調整やフォームの改善などに活用。

車両に対する改善箇所の
ヒアリングとメンテナンスの様子
漕ぎ力の可視化の様子
ゴールとなる大分市営陸上競技場に
設置された応援団パネル

TOURNAMENT大分車いすマラソン2020

99人の選手が激走!
観客はテレビ・インターネットを通して応援!

秋晴れの空の下、大分県庁前に響いたスタートの号砲。選手たちは一斉にスタートを切った。いつもなら多くの観客と声援でにぎわう沿道だが、大会事務局は感染拡大予防の観点から観戦の自粛を要請。テレビやインターネットを通しての応援を呼びかけたことで、例年とは異なる静かな環境での大会となった。
マラソンT34/53/54男子の部では、来年度の国際大会代表に内定している鈴木朋樹選手が独走し、1時間22分2秒で初優勝。デッドヒートが続いた2位争いは、Hondaサポート選手の山本浩之選手が制した。西田宗城選手はスタートから6km付近まで鈴木選手を追いかけるも、4位でフィニッシュ。ハーフマラソンT34/53/54男子の部では、ホンダアスリートクラブの渡辺習輔選手が3位に輝いた。
本大会にはマラソン22人、ハーフマラソン77人、計99人の選手が出走。コロナ禍でも変わらない選手一人ひとりの頑張りは、例年以上の感動と勇気を多くの人に届けたはずだ。

大会結果

マラソンT34/53/54男子
  • 2位1:26:44山本 浩之
  • 4位1:26:47西田 宗城
  • DQ(失格)河室 隆一
ハーフマラソンT34/53/54男子
  • 3位0:44:55渡辺 習輔

大会を終えて

コロナ禍での大会。いつもとは異なる環境での開催となるも、選手たちのゴールに向かって一心不乱に走り続ける姿、そしてゴール後の充実した表情は、いつも以上に見る者の胸を打ったに違いない。
久しぶりのレースを心から楽しんだ選手たち。その眼差しは、すでに夢を叶えるための次のステップへと向けられていた。

来年度の国際大会代表を目指し、精一杯やりたい!山本 浩之 選手

来年度の国際大会代表枠獲得の目標タイム1:22:23を突破できず残念ですが、久しぶりの競技で、フィニッシュに向けて全部出し切れて楽しかったです。
今回は沿道での応援が自粛されましたが、テレビの向こうから応援してもらっていると感じながら走ることができました。ただ、(ゴールとなる)競技場に入った時に、いつもはスタンドから「ワー!ワー!」と声援が聞こえますが、今回は一切聞こえず「しーん」としていることにすごく違和感があり、無観客試合の寂しさを感じました。
とはいえ、私は走ることが楽しいので、常に走り続けられているのだと思います。一度きりの人生、やりたいことが見つかった時は皆さん、楽しみましょう!
私は今後も、来年度の国際大会代表を目指し、メダルに向けて自分にできることを精一杯やります!

自分自身の能力に限界をつくらず常に成長を模索西田 宗城 選手

目標とする結果を得ることはできませんでしたが、国内トップ選手が集う中、レースの「楽しみ」を再認識できました。私のゴールシーンを見ていた方から「笑っていたけど、なんで?」と言われましたが、笑った意識はなくて…、レースをできた喜びが無意識に表情に表れたのかもしれませんね。
私は「6メジャーマラソンでの表彰台」が目標なので、そのために自分自身の能力に限界をつくらず、どのようにすれば速く走れるかを常に模索しています。
コロナ禍でレースがなかった時期は、自分を見つめ直し、数年前の自分のフォームに戻し、新しい漕ぎ方と組み合わせてベースアップすることができました。皆さんも目標や夢への挑戦の過程で壁にぶつかった時には、一度立ち止まり、過去の自分を思い返すのもいいかもしれませんね。

子どもたちに夢や感動を与えるため
これからも走り続けたい渡辺 習輔 選手

私が働いている「ホンダ太陽」にも協力してもらい、練習に集中できたことで、これまで以上の持久力・スピードを得る事ができました。その成果もあり、レース中も2位集団の中で余裕を持って走ることができ、楽しくレースができました。しかし今大会は沿道や競技場での大声援がないのでやはりどこか物足りなさを感じましたが、毎年声援・応援してくれる皆さんに恩返しが出来る様に力いっぱい走りました。久しぶりの大会を終え、改めて「スポーツは素晴らしい」と実感しました。「ホンダ太陽」「ホンダR&D太陽」の従業員や応援してくださる皆さんにもスポーツの良さを分かってもらい、スポーツを通してますます活気のある生活を送ってもらいたいですね。​
今後の目標は、来年開催予定の「第40回大分国際車いすマラソン」で優勝することです。また、キッズスポッチャ※3の子どもたちに夢や感動を与えるため、これからも良い成績で走り続けたいと思っています。​
※3 障害のある子どもたちのスポーツ活動を支援するNPO法人。

コロナに負けない。アスリートの情熱と夢のチカラ。

世界に暗い影を落とした新型コロナウイルス感染症。
困難な状況は、残念ながら今なお続いている。
しかし、「夢への情熱」、「夢が持つチカラ」は、
何ものにも負けない。

アスリートたちは本大会で改めて
そのことを教えてくれた。
そして夢にチャレンジする姿で私たちに
たくさんの感動と勇気を与えてくれた。

The Power of Dreams

「夢の力」を原動力に、
挑戦するアスリートたちをHondaは
これからも全力で応援していく・・・