整理整頓でキャンプをスムーズに!
自宅でのキャンプ道具収納術

キャンプにハマるほど増えていく道具たち。しかもキャンプ道具は種類が多く、大きさも大小さまざま。
「置くスペースがない」「収集がつかなくなる」という悩みを抱える方におすすめの、省スペースでスッキリと整理できる収納術をご紹介します。

更新日:2017.02.08

室内にキャンプ道具専用の棚を用意しよう

キャンプ道具の収納場所を決める上で、最も注意したいのが湿気です。どんなに保管前にしっかり乾燥させたとしても、湿気の多い場所に長期間使わずに置いたままにすると、大事な道具にカビが生えてしまうことも。人目から隠すことができるからといって、ベランダなどの屋外に置いたままにするのはNG。屋外は、雨や結露などでどうしても湿気が多くなります。

そのため、キャンプ道具は室内に収納することが大前提。おすすめなのは部屋のどこかにキャンプ道具専用の棚を用意し、そこに道具をひとまとめに収納する方法。棚を利用して高さを有効に使うことで、大小さまざまな道具も、省スペースでスッキリと収納できます。

棚の種類は、写真のように左右と背面の仕切りがなく、中板が網目になっている金属製のものが、通気性に優れておりおすすめ。また、中板の高さを自由に調整できるタイプのものを選べば、自分が持っている道具の高さに合わせて中板の位置を調整できるので便利です。中板の数を自由に増減できるものなら、道具の増減にも対応可能となり、さらに使い勝手が良くなります。

道具は、次に使う時のことを考え、持ち出すのが大変にならないよう、まず重いものを下側に置きます。重いものを上側に置くのは、万が一落下してきた時の危険もあるため、やめましょう。その他の道具は、寝具やチェア・テーブル類など、カテゴリーごとに分類して収納していきます。毎回使う道具は手の届きやすい中段に、たまにしか使わない道具は上段と、使用頻度に応じて置き場所を決めていきましょう。

棚の配置場所は、直射日光が当たる日当たりの良い場所は極力避けましょう。紫外線は道具の劣化を早めます。日当たりの良い場所に配置する場合は、棚に大きめの布を被せて、紫外線対策をすると良いでしょう。

細かい道具はボックスに分類して収納

細かい道具は、コンテナ等のボックスにまとめて収納しましょう。この時も食器類はこのボックス、焚き火・燃料系はコレと、同じカテゴリーのものを同じボックスに収納すると管理しやすくなります。食器類はホコリが入らないよう、フタ付きのボックスをチョイスすると良いでしょう。

キャンプへ行く際は、そのままボックスごと持っていけるので準備が楽。キャンプ場でも、使い終わったら元のボックスに戻す、というクセをつければ、散らからずスムーズな撤収が可能となります。また、ミニテーブルやクロスなど、キャンプ場に着いたらずっと出しておく小さめの道具は、ソフトタイプのボックスにまとめておくのがおすすめ。設営後、空っぽの状態にでき、空いたボックスをバッグとして使えるようになるので何かと便利です。

寝袋をコンプレッションバッグに入れている方は、圧縮したまま保管しないよう注意が必要です。圧縮した状態で長期保管すると、中綿の膨らむ力が低下し、保温力が下がってしまいます。必ず膨らんだ状態で保管するようにしましょう。マミー型の寝袋に多い、元々の収納袋が小さいタイプのものも同様のことが言えます。その場合は収納袋から出して、大きめの袋に入れ替えるかハンガー等にかけて保管すると良いでしょう。

湿気対策には除湿剤が有効

湿気に十分注意して保管場所を選んだとしても、「カビが発生しないかな」と心配になるものです。そこで手軽に安心をもたらしてくれるのが除湿剤。

手のひらサイズの除湿剤があれば、フタ付きのボックス内にはもちろん、クーラーボックス、寝袋やマットレス、はたまたダッチオーブンにも有効です。

なお、部屋に棚を置くスペースがなく、どうしてもクローゼットや押入れ保管の選択肢を迫られたなら、除湿剤は必須。その場合は箱型の除湿剤を必ず置き、定期的にトビラを開放しましょう。

※このコンテンツは、2017年2月の情報をもとに作成しております。