ブレーキシステム

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ブレーキペダルを踏んだとき、ブレーキ装置の作動のため、エンジンルームからモーター音などが聞こえることがありますが、異常ではありません。

電子制御パーキングブレーキ

主に停車中や駐車時に使用するブレーキです。自動での解除および手動での操作ができます。

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アドバイス

パーキングブレーキをかけたり解除したときに作動音が聞こえます。
これはブレーキシステムが作動している音で異常ではありません。

パーキングブレーキをかけたり解除するとブレーキペダルが動くことがあります。
これはブレーキシステムの作動によるもので異常ではありません。

12Vバッテリーがあがっているときは、パーキングブレーキをかけたり、解除することはできません。

走行中にパーキングブレーキスイッチを引き続けると、その間はパーキングブレーキがかかります。

10分以上渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)またはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態で停車していると、自動でパーキングブレーキがかかります。

渋滞追従機能付ACCまたはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態でシートベルトを外したとき、自動でパーキングブレーキがかかります。

渋滞追従機能付ACCまたはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態でパワーモードをOFFモードにしたとき、自動でパーキングブレーキがかかります。

寒冷時に、パーキングブレーキをかけると、凍結することがあります。
自動作動機能をOFFにして、石などで輪留めをしてください。
また、けん引の場合は、必要に応じて自動作動機能をOFFにして、パーキングブレーキがかからないようにしてください。

手動で操作するとき

パーキングブレーキスイッチの操作で、パーキングブレーキをかけたり解除したりできます。
急な下り坂の発進時などに、手動でパーキングブレーキを解除すると、スムーズな発進を行うことができます。

手動でパーキングブレーキをかける

パーキングブレーキスイッチをゆっくりと確実に引き上げてください。

  • パーキングブレーキが作動すると、スイッチのインジケーターとメーター内のブレーキ警告灯(レッド)が点灯します。
  • パーキングブレーキスイッチ

手動でパーキングブレーキを解除する

  1. パワーモードがONモードのときに、右足でブレーキペダルをしっかりと踏む。
  2. パーキングブレーキスイッチを押す。
    • パーキングブレーキが解除され、スイッチのインジケーターとメーター内のブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。
  • パーキングブレーキスイッチ

自動パーキングブレーキ作動機能

自動パーキングブレーキ作動機能がONになっているとき:

パワーモードをOFFモードにするとパーキングブレーキが自動でかかります。

パーキングブレーキがかかっていることを、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。

自動解除するとき

アクセルペダルの操作とパーキングブレーキの解除が連動します。

渋滞や上り坂での発進に便利です。

アクセルペダルをゆっくりと踏んでください。

  • パーキングブレーキが解除され、ブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。

パーキングブレーキの自動解除は、次の条件が揃ったときに行えます。

  • 運転席シートベルトを着用しているとき
  • パワーシステムが起動しているとき
  • シフトポジションがPN以外のとき
  • アクセルペダル
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パーキングブレーキを自動で解除できないときは、手動で解除してください。
次の警告灯が点灯しているときは、自動解除できません。
  • PGM-FI警告灯
  • トランスミッション警告灯
次の警告灯が点灯しているときは、自動解除できないことがあります。
  • ブレーキ警告灯(レッド)
  • VSA警告灯
  • ABS警告灯
  • エアバッグシステム警告灯

自動作動機能をON/OFFするには

パーキングブレーキの自動作動機能は、パワーモードがONモードのときに以下の操作でONとOFFを切り替えることができます。

  1. シフトポジションをPにする。
  2. ブレーキペダルを踏まずに、パーキングブレーキスイッチを引き上げます。
    • ブレーキ警告灯(レッド)が点灯していることを確認してください。
  3. パーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。
    「ピーッ ピーッ ピーッ ・ ・ ・ ・ 」と鳴り始めたら手を離し、3秒以内に再びパーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。
  4. 操作完了音が聞こえたらスイッチから手を離す。
    • 自動作動機能がONになると、「ピーッ ピーッ」と鳴ります。
    • 自動作動機能がOFFになると、「ピー」と鳴ります。
    • パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。

また、下記操作を行うことで、パーキングブレーキの自動作動を一時的にOFFすることもできます。

  1. ブレーキペダルを踏んで停車する。
  2. パワーモードをOFFモードにした後、2秒以内にパーキングブレーキスイッチを押す。
    • 自動作動機能のON/OFF設定は変わりません。
    • 渋滞追従機能付ACC およびオートマチックブレーキホールドシステムの機能がOFFになっている状態で行ってください。
    • パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。

フットブレーキ

車の減速や停止をするためのメインのブレーキです。ブレーキペダルで操作します。

緊急制動時により大きな制動力を発生させる電子制御ブレーキアシストが装備されています。


また、ブレーキのロックを防止するABS(アンチロックブレーキシステム)で、安全性の向上を図っています。

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水たまりを走行したときは、ブレーキの効き具合を確認してください。
効きが悪いときは、効き具合が戻るまでブレーキペダルを何回か軽く踏んでください。

ブレーキを踏んでいる間、絶えず金属的な摩擦音が聞こえる場合はブレーキパッドを交換する必要があります。
Honda販売店で点検を受けてください。

長い下り坂でブレーキペダルを踏み続けると、ブレーキが過熱し、ブレーキの効きが悪くなり危険です。
そのため、長い下り坂などでは回生ブレーキを使用します。
アクセルペダルから足を離し、減速セレクターを使用すると、回生ブレーキの強さが調整できます。

オートマチックブレーキホールド

停車中に、ブレーキペダルを踏み続けなくても、自動的にブレーキを保持する機能です。保持中にアクセルペダルを操作すると、自動でブレーキが解除され発進することができます。信号待ちなどの一時的に停止したいときの使用に適しています。

警告
急な坂道やすべりやすい路面の場所では、ブレーキペダルから足を離さない。
急な坂道やすべりやすい路面の場所では、オートマチックブレーキホールドが作動していても、ブレーキペダルから足を離したときに車が動くことがあります。
不意に車が動くことにより衝突の原因となり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
警告
駐車をする目的でオートマチックブレーキホールドを作動させない。
不意に車が動くことにより衝突の原因となり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
オートマチックブレーキホールドシステム作動中は絶対に車から離れないでください。駐車する際はシフトポジションをPにしてパーキングブレーキをかけてください。
警告
オートマチックブレーキホールドを使用する際は、オートマチックブレーキホールド表示灯が点灯するまでブレーキペダルから足を離さない。
不意に車が動くことにより衝突の原因となり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
オートマチックブレーキホールド表示灯が点灯した後にブレーキペダルから足を離してください。
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システムが作動していても通常と同じ手順でパワーシステムの停止が行えます。

ブレーキ保持中にタイヤの回転を検知すると、ブレーキ力を強めるために作動音が発生する場合があります。

機能をONさせるには

シートベルトを着用し、パワーシステムを起動してからオートマチックブレーキホールドスイッチを押す。

  • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯が点灯し、機能がONになります。

パワーシステムを一度停止してから運転席のシートベルトを着用し再度起動しても、前回と同じ設定で復帰します。

  • オートマチックブレーキホールドスイッチ
  • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯点灯

ブレーキを保持させるには

シフトポジションがPR以外のときにブレーキペダルを踏んで停車する。

  • オートマチックブレーキホールド表示灯が点灯し、自動でブレーキが10 分間保持されます。
  • オートマチックブレーキホールド表示灯が点灯後、ブレーキペダルから足を離してください。
  • ブレーキペダル
  • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯点灯
  • オートマチックブレーキホールド表示灯点灯

車両を発進させるには

シフトポジションがPN以外のときにアクセルペダルを踏むと機能が解除し、発進します。

  • オートマチックブレーキホールド表示灯が消灯し、自動でブレーキが解除されます。
  • アクセルペダル
  • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯点灯
  • オートマチックブレーキホールド表示灯消灯

ブレーキ保持機能が自動的に解除されるとき

  • パーキングブレーキスイッチを引いたとき
  • シフトポジションがPもしくはRで、ブレーキペダルを踏んでいるとき

以下の状態のときは、パーキングブレーキが自動で作動した後、オートマチックブレーキホールドシステムによるブレーキ保持が解除されます。

  • 10分以上ブレーキを保持したとき
  • 運転席のシートベルトを外したとき
  • パワーシステムを停止したとき
  • オートマチックブレーキホールドシステムに問題が発生したとき

機能をOFFさせるには

オートマチックブレーキホールドシステム表示灯のみ点灯しているとき:

  • オートマチックブレーキホールドスイッチを押す
    • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯が消灯します。

オートマチックブレーキホールドシステム表示灯とオートマチックブレーキホールド表示灯が同時に点灯しているとき:

  • ブレーキペダルを踏みながら、オートマチックブレーキホールドスイッチを押す
    • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯およびオートマチックブレーキホールド表示灯が消灯します。
  • オートマチックブレーキホールドスイッチ
  • オートマチックブレーキホールドシステム表示灯消灯
  • オートマチックブレーキホールド表示灯消灯
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自動洗車機を使用するときは、システムがOFFになっていることを確認してください。

機能がONのときに運転席のシートベルトを外す、またはパワーシステムを停止すると機能がOFFになります。この場合は、運転席のシートベルトを着用し、パワーシステムを起動すると、オートマチックブレーキホールドスイッチ操作なしで機能がONになります。
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