キャンプ場からフィールドへ。
マウンテンバイクで遊ぶ前にキャンプ場へ立ち寄り、テントを建てる。
ソロキャンプ用のテントだから、コンパクトですぐに建てられる。このテントが今回の遊びの寝床だ。
ソロに限らず、キャンプは道具選びも楽しい。
今回は、遊びがスポーツ性の高いマウンテンバイクだったから、スタイリッシュな軽量のテントを選択した。
フィールドへと向かう。
もちろんマウンテンバイクは荷室に積んである。自分の道具を持って、フィールドへ遊びに行く高揚感は、きっと年齢が何歳になっても変わらないのだろう。
マウンテンバイクコースに到着して早速、バイクウェアに着替えた。
マウンテンバイクを降ろして前輪を取り付ける。
レンタルバイクでも充分楽しいのだが、やっぱり自分の道具があると気持ちが高ぶる。
このコースには、オフロードが初めての人でも楽しめる初心者向けコースや、中・上級者向きの激しい勾配、ダウン、アップが楽しめるコースまである。
山を登った先にある絶景。
まずは、登る。
グっとペダルを踏み込むと、マウンテンバイクならではの太いタイヤの溝が、デコボコになっている地面の土をしっかりと捉えてグリップする。
ペダルを漕ぐたびに、少しづつでも登っている実感がある。
一般的に、登りは辛いイメージだが、自分の足で坂道の林道を駆け上がるのは、悪路の中でも頂上を目指す登山に近いものを感じる。
登り着いた先に、展望台があった。
ベンチに腰掛ける。遠くをみると山々のきれいな稜線が望める。
この日は残念ながら雲に隠れてしまっていた富士山。
この展望台には、春になると桜が咲くらしい。
今度は季節を変えて、またここに遊びに来よう。その時は富士山が見られることを望んで。
いよいよ坂を下る。だいぶマウンテンバイクの感覚が“戻って”きた。
ブレーキに指をかけ、体全体をやや後方に、そして低い姿勢を保つ。
肩や膝のクッションを使いながらスピードと衝撃をコントロールして走る。