電子制御パーキングブレーキ

停車中や駐車時に使用するブレーキです。自動での解除および手動での操作ができます。

  1. パーキングブレーキを操作すると作動音が聞こえます。
  2. パーキングブレーキを操作するとブレーキペダルが動くことがあります。
  3. 12Vバッテリーがあがっているときは、パーキングブレーキは操作できません。
  4. 走行中にパーキングブレーキスイッチを引き続けている間はパーキングブレーキがかかります。

手動でパーキングブレーキをかける方法

パーキングブレーキスイッチ()を引き上げる。

  1. パーキングブレーキが作動すると、スイッチのインジケーターとメーター内のブレーキ警告灯(レッド)が点灯します。

手動でパーキングブレーキを解除する方法

右足でブレーキペダルをしっかりと踏んだ状態で、パーキングブレーキスイッチ()を押す。

  1. ブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。
  1. パワーモードがONモードのときに操作してください。
  2. 急な下り坂の発進時などに利用するとスムーズな発進を行うことができます。

自動パーキングブレーキ作動機能

パワーモードをOFFモードにすると自動でパーキングブレーキがかかります。

  1. この機能は工場出荷時OFFになっています。

自動作動機能のON/OFF

パワーモードがONモードのときに、以下の操作でONとOFFが切り替わります。

  1. シフトポジションをPにする。
  2. ブレーキペダルを踏まずに、パーキングブレーキスイッチを引き上げる。
    1. ブレーキ警告灯(レッド)が点灯していることを確認してください。
  3. パーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。音が鳴り始めたら手を離し、3秒以内に再びパーキングブレーキスイッチを引き上げたままにする。
  4. 操作完了音が聞こえたらスイッチから手を離す。
    1. ON:「ピーッ ピーッ」と鳴ります。
    2. OFF:「ピー」と鳴ります。
    3. パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。

以下の状態のときは、パーキングブレーキが自動で作動します。

  1. 10分以上渋滞追従機能付ACCまたはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態で停車しているとき
  2. 渋滞追従機能付ACCまたはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態で運転席のシートベルトを外したとき
  3. 渋滞追従機能付ACCまたはオートマチックブレーキホールドシステムが作動している状態でパワーシステムを停止したとき

寒冷時は、自動パーキングブレーキ作動機能をOFFにし、石などで輪留めをしてください。パーキングブレーキをかけると、凍結するおそれがあります。また、自車をけん引する場合は、必要に応じて機能をOFFにしてください。

解除方法

アクセルペダル()をゆっくりと踏み、車両を発進させる。

  1. ブレーキ警告灯(レッド)が消灯します。

運転席シートベルトを装着していない場合はパーキングブレーキは自動で解除されません。

次の警告灯が点灯しているときは、自動解除できないことがあります。

  1. PGM-FI警告灯、トランスミッション警告灯、ブレーキ警告灯(オレンジ)、VSA警告灯、ABS警告灯、エアバッグシステム警告灯

自動作動機能の一時OFF

下記操作を行うと自動作動が一時的にOFFになります。

  1. ブレーキペダルを踏んで停車する。
  2. パワーモードをOFFモードにした後、2秒以内にパーキングブレーキスイッチを押す。
    1. 自動作動機能のON/OFF設定は変わりません。
    2. 渋滞追従機能付ACC、オートマチックブレーキホールドシステムがOFFの状態で行ってください。
    3. パーキングブレーキの作動状態は、ブレーキ警告灯(レッド)で確認してください。