充電方法
充電には走行時の充電以外に普通充電と急速充電✤があります。普通充電は、住宅などでAC200Vの充電器で行う充電です。急速充電✤は、充電施設に設置された急速充電器で行う充電です。
充電方法 |
充電時間 |
普通充電(AC200V 16A のとき) |
満充電まで約10 時間(約600 分) |
普通充電(AC200V 30A※1 のとき) |
満充電まで約5 時間(約300 分) |
急速充電(50kW 125A※1 のとき) |
80% 充電まで約30 分 |
※1 : 充電可能な最大値
- 充電時間は、充電残量警告灯が点灯した時点で充電を開始した場合の時間です。(気温25 ℃のとき)
- 充電時間は、バッテリーの残量や気温、使用する充電器により異なります。
- AC100V の充電器を使用しても充電できますが、AC200V と比べ充電終了までの時間が長くなります。
- 満充電までの残り時間の目安は、メーターで確認できます。
- 充電リッドが氷結して開かない場合は、ぬるま湯をかけて氷を溶かし、水分を十分にふき取ってから、充電リッドを開けてください。
- 充電ケーブルに、汚れや水滴が付着している場合は、乾いたきれいな布で拭き取ってください。水洗いやケミカル類を使用しての掃除は行わないでください。
- 充電口とコネクターの金属部分が損傷や腐食している場合は、Honda 販売店にご相談ください。
- 12V バッテリーが外されていると、充電できません。12V バッテリーを再接続した場合は、パワーシステムの起動、停止を行ってください。その後、充電コネクターを再接続し、充電が開始されることを確認してください。
- 充電中に停電が発生したときは、電力が復旧して、充電システムが充電可能な状態になると自動的に充電が再開されます。普通充電コネクターと急速充電コネクターを同時に接続しないでください。両方を接続した場合は充電を停止します。
- 外気温が‒20 ℃以下の場合、高電圧バッテリーの充電が開始されないことがあります。
- 充電中は、電磁波によるノイズにより、ラジオが聞こえなくなることがあります。
- 下り坂を走行するときは回生エネルギーによって充電されるため、満充電付近になると回生ブレーキの効きが低下することがあります。そのため山や丘など高いところで充電する場合は満充電を避けてください。
車両カバーを装着したまま充電しないでください。
誤動作を引き起こしたり、車両や充電機器が故障する可能性があります。
充電機器の損傷を防ぐために、次の点に注意してください。
- 充電機器に強い衝撃をあたえない
- ケーブル部分を引っ張らない、ねじらない、折り曲げない、踏みつけない、引きずらない
- 充電機器は、ヒーターなどの温度が高くなるものに近づけたり、高温場所で保管や使用しない
普通充電

- パワーモードがOFF モードになっていることを確認する。
- 充電リッド(
)右端のプッシュマーク(
)を「カチッ」と音がするまで押し、手を離す。
- リッドが少し浮き上がります。
- Hondaスマートキーを携帯するか、運転席のドアを解錠してから操作してください。

- 充電リッドを開け充電口キャップ(
)を抜き取る。
- 充電口キャップをホルダー(
)にかける。

- 充電コネクターを充電口(
)に差し込む。
- 充電インジケーター(
)(ホワイト)の点滅が停止し、充電インジケーター(
)(ブルー)がスイ― プ(連鎖点灯)します。
- 充電が完了すると、充電インジケーター(ブルー)のスイープ(連鎖点灯)が停止し、約15秒後充電インジケーターが消灯します。
- 充電インジケーター(
充電が完了したとき

- 充電コネクターロック解除ボタンを押しながら充電コネクターを抜き取る。
- 充電口キャップ(
)をしっかり取り付け、充電リッドを閉める。
- 推奨の充電ケーブル(別売)のご購入や取り扱いは、Honda 販売店にご相談ください。
- 充電を行うには専用のコンセントが必要です。また、漏電遮断器付コンセントを使用することをおすすめします。
- 充電機器に付属の指示と安全上の注意事項に必ず従ってください。
- 充電コネクターを差し込んだらゆっくりと手前に引いて抜けないことを確認してください。
- 充電コネクターは充電口に斜めに差し込まない
- 充電コネクターを差し込む際は、上下に動かさない
- 満充電付近になると充電される速度が遅くなります。また高電圧バッテリーの温度が低いときは充電される速度が遅くなったり満充電にならないことがあります。
- 充電を途中でやめたいときは、充電コネクターを抜き取ってください。充電は自動的に中止されます。
充電が開始されないとき
充電が開始されない場合は、以下をご確認ください。
- 充電コネクターが正しく接続されていない
- 充電口から「カチッ」という音が鳴るまで、再度差し込んでください。
- 車両が故障している
- メーターを確認してください。
- 12V バッテリー電圧が低下している
- 12V バッテリーを充電、または交換してください。
- パワーモードがONモードになっている
- パワーモードをアクセサリーモードまたはOFF モードにしてください。
- 高電圧バッテリーが低温になっている
- 高電圧バッテリーの保護のため充電を制限しています。けん引などで暖かい場所へ移動し、高電圧バッテリーの温度があがると充電できるようになります。
- タイマー充電で充電を行う時間を設定している
- すぐに充電を開始したい場合は、充電コネクターを再接続して充電コネクターのロック解除ボタンを長押しすると、充電が開始されます。
充電インジケーター(普通充電)

充電インジケーター()は高電圧バッテリーの充電状態を表示します。
ゆっくり点滅(ホワイト):
- 充電待機状態のとき
スイ― プ(連鎖点灯)(ブルー):
- 充電をしているとき
点灯(ブルー):
- 充電が完了したとき
1 回点滅(ブルー):
- 充電が完了し、バッテリー加温システムが作動しているとき
点滅(レッド):
- 充電システムに異常があり、充電が開始できないとき
点灯(レッド):
- 充電コネクターが正しく接続されていないとき
- 接続の際は、充電コネクターが傾かないよう奥側に突き当たるまで差し込んでください。
点灯(ホワイト):
- 充電機器の停止操作をしたとき
- タイマー充電により充電が停止したとき
急速充電✤

- パワーモードがOFF モードになっていることを確認する。
- 充電リッドオープンスイッチ(
)を長押しする。
- 充電リッドが開きます。

- 充電口キャップ(
)を抜き取る。
- 充電口キャップをホルダー(
)にかける。
- 急速充電器に表示されている手順に従って、充電を開始する。
充電が完了したとき

充電コネクターを充電口から取り外す。
- 充電完了後は充電口キャップ(
)をはめてから充電リッドを閉めます。
- 必ずこの車に対応した急速充電器を使用してください。対応していない充電器を使用すると、故障の原因になります。故障時はHonda 販売店にご相談ください。
- 30mをこえる充電ケーブルは使用しないでください。
- ここでは急速充電の手順の一例を説明しており、急速充電器の種類によっては手順が異なる場合があります。必ず急速充電器本体に表示された手順をご確認ください。間違った操作を行うと、車両または急速充電器を破損するおそれがあります。
- CHAdeMO(チャデモ)仕様の急速充電器が使用できます。CHAdeMO とは、CHAdeMO協議会が標準規格として提案する急速充電器の商標名です。
- 急速充電中に、エアコンやアクセサリーを使用すると充電時間が長くなる、もしくは充電が完了しない場合があります。急速充電器の仕様(最大出力/ 電流や制限時間)によっては、充電時間が長くなる、もしくは途中で充電終了する場合があります。
- 充電中は急速充電コネクターを外すことはできません。外す必要があるときは充電を中止してください。充電が停止すると急速充電コネクターを外すことができます。
- 充電中、充電器に表示される残充電時間、高電圧バッテリーの残量、充電電流等の値は実際の値とは異なる場合があります。
- 急速充電が終了したあとは、ほかの利用者のため、充電用駐車スペースからすみやかに移動してください。
充電が開始されないとき
充電が開始されない場合は、以下をご確認ください。
- 普通充電コネクターが接続されている
- 普通充電コネクターを外してください。
- 急速充電コネクターが正しく接続されていない
- 急速充電コネクターを正しく接続してください。
- すでに満充電付近まで充電されている
- 急速充電器が充電できない状態になっている
- 急速充電器の電源がONであり、正常であることを表示で確認してください。
- 車両が故障している
- メーターを確認してください。
- 12V バッテリー電圧が低下している
- 12V バッテリーを充電、または交換してください。
- 高電圧バッテリーが低温になっている
- 高電圧バッテリーの保護のため充電を制限しています。けん引などで暖かい場所へ移動し、高電圧バッテリーの温度があがると充電できるようになります。
✤:タイプやオプションなどにより、装備が異なります。