電子制御パーキングブレーキ
停車中や駐車時に使用するブレーキです。自動での解除および手動での操作ができます。
- パーキングブレーキをかけたまま走行しないでください。
- パーキングブレーキを操作するとブレーキペダルが動くことがあります。
- 12Vバッテリーがあがっているときは、パーキングブレーキをかけたり解除することはできません。
- 走行中にパーキングブレーキスイッチを引き続けると、その間はパーキングブレーキがかかります。
手動でパーキングブレーキをかける

パーキングブレーキスイッチ()を引き上げる。
- パーキングブレーキが作動すると、スイッチのインジケーターとブレーキ警告灯(レッド)が点灯します。
手動でパーキングブレーキを解除する

右足でブレーキペダルをしっかりと踏んだ状態で、パーキングブレーキスイッチ()を押す。
- スイッチのインジケーターとメーター内のブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。
- パワーモードがONモードのときに操作してください。
- 急な下り坂の発進時などに利用するとスムーズな発進を行うことができます。
自動でパーキングブレーキを解除する

アクセルペダル()をゆっくりと踏み、車両を発進させる。
- ブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。
次の警告灯が点灯しているときは、自動解除できないことがあります。
- PGM-FI 警告灯
- トランスミッション警告灯
- ブレーキシステム警告灯(オレンジ)
- VSA 警告灯
- ABS 警告灯
- エアバッグシステム警告灯
運転席シートベルトを装着していない場合はパーキングブレーキは自動で解除されません。
自動パーキングブレーキ作動機能
パワーモードをOFF モードにすると自動でパーキングブレーキがかかります。
- この機能は工場出荷時OFFになっています。
自動作動機能のON/OFF
パワーモードがONモードのときに、以下の操作でON とOFF が切り替わります。
- シフトポジションをPにする
- ブレーキペダルを踏まずにパーキングブレーキスイッチを引き上げる。
- ブレーキ警告灯(レッド)が点灯していることを確認してください。
- パーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。音が鳴り始めたら手を離し、3秒以内に再びパーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。
- 操作完了音が聞こえたらスイッチから手を離す。
- ON:「ピーッ ピーッ」と鳴ります。
- OFF:「ピー」と鳴ります。
- パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。
以下の状態のときは、パーキングブレーキが自動で作動します。
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)またはブレーキホールドシステムにより10分以上停車したとき
- 渋滞追従機能付ACCまたはブレーキホールドシステムによる停車中に運転席のシートベルトを外したとき
- 渋滞追従機能付ACCまたはブレーキホールドシステムによる停車中にパワーモードをOFFにしたとき
- ブレーキホールドシステム作動中にシステムに問題が発生したとき
寒冷時は、自動パーキングブレーキ作動機能をOFFにし、石などで輪留めをしてください。パーキングブレーキをかけると、凍結するおそれがあります。また、自車をけん引するなど、必要に応じて機能をOFFにしてください。
自動作動機能の一時OFF
下記操作を行うと自動作動が一時的にOFFになります。
- ブレーキペダルを踏んで停車する。
- パワーモードをOFF モードにした後、2秒以内にパーキングブレーキスイッチを押す。
- 自動作動機能のON/OFF 設定は変わりません。
- 渋滞追従機能付ACC、オートマチックブレーキホールドシステムがOFFの状態で行ってください。
- パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。