高電圧システム・バッテリーについて

高電圧バッテリーの特性

長期間駐車をすると、高電圧バッテリーは少しずつ放電をします。バッテリーの性能を維持するために、少なくとも3ヶ月に一度、30分以上走行をしてください。走行によりバッテリーに充電されます。長期間走行をしないと、高電圧バッテリー充電容量が低下したり、寿命が縮む原因となります。バッテリーの寿命を長くするために、夏場は日陰への駐車をおすすめします。

高電圧バッテリーが放電しすぎないように注意をしてください。
充電量が0の状態で長期間放置されるとエンジンが始動できなくなるおそれがあります。

ご使用時の注意

高電圧システムの分解や、配線(オレンジ色)の取り外しなどを行うと感電するおそれがあります。点検・修理は、必ずHonda販売店にご相談ください。

高電圧バッテリーの冷却風取り入れ口()をふさがないでください。

 

冷却風取り入れ口がふさがれると高電圧バッテリーの温度が上昇するおそれがあります。高電圧バッテリーを保護するために出力が制限され、パワーシステム警告灯や12Vバッテリー充電警告灯が点灯することがあります。

 

警告

高電圧バッテリーは、純正品の使用をおすすめします。純正品以外の高電圧バッテリーを使用した場合、過充電や火災など思わぬ事故につながる可能性があります。

感電に注意してください。
車体が大きく破損・変形するような事故が起きたときは、感電するおそれがあります。高電圧部位やそれらを接続する配線(オレンジ色)には、絶対に触れないでください。

高電圧バッテリー液に触れないでください。
高電圧バッテリー液がもれているときは、バッテリー液が目や皮膚に付くとその部分が侵されますので、十分に注意してください。万一付着したときは、すぐに清浄な水で数分間洗浄した後、ただちに医師の診察を受けてください。

火災が発生したら電気火災用消火器を使用してください。
少量の水での消火は、かえって危険な場合がありますので、水はかけないでください。

車体が損傷を受けたときは、必ずHonda販売店で修理を受けてください。

高電圧遮断システム

事故などにより車体が衝撃を受けたときに、高電圧遮断システムが作動する場合があります。システムが作動すると、高電圧システムが自動的にOFFになり、走行可能状態になりません。高電圧システムを再始動するには、Honda販売店にご連絡ください。

高電圧バッテリーの廃棄

高電圧バッテリーは、リチウムイオンバッテリーを使用しています。廃棄処分については特別な取り扱いが必要です。廃車するときは、Honda販売店にご相談ください。