モンキアゲハ

学 名
Papilio helenus
分 類
チョウ目アゲハチョウ科
アゲハチョウ属
似たような種類
クロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハなど大型のアゲハチョウと似るが、本種の後翅(こうし:後ろのはね)には和名のとおり大きな黄白色紋があり、他種と容易に区別がつく。
見つかる場所は?
平地や低山地の森林の周辺でよく見かけられる普通種。日中の暑い時間帯にも活発に飛び、人家の庭先の園芸種など各種の花に訪れる。また、地面で水を吸うこともある。
分布
本州、四国、九州、南西諸島。
大きさ
前翅長(ぜんしちょう)50~75mm。開長(かいちょう)110~140mm。

チョウの仲間の大きさについて

前翅長は、前翅の付け根から一番遠い所までの長さ。開長は開きぐあいによって変わるため、測りにくい

捕れる時期
5~9月。
捕まえるコツは?
吸蜜や給水している個体を見つけたら、そっと近づき網を使って捕まえる。
生活史
日本では普通年2回の発生で、第一化の春型は5、6月に、第二化の夏型は7、8月に出現する。だが南西諸島では3、4回発生する。成虫はミカン科の植物に卵を産む。幼虫は1~5齢を経て蛹(サナギ)になる。1~4齢幼虫は鳥のフンに似た色・形をしているが、5齢になると緑色のイモムシになる。蛹は側面から見ると「く」の字型に曲がるが、その角度は90~100度である。
エサ
成虫はユリ類、アザミ類、クサギ、ヒガンバナなど、さまざまな花から吸蜜する。幼虫はミカン科の野生種カラスザンショウ、ハマセンダンのほか、栽培種のミカン類も食べる。ミカンの害虫。
特徴
日本のアゲハチョウ類では最大。黄色い紋があるアゲハチョウで、翅(はね)は幅広くて大きい。後翅 には尾状突起がある。飛んでいても後翅の黄白色の紋がよく目立つ。

監修者

大庭 伸也(おおば しんや)

大庭 伸也(おおば しんや)

2007年岡山大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士(学術)現在の所属は、長崎大学教育学部准教授。水辺環境に棲む水生昆虫類を対象に、生態学的な視点から食性、繁殖行動、生物種間の相互作用について研究しています。平成22年度日本環境動物昆虫学会奨励賞受賞

監修:大庭伸也
写真提供:稲谷吉則、岡田賢祐、加賀田秀樹、川野敬介、後藤直人、
世古智一、中西康介、橋本洸哉、政所名積、渡部 宏(50音順)