電気自動車の注意点
高電圧部位・高電圧配線・高温部位について
電気自動車には、モーター、ラジエーターなどの高温部品や、パワーコントロールユニット(PCU)、高電圧バッテリー、高電圧ケーブル(オレンジ色)などの高電圧システムがあります。これらの高電圧システムには、警告ラベルが張り付けてあります。

- 警告
高電圧システムには高電圧回路と高電圧部品があります。注意事項を守らないと、死亡または重大な傷害にいたるおそれがあります。
- 高電圧部品、高電圧ケーブル(オレンジ色)またはコネクタを取り外したり、分解したり、交換したりしないでください。
高電圧システムの取り扱いは、資格のある技術者のみが行ってください。 点検と修理については、Honda 販売店にご相談ください。
高電圧バッテリーの特性
長期間駐車をすると高電圧バッテリーの充電量は低下します。高電圧バッテリーの充電量が低い状態で放置すると寿命が縮む原因となります。
バッテリーの性能を維持するために、少なくとも3ヶ月に一度充電してください。
バッテリーの寿命を長くするために、夏場は日陰への駐車をおすすめします。
高電圧バッテリーが完全に放電または損傷し、パワーシステムが起動しない場合は、Honda 販売店にご相談ください。
温度について
車両を保管するときは、外気温が極端に低い状態で長期間車両を放置しないでください。高電圧バッテリーの温度が‒25°C 以下になると、パ ワーシステムが起動しません。 高電圧バッテリーが温まるのを待つか、けん引などで車両を暖かい場所に移動してください。
メンテナンスや修理、廃車について
お車のメンテナンスや修理、廃車の際には、必ずHonda 販売店にご相談ください。
高電圧バッテリーは、リチウムイオンバッテリーを使用しています。廃棄処分については特別な取り扱いが必要です。廃車するときは、Honda
販売店にご相談ください。
事故が起きたとき
- 感電に注意する
- 車体が大きく破損・変形するような事故が起きたときは、感電するおそれがあります。
高電圧部位やそれらを接続する配線(オレンジ色)には、絶対に触れないでください。
- 車体が大きく破損・変形するような事故が起きたときは、感電するおそれがあります。
- 高電圧バッテリー液に触れない
- 高電圧バッテリー液がもれているときは、バッテリー液が目や皮膚に付くとその部分が侵されますので、十分に注意してください。万一付着したときは、すぐに清浄な水で数分間洗浄した後、ただちに医師の診察を受けてください。
- 火災が発生したら電気火災用消火器を使用する
- 少量の水での消火は、かえって危険な場合がありますので、水はかけないでください。
- Honda販売店で修理を受ける。
- 車体が損傷を受けたときは、必ずHonda販売店で修理を受けてください。
高電圧遮断システム
事故などにより車体が衝撃を受けたときに、高電圧遮断システムが作動する場合があります。システムが作動すると、高電圧システムが自動的にOFF になり、走行可能状態になりません。高電圧システムを再始動するには、Honda 販売店にご連絡ください。
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