アンドロメダ座
●星座の特徴
「アンドロメダ座」は、ギリシャ神話に登場するアンドロメダ姫の星座。2等星のアルフェラッツはアンドロメダ姫の頭の位置にある星だが、その意味は「馬のへそ」である。かつては隣にある「ペガスス座」の星でもあったために、このような名前になってしまった。また、足先に輝く2等星アルマクは、望遠鏡で観察すると黄色っぽい星と青っぽい星が並んで見える美しい二重星である。
●星の位置関係と見つけ方
アルファベットのA字型に星が並んでいる。2等星がいくつかあるので比較的見つけやすく、分かりやすい星座だ。
アンドロメダ姫の腰のあたりには、「アンドロメダ座大銀河」という有名な銀河がある。およそ230万光年離れたところにある大きな渦巻銀河で、形が整った大きな銀河としては私たちの住む天の川銀河から一番近いところにあるものだ。空の条件がよいところでは肉眼でも微かに見え、双眼鏡を使えば多少の町明かりがあるところでも見ることができる。天体写真では見事な渦巻き模様がとらえられ、人気の高い天体。
ギリシャ神話のアンドロメダ姫は、ケフェウス王とカシオペヤ王妃の娘。カシオペヤの失言のために、アンドロメダ姫は神へのいけにえにされてしまう。クジラに襲われそうになった時に勇者ペルセウスが現われ、アンドロメダ姫を救い出したという。
監修者
株式会社アストロアーツ
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