Honda ビーチクリーン活動15周年 X ホンダ太陽設立40周年特別企画

Honda ビーチクリーン活動15周年
ホンダ太陽設立40周年特別企画

大分県 大分市 田ノ浦ビーチ
開催日 2022年6月5日
参加人数 78名
ゴミの量 85kg
参加団体
ホンダ太陽株式会社
大分県ホンダ会
本田技研工業株式会社
協力
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

素足で歩ける砂浜を
次世代に残したい

その想いから始まった「Hondaビーチクリーン活動」は、
2021年に15周年を迎えました。
時を同じくして、「障がいに関係なく、誰もが活躍できる社会にしたい」
という想いのもとに設立された特例子会社「ホンダ太陽」も
設立40周年を迎えました。

この節目にHondaは、ビーチクリーン活動を通じて、
もっと笑顔を広げられる機会をつくりたいと考え、
2022年6月5日に「 Honda Beach Clean Universal Project 」を開催。
ビーチマットを使うことで、健常者・障がい者関係なくビーチクリーン活動への
平等な参加機会の創出を目指す特別企画です。

大分県 大分市 田の浦ビーチ
開催日 2022年6月5日
参加人数 78名
ゴミの量 85kg
参加団体
ホンダ太陽株式会社
大分県ホンダ会
本田技研工業株式会社
協力:NPO法人須磨ユニバーサル
ビーチプロジェクト

「みんなで、一緒にビーチクリーン!」
新たな取り組みから、
たくさんの“笑顔”と“気付き”
が生まれました!

ビーチクリーン活動の最大の目的は、
砂浜をきれいにすること。
でも、今回の成果は、それだけではありません。

「海辺の楽しさ」「砂浜へ行くための工夫」
「障がい者と健常者が一緒に活動するには
どうすればいいか」など
改めて分かったことがたくさんありました。

障がい者、健常者それぞれが新しい気付きを
得るとともに、
たくさんの笑顔があふれた
当日の様子をお伝えします。

砂浜をきれいにしたいという
想いを胸に、参加者たちが集結

今回の特別企画は、実は昨年開催を予定していましたが、コロナ禍で延期続きに。待ちに待ったこの日は、あいにくの雨予報でしたが、天気が味方し、ついに開催することができました。
雨予報を受けて、当初参加予定だったキッズスポッチャ(※1)の子どもたちは、残念ながら参加がかないませんでしたが、ホンダ太陽、大分県ホンダ会の参加者が続々と集まり、ビーチクリーン活動をスタート!
※1 障がいのある子ども達のスポーツ活動を支援しているNPO法人

車いすの方と健常者が一緒に
活動。ビーチマットが大活躍!

通常、車いすで砂浜を移動することはできません。
車輪が砂に埋まってしまい、動けなくなってしまうからです。
そこで今回用意したのがビーチマット。
この上を走行することで車輪は沈まず、砂浜を移動できるようになります。
参加者は手拾いや、トングを使用し一斉にゴミ拾いをスタート!
車いすの方はマットの上を移動し、ゴミを見つけたらマットの端に寄ってトングでゴミをピックアップ。時おりゴミ袋を持ってあげたり、大きなゴミは力を合わせて回収したりするなど車いすの方と健常者はお互いに協力しながら、一緒に汗を流しました。

海辺の楽しさを体感し、
いろいろな気付きを得た1日に

「波の音と潮風を間近で感じられて、嬉しい!気持ちいい!」
「砂浜に降りたのは数年ぶり。近くで見るとこんなに小さなゴミがあったんだ」

ビーチマットを使っての初めて砂浜に、テンションが上がる車いすの方たち。
逆に健常者の方からは「車いすの方がこんなに喜んでくれるなんて。
一緒に活動したからこそ気持ちが伝わってくる」なんて声も聞かれました。

さらに「水陸両用車いす」に乗り換えると、砂浜の上を直に走行して波打ち際まで近づくことも。
「海水が冷たくて気持ちいい!やっぱり海って楽しいね!!」
ビーチクリーン活動中の砂浜には、笑顔があふれていました。

手拾いの後は、「Hondaビーチクリーナー」で仕上げ!
砂浜を走って細かなゴミもかき集め、ビーチはとってもきれいになりました。

活動前と後の変化

85kgのゴミや
貝殻を回収

参加者の声

次は車いすの子ども達と一緒に砂浜に来たい!
ホンダ太陽岩崎充浩さん

砂浜でビーチクリーン活動ができると聞いて、今日が来るのを楽しみにしていました。ビーチマットの上を動き回ってゴミを拾いましたが、移動はまったく問題ない。このマットの力はすごいですね。間近で波の音を聞くのも、海水に触ったのも20年ぶり! 今日は海を身近に感じることができました。キッズスポッチャの子ども達と一緒に体験できなかったのは残念ですが、今日の感想を子ども達に伝えて、次はぜひ一緒に参加したいです。

波打ち際まで行けて楽しかった!
ホンダ太陽佐矢野利明さん
(ホンダアスリートクラブ所属)

(車いす陸上競技のアスリートとして)普段の練習で田ノ浦ビーチの歩道は走っていますが、砂浜に来ることは基本ありません。そのため、今日はとても貴重な体験ができました。また、コロナ禍で、大勢で集まっての活動がしづらい中、こうやって屋外でみんなでビーチクリーン活動ができて良かったです。普段は砂浜を離れたところから見ていて、きれいな砂浜だと思っていましたが、今回参加して、近くで見るとゴミがたくさんあることに驚きました。水陸両用車いすで波打ち際まで行けたのも楽しかったです。

主催者の想い

世界中のすべての人に
喜びを提供していきたい
本田技研工業株式会社取締役会長倉石誠司

車いすの方にも砂浜をきれいにする活動から生まれる「砂浜を移動する喜び」や「浜辺の楽しさ」を体験してもらいたいと思い、今回企画しました。Hondaは世界中のすべての人に喜びを提供することを目指しています。先ほど車いすの方が「砂浜に来たのは20年ぶり!」と話されており、皆さんの笑顔が輝いていたことが、今日一番うれしかったことです。きちんとした準備やサポートがあれば、車いすの方も健常者と同じことができる。これからもHondaは、さまざまなサポートや機会を通じて、全ての人に喜びを提供していきたいと思います。

社会に必要な取り組みだと実感
大分県ホンダ会会長重松英

今回は砂浜で一緒にビーチクリーン活動をして、健常者と障がい者、それぞれにたくさんの発見があったのではないかと思います。私自身、今まで車いすの方と健常者が一緒にできる活動というのは想像できていませんでした。でも、それを今日、目の前で見たことでイメージできるようになり、こういうふうにやれば良いんだと理解できました。話で聞くのと実際に見て体験するのとでは全然違う。やっぱり経験することは大切ですね。また、これからの社会に必要な取り組みだということも改めて感じ、本当にやってよかったなと思います。これからもホンダ会として、社会に必要な取り組みを実践していきます。

ダイバーシティ&
インクルージョンがキーワード
ホンダ太陽代表取締役社長鎌田雅仁

今回の「 Honda Beach Clean Universal Project 」はホンダ太陽の基本理念「何より人間〜夢・希望・笑顔〜」が形になった一つの取り組みです。皆さんと一緒に有意義な時間を過ごすことができて本当にうれしいですね。
だからこそ、これで終わってはダメ。もっと多くの方に関心を持っていただけるよう、まずはHonda関係者や地域の方に活動を知ってもらうことで、興味を持つ、参加するといった行動につなげていきたいと思います。キーワードは「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(一体性)」。障がいの有無に関係なくさまざまな方が参加でき、そこから新たな気づきや行動が生み出されるような活動を考え、次のステップとしてこれから取り組んでいきたいです。

Hondaは引き続きビーチクリーン活動
を広げていきながら
たくさんの人たちへ新しい“気付き”を
提供できる機会の創出にも
全力で取り組んでまいります。