現在地や軌跡の誤差について
GPS測位不可による誤差
- 2つ以下のGPS衛星の電波しか受信できないときは、測位できないことがあります。
- 次のような場所では、GPS衛星の電波がさえぎられて受信できないため、測位できないことがあります。
- トンネルの中やビルの駐車場
- 高層ビルの群集地帯
- 2層構造の高速道路の下
- 密集した樹木の間
- 地下駐車場
- 次のような場合は、電波障害の影響で、一時的にGPS衛星の電波を受信できなくなることがあります。
- GPSアンテナの近くで自動車電話や携帯電話を使っている。
- GPSアンテナの上部やまわりに金属製の物を置いている。
- ウインドーに金属を含有するウインドーフィルムなどを貼り付けている。このようなフィルムは、感度が低下したり、電波を受信できなくなったりすることがあります。
GPS衛星自体による誤差
- GPS衛星の配置が悪いとき(衛星が同じような方向や同じような高さにあるとき)は、十分な精度が得られないことがあります。
- GPS測位の高さ方向に関する精度は、水平方向よりもやや低くなります。これは、自車よりも上にある衛星の電波は受信できても、下(地球の裏側)に位置している衛星の電波は物理的に受信できないので、高さに関して十分な比較ができないためです。
その他の誤差
以下のような場合は、現在地がずれやすくなります。
- 角度の小さなY字路を走行
- 高低差のある道を走行
- 高速道路と側道が近接している
- 緩やかなカーブを走行した後
- チェーンを装着/タイヤを交換した
- 旋回や切り返しが続いた
- タイヤがスリップしやすい状況
- タ-ンテーブルでの旋回
- GPSが受信できなくなっていた
- 蛇行運転をした
- ヘアピンカーブが続いた
- ループ橋などを通った
- 地図にない道を通った
- 渋滞などで、低速で発進、停止を繰り返した
- 車輌運搬車などで移動した
- 碁盤の目状の道路を走った
- 工場などの施設内の道路を走行中、施設に隣接する道路に近づいた
- エンジンをかけてすぐに走行し始めた
- 地下駐車場から地上に出た
その他
- 本システムが作動したあとすぐに走行すると、測位までの時間が長くなります。
- 一度電源が切れた場合(バッテリーを外したとき、ヒューズが切れたとき)は、測位までの時間が長くなります。
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