スマチャリで巡る!しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅(1日目)

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更新日:2024.03.13

因島大橋を渡ったあとは
「寄り道」ルートへ!
「自転車神社」経由で
「ゆめしま海道」を走破します

因島大橋は橋桁が上下に分かれ、上がクルマ用、下が歩行者・自転車・原付用の道路になっているのが特徴。海面から約60mの高さにある自転車道からの、屋根のついた橋桁をくぐって進む少し閉じた視界は、しまなみ海道の中でも他の橋にはない個性となっています。
佐久間亮介

しまなみ海道はどれも大きな橋だから、橋桁がすごく高くて気持ちいいですね。

こいしゆうか

ただ、入口から橋桁までは必ず上りになるし、道のりがそこそこ長いのが地味にしんどいよね……。

佐久間亮介

スマチャリだとAIアシストがあるから、まったく苦にならないですよ。
ドヤッ!!!!

こいしゆうか

……くっ!
ドヤ顔をアシストしてしまった……。

佐久間亮介

しまなみ、本当に最高だなぁ〜。

こいしゆうか

(やばい、この感じだと、休みなくキャンプ場まで走り続けそう。地のものをいっぱい食べる計画が!?)
ねえ、橋を降りたら、少し休憩しない? イイお店知ってるんだ。

因島大橋を渡りきったところで、こいしさんのたっての希望により、橋の出口からすぐ近くのところにある「はっさく屋」さんに寄り道。

もともとレストハウスだった建物を改装した店内からは、すぐ目の前に因島大橋を望めます。先ほど渡ってきた橋の雄大な景色を眺めながら、おいしいフルーツ大福をいただくひとときは格別です。

「はっさく屋」さんは、大きなフルーツとあんこを柔らかなお餅で包んだ手作り大福が名物のお店です。

もともとレストハウスだった建物を改装した店内からは、すぐ目の前に因島大橋を望めます。先ほど渡ってきた橋の雄大な景色を眺めながら、おいしいフルーツ大福をいただくひとときは格別です。

もともとレストハウスだった建物を改装した店内からは、すぐ目の前に因島大橋を望めます。先ほど渡ってきた橋の雄大な景色を眺めながら、おいしいフルーツ大福をいただくひとときは格別です。

「はっさく屋」さんは、大きなフルーツとあんこを柔らかなお餅で包んだ手作り大福が名物のお店です。

「はっさく屋」さんは、大きなフルーツとあんこを柔らかなお餅で包んだ手作り大福が名物のお店です。

こいしゆうか

実はこのはっさく大福、一度食べたことがあって、この旅の楽しみのひとつでした。
無事に食べることができてうれしぃ〜!! はっさくももちろんだけど、因島でとれた大ぶりのいちご大福も最高。こいし的日本一の大福屋さんとして、決定しました!

ここからは、しまなみ海道を外れて寄り道を楽しみます。次に向かうのは、因島にある日本で唯一の「自転車神社」の名前で知られる大山神社。その後、弓削島にフェリーで渡るため、家老港(かろうとこう)を目指して自転車を漕ぎ進めます。
しまなみ海道から外れ、海に沿って延びる道を南下。海と島の景観に、波の音と潮の香りが心地いい。ここからしばし海に別れを告げ、島の内陸部を進みます。
40分ほど走って家老渡港と大山神社の分かれ道となるT字路にさしかかったところで、
こいしゆうか

……ちょっと疲れてきたかも。
まだ初日だし、私は体力温存のために直接港を目指すから、大山神社へは佐久間ひとりで行ってきて。

スマチャリの恩恵ですっかり忘れていましたが、重い荷物を積んだ状態での長時間走行です。しかもタイトな撮影スケジュールとあれば、そりゃ疲れますよね。こいしさん、気が利かず、すみませんでした。まだ先は長いので、ここは無理せずに休んでもらうことに。

大山神社へはひとりで行ってきます。

交通の神様である和多志大神を祀っていることから、しまなみ海道を走るサイクリストから信仰を集める大山神社。

日本で唯一の「自転車神社」の名前でも知られ、自転車をあしらったお守りや、自転車に貼って使える珍しいステッカー型のお守りが人気だそうです。

大麻(おおぬさ)を振って、この旅の安全を祈願してきました。

交通の神様である和多志大神を祀っていることから、しまなみ海道を走るサイクリストから信仰を集める大山神社。

交通の神様である和多志大神を祀っていることから、しまなみ海道を走るサイクリストから信仰を集める大山神社。

日本で唯一の「自転車神社」の名前でも知られ、自転車をあしらったお守りや、自転車に貼って使える珍しいステッカー型のお守りが人気だそうです。

日本で唯一の「自転車神社」の名前でも知られ、自転車をあしらったお守りや、自転車に貼って使える珍しいステッカー型のお守りが人気だそうです。

大麻(おおぬさ)を振って、この旅の安全を祈願してきました。

大麻(おおぬさ)を振って、この旅の安全を祈願してきました。

佐久間亮介

「自転車神社」があるなんて、さすが「しまなみ海道」。
境内はおごそかな雰囲気で身が引き締まる思いでした。授与所にはお守りやお土産がたくさんあり、満喫。記念にもなるのでぜひお立ち寄りを!

家老渡港でこいしさんと合流。ここからフェリーに乗って、弓削島へ向かいます。

少し休憩して笑顔を取り戻したこいしさんでしたが、この日の終盤にあんな悲劇に見舞われることになるとは、この時は知る由もありませんでした……。

家老渡港から上弓削港へのフェリーは平日の昼間でも1時間に2便は運航しており、出航から10分もかからずに弓削島へ渡れます。

しまなみ海道サイクリングのメインルートから外れているからか、この便に乗船していたサイクリストは僕ら2人だけでした。のんびりとサイクリングを楽しみたい方にもおすすめのルートです。

家老渡港から上弓削港へのフェリーは平日の昼間でも1時間に2便は運航しており、出航から10分もかからずに弓削島へ渡れます。

家老渡港から上弓削港へのフェリーは平日の昼間でも1時間に2便は運航しており、出航から10分もかからずに弓削島へ渡れます。

しまなみ海道サイクリングのメインルートから外れているからか、この便に乗船していたサイクリストは僕ら2人だけでした。のんびりとサイクリングを楽しみたい方にもおすすめのルートです。

しまなみ海道サイクリングのメインルートから外れているからか、この便に乗船していたサイクリストは僕ら2人だけでした。のんびりとサイクリングを楽しみたい方にもおすすめのルートです。

めまぐるしく変わる風景が楽しい!
のどかな雰囲気が感じられる
離島巡り

島の外周をグルッと回る環状線を走り、弓削島と佐島を繋ぐ弓削大橋を目指します。しまなみの島々の中でも、離島はさらにのどかな雰囲気が感じられます。

時刻は15時を回ったところ。少しずつ落ちてきた陽に照らされ、キラキラと輝く海がとっても綺麗!
弓削島を南下し、ゆめしま海道へ。弓削大橋、生名橋を走って、1日目の宿泊地であるサウンド波間田キャンプ場を目指します。最終目的地に到達するまで、あと少しです。
道路の描く緩やかなカーブが美しい弓削大橋。
こいしゆうか

島がこぢんまりとして、風景がめまぐるしく変わるのが楽しい!

佐久間亮介

クルマの往来も少なくて、不安なく走れるのも嬉しいですね。

あっという間に佐島を通り抜けて、生名島に渡る生名橋へ。しまなみ海道に比べると橋が小ぶりで、橋桁までの上りも緩やかで距離も短いのも、ゆめしま海道がサイクリストに好まれる所以です。
生名橋を渡ってすぐのところにある生名橋記念公園にて、生名橋をバックにパシャリ。本日最後の島となる生名島に降り立ち、今夜の宿泊地であるキャンプ場まであと少し。
佐久間亮介

しまなみ海道もゆめしま海道も走れて、初日は大充実!
スマチャリのおかげでこんなに荷物を積んでいてもとてもラクに走れて、景色も思う存分に楽しめました。

こいしゆうか

ここまで来たらもう大丈夫。意外と余裕だったかも!
これなら体力温存なんて考えずに「自転車神社」にも行っておけば良かった。

視界を彩るのは、暮れかけた陽を反射する海のキラキラした光。水面は穏やかで波音はなく、ペダルを踏む音と回る車輪の音、自身の呼吸音だけが静寂に響きます。あまりにも美しい、瀬戸内の景色。


……すると、ここで事件が!!!!

「佐久間ーーーー、自転車のギアが壊れたーーーーーっ!!!!!!」

生名島に絶叫が響きました。振り返ると急激にスローダウンしているこいしさんの姿が……。
こいしゆうか

なんか、ギアを変えられない。ずっと重いギアに固定されて超しんどい……。

佐久間亮介

ええっ! 大丈夫??? 自転車自体は動くの?

こいしゆうか

自転車は動くけど、走り続けるのはキツいかも……。

やらせでも仕込みでもなく、正真正銘本当の緊急事態。「事前にちゃんとメンテナンスしてきてくださいよ……」と、心の声が出そうになりましたが、ハプニングも旅にはつきもの。

キャンプ場まではあと少し。今日はとりあえずこのまま頑張ってキャンプ場まで行ってもらい、明日の朝イチで自転車屋さんに持ち込むことに。
キャンプ場のすぐ手前に待ち構えていたのは上り坂。
頑張れ、こいしゆうか。この坂を越えれば、楽しいキャンプが待っているぞ!
こいしゆうか

最後の最後でどっと疲れた〜。でも、あそこで体力を温存しておいたのは結果的に大正解だった。これも想定の範囲内……。
ごめんなさい。旅立ちの前に自転車をちゃんと整備しておくべきでした……。明日からどうしよう?

う〜、気を取り直して、キャンプではおいしいご飯食べるぞー!!

スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅
  • 今回使用したクルマ:ステップ ワゴン
  • ※このコンテンツは、2024年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。