パンクしたタイヤの応急修理

タイヤの損傷が激しい場合は、乗り物をけん引する必要があります。

単にタイヤに小さな穴がある場合、永久的な修理をするために最寄りの販売店へ運転することができるよう、損傷を一時的に補修するタイヤパンク応急修理キットで応急修理ができます。

パンクしたときは、ハンドルをしっかり握り徐々にブレーキをかけてスピードを落とし安全な場所に停車してください。

  1. 地面が固く、滑らない、水平なところに車を停める。
  2. セレクトレバーをPに入れる。
  3. パーキングブレーキをかける。
  4. 非常点滅表示灯を点滅させ、パワーモードをOFFモードにする。
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以下のような場合、タイヤパンク応急修理キットは使用できません。Honda販売店またはロードサービスにご連絡ください。
  • 応急修理剤の有効期限が切れているとき
  • タイヤが2本以上パンクしているとき
  • 約4mm以上の切り傷や刺し傷によるパンクのとき
  • 路面接地部以外が損傷を受けパンクしたとき

  • ほとんど空気が抜けた状態で走行したとき
  • タイヤがホイールから外れているとき
  • ホイールが破損しているとき

タイヤに刺さったクギなどは抜かないでください。
抜いてしまうと、タイヤパンクの応急修理キットでは応急修理が不可能になる場合があります。

タイヤ応急修理の準備

サードシート装備車
  1. サードシートのヘッドレストを下げる。背もたれのストラップを引き、前方に倒す。
  2. フロアボートを取り外す。
  1. カーゴリッドを外す。
  1. 座面の黄色いストラップを引き、前方に倒し、黒いフックストラップをヘッドレストにかけ固定する。
サードシート非装備車
  1. ストラップを引いて、カーゴリッドを開ける。
共通
  1. タイヤパンク応急修理キットを取り出す。
  2. 交通から遠ざけ、パンクしたタイヤ付近にキットを水平に置く。
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応急修理をスムーズに行うため、タイヤパンク応急修理キットに付属の説明書をお読みください。

応急修理剤とエアの注入

  1. バルブからバルブキャップを取り外す。
  1. 応急修理剤のボトルをよく振る。
  2. ボトルにエアホースをきつく締め付ける。
  1. エアコンプレッサーにボトルキャップを取り付ける。
  2. バルブにボトルホースをきつく締め付ける。
  1. エアコンプレッサーの電源コードのパワープラグを、アクセサリーソケットに差し込む。
  2. エンジンを始動する。
    • 応急修理剤/ エアを注入しているときはエンジンを停止しないでください。
  1. エアコンプレッサーのスイッチをONにする。
    • エアコンプレッサーはタイヤに応急修理剤とエアを注入し始めます。
    • 応急修理剤の注入が完了すると、エアのみ注入されます。
  1. 指定の空気圧に達したら、エアコンプレッサーの電源をOFFにする。
    • エアコンプレッサーの空気圧計を確認してください。
  2. エアコンプレッサーの電源コードの電源プラグを、アクセサリーソケットから外す。
  1. タイヤバルブからボトルホースを外しバルブキャップを取り付ける。
  2. エアコンプレッサーからボトルを外す。
  3. 減圧ボタンを押して、空気圧計が0kPaになるまでエアを抜く。
警告
応急用修理剤は、飲用すると有害で、致命的になりうる物質を含んでいます。
誤って飲用した場合、
  • できるだけたくさんの水を飲んでください。
  • ただちに医師の診察を受けてください。
目に入ったり皮膚に付いた場合
  • 水でよく洗い流してください。
  • 異常を感じたときはただちに医師の診察を受けてください。
警告
一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業を避ける。
一酸化炭素は有毒です。一酸化炭素を吸い込むと意識不明になったり、死亡したりするおそれがあります。
密閉された場所での作業や、一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業はしないでください。

降雪時や積雪のある場所では、エンジンをかけたままにしない。
周囲に積もった雪により排気ガスが滞留し車内に入ってくると、重大な傷害や死亡にいたるおそれがあります。
エンジンが始動している場合は、車両の周囲の雪を取り除くなどしてください。
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お子さまが誤って手を触れないよう、保管、取り扱いに注意してください。

外気温が氷点下以下のときは応急修理剤は容易に流れないかもしれません。車内で温めると流れやすくなります。

応急修理剤が衣類などに付着すると、落ちないおそれがありますのでご注意ください。

アドバイス
15分以上エアコンプレッサーを使用しないでください。
エアコンプレッサーは過熱し、破損するおそれがあります。
 

応急修理剤が注入されている間、圧力は一時的に高くなります。注入が完了すると圧力は落ちますが、再度上昇します。これは正常です。
正しい空気圧を測定するためには、応急修理剤が注入された後にエアコンプレッサーのスイッチをOFFにしてください。

指定空気圧は、運転席側横の車体にある空気圧ラベルを確認してください。

10 分以内に設定空気圧にならないときは、応急修理剤による応急修理はできません。
Honda販売店やロードサービスに連絡してください。

タイヤパンク応急修理剤の購入および空きボトルの適切な処分については販売店にお尋ねください。

点検走行

  1. 速度制限シールを、運転者のよく見える位置に貼る。
  2. 点検走行を開始する。
    • 法定速度を守ってください。高速道路では80km/h以下を厳守してください。
  3. 10分または5km走行したあと安全な場所に車を停める。
  4. タイヤのバルブにエアホースをきつく締め付ける。
  1. エアコンプレッサーに付属の空気圧計で空気圧を測定する。
  2. 空気圧が130 kPa未満の場合:
    応急修理剤では修理はできません。
    運転を中止してHonda販売店またはロードサービスに連絡してください。
    • 空気圧が、指定空気圧の場合、応急修理は完了です。
      指定空気圧:
      前輪:240kPa(2.4kgf/cm2
      後輪:220kPa(2.2kgf/cm2
    • 空気圧が130 kPa以上、指定空気圧以下の場合:
      エアコンプレッサーを使って指定空気圧まで高める。
      Honda販売店または専門修理工場に到着するまで、ステップ2から5までを繰り返す。
    • 高速道路では80km/h以下で、法定速度を守って指定のHonda販売店または専門修理工場でタイヤの修理、交換を行ってください。
  1. タイヤバルブからエアホースを外しバルブキャップを取り付ける。
  2. 減圧ボタンを押して、圧力計が0kPaになるまでエアを抜く。
  3. キットを車両に戻す。
警告
一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業を避ける。
一酸化炭素は有毒です。一酸化炭素を吸い込むと意識不明になったり、死亡したりするおそれがあります。
密閉された場所での作業や、一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業はしないでください。

降雪時や積雪のある場所では、エンジンをかけたままにしない。
周囲に積もった雪により排気ガスが滞留し車内に入ってくると、重大な傷害や死亡にいたるおそれがあります。
エンジンが始動している場合は、車両の周囲の雪を取り除くなどしてください。
注意
ハンドルのパッドにシールを貼らない。
SRSエアバッグが正常に機能しなくなります。

警告灯やスピードメーターが見えない位置に貼らない。
安全運転の妨げとなります。
さらに詳しく
走行前に、エアコンプレッサーなどの積み忘れがないか、しっかりと確認してください。

タイヤ空気圧の補充

装備されているエアコンプレッサーを使用して、パンクしていないタイヤの空気圧を補充することができます。

  1. エアコンプレッサーを準備する。
  2. 交通から遠ざけ、空気を補充するタイヤ付近にキットを水平に置く。
  3. バルブからバルブキャップを取り外す。
  4. バルブにエアコンプレッサーのホースを確実に取り付ける。
  1. エアコンプレッサーの電源コードのプラグを、アクセサリーソケットに差し込む。
  2. エンジンを始動する。
    • エアを注入しているときはエンジンを停止しないでください。
  1. エアコンプレッサーのスイッチをONにして、指定の空気圧まで高める。
    指定空気圧:
    前輪:240kPa(2.4kgf/cm2
    後輪:220kPa(2.2kgf/cm2
  1. エアコンプレッサーのスイッチをOFFにする。
    • エアコンプレッサーの空気圧計を確認してください。
    • もし空気圧が高ければ、減圧ボタンを押して減圧します。
  2. エンジンを止め、エアコンプレッサーの電源コードのプラグを、アクセサリーソケットから外す。
  3. タイヤバルブからエアホースを外しバルブキャップを取り付ける。
  4. キットを車両に戻す。
警告
一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業を避ける。
一酸化炭素は有毒です。一酸化炭素を吸い込むと意識不明になったり、死亡したりするおそれがあります。
密閉された場所での作業や、一酸化炭素を吸い込む危険性のある作業はしないでください。

降雪時や積雪のある場所では、エンジンをかけたままにしない。
周囲に積もった雪により排気ガスが滞留し車内に入ってくると、重大な傷害や死亡にいたるおそれがあります。
エンジンが始動している場合は、車両の周囲の雪を取り除くなどしてください。
さらに詳しく
備え付けのエアコンプレッサーは、乗用車タイプの空気充填用です。取り扱いの際には、以下の点にご注意ください。
  • エアコンプレッサーの電源は自動車用12V専用です。他の電源は使用しないでください。
  • 使用中、エアコンプレッサーの表面が熱くなります。15 分以上は連続して使用しないでください。また、再使用する場合は、エアコンプレッサーが冷えてからお使いください。

アドバイス
15分以上エアコンプレッサーを使用しないでください。
エアコンプレッサーは過熱し、破損するおそれがあります。

 
エアコンプレッサーの電源をONにすると、振動して音が聞こえますが、故障ではありません。

タイヤの空気圧を空気圧計で確認するときは、エアコンプレッサーの電源をOFFにしてください。
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