ポップアップフードシステムのしくみ

ポップアップフードシステムは前方向からの衝突時にボンネットを持ち上げてエンジンルーム内の空間を確保し、歩行者の頭部への衝撃緩和を補助します。

警告

ポップアップフードシステムが作動した後は、パワーユニットが非常に熱くなっているため、やけどをするおそれがあります。

冷めるまではパワーユニットに触れないでください。

補足

ポップアップフードシステムが作動した後はボンネットを開けないでください。システム作動後、持ち上がったボンネットが視界の妨げにならないことを確認した後、速度を落とし十分に注意して運転してください。

ボンネットが完全に閉まっていないと、十分な効果を得られない場合があります。
走行前にボンネットが完全に閉まっていることを確認してください。

ポップアップフードシステムが正常に機能するために、以下のことをお守りください。
  1. 四輪とも同一指定サイズのタイヤをお使いください。サイズの異なるタイヤを使用すると、システムが車両速度を誤認識することがあります。
  2. パワーユニットに荷重を加えないでください。ボンネットを激しく閉めるとパワーユニットが損傷するおそれがあります。
  3. フロントバンパー内の歩行者インパクトセンサーに衝撃を与えないでください。

作動のしくみ

設定速度以上の走行時に車両が歩行者やその他の物体に衝突したときに作動します。

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どのように作動するか

  • ボンネット

  • ヒンジ

  • 約100mm 上がります

  • パワーユニット

  • 歩行者インパクトセンサー

歩行者インパクトセンサーが一定以上の衝撃を検知すると、ポップアップフードシステムが作動し、ボンネットの後部が持ち上がります。
パワーユニットは、左右のヒンジの車両前方に搭載されています。

システムは以下の状況でも作動することがあります。

  1. 車両下側に大きな衝撃を受けたとき
  2. 高速で突起物の上を乗り越えたとき、または深い溝の上を乗り越えたとき
  3. 歩行者インパクトセンサーに物がぶつかったとき

システムは以下の状況では作動しないことがあります。
  1. 後部または横方向からの衝突
  2. 横転または転覆
  3. 斜め方向や横からの歩行者との衝突

ポップアップフードシステムは、衝突時の位置、角度、車速などその他の条件によって作動しないことがあります。
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ポップアップフードシステム警告表示

警告

警告表示を無視すると、ポップアップフードシステムの異常につながることがあります。

異常が発生すると、歩行者との衝突時に、歩行者の深刻な傷害や死亡につながるおそれがあります。

ポップアップフードシステムの警告が表示されたときはすみやかにHonda 販売店で点検を受けてください。

パワーモードをON モードにしたとき

ポップアップフードシステムに異常があると考えられる場合、マルチインフォメーションディスプレイに警告が表示されます。

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