出かける前に知っておきたい!
車中泊キャンプの
マナー&注意点8選

クルマの中で眠る車中泊キャンプ。テントをたてずにすむ手軽さが人気ですが、知らず知らずのうちに周囲のキャンパーに迷惑をかけていることもあります。初めて車中泊キャンプに出かける前に、やってはダメなことや車中泊キャンプならではの注意事項を確認しておきましょう。

更新日:2023.09.20

車中泊キャンプで注意したい行為

ドアの開閉は最小限に!
エンジンのかけっぱなしは絶対NG!

車中泊キャンプで気をつけたいのが、エンジン音とクルマのドアを開閉する音です。

キャンプ場ではサイトに到着したらエンジンを停止しましょう。

また、日中はまだしも、日没後、みんながテントサイトで静かに過ごしている中で何度もドアを開閉する音やキー操作による電子音は耳障り。できる限り同行者と同じタイミングで出入りする、網戸などを取り付けていちいちドアを閉めないようにするなど配慮が必要です。

そして開閉する際は、残り10cmほどまでドアを閉じてから最後に手で押し込むようにする、半ドア状態までゆっくりと閉めて、あとは自動的に閉まるドアクローザーにまかせるなど、静かな開閉を心がけましょう。

車内からのスマートキーでのロックは細心の注意を!

セキュリティアラームシステムを搭載した車種の場合は、車内からのスマートキーでのロックに注意しましょう。

寝る前に車内からスマートキーでロックしてもいいのですが、その状態で車内のドアロックを解除すると警報装置が作動し、けたたましいアラーム音が鳴り響きます。
スマートキーを操作すればアラームはすぐにとめられますが、深夜や早朝に起こしがちでかなり迷惑。

スマートキーでロックしたら、解除もスマートキーで行うのが鉄則です。

なお、今回撮影で使用した「ステップ ワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINE」の場合、スマートキーでロックすると、メーター周りに赤いランプが点滅します。これがアラームのスタンバイ状態(詳細は車種によって異なります)となるので、自分の乗っているクルマの仕様を覚えておきましょう。

また、同行者もいる場合は、眠る前のロックはスマートキーではなくドアロックを使うようにしましょう。

ヘッドライトを照らす場合は周囲への配慮を!

車中泊キャンプは比較的荷物が少なく、最終チェックイン時間ギリギリに駆け込む場合もあります。
日没間近で薄暗いキャンプ場を運転する場合はライトにも配慮を。自分のキャンプサイトに到着したら、いつまでも周囲のテントサイトを照らさないよう消灯を心がけましょう。設営のためにクルマのライトを照らす場合は、周囲にほかのキャンパーがいないか十分確認しましょう。

車内の音漏れ・光漏れに注意!

車中泊キャンプではポータブル電源を備えて、車内を趣味部屋のようにカスタムする人が多いようです。
とても快適でステキですが、テレビや動画を視聴する際は音と光が漏れないよう対策をしておきましょう。
また、車内はリモート会議にも使えますが声の大きさには十分注意しましょう。

車中泊キャンプならではの注意事項

「シェード」と「厚手のマット」が必需品

車中泊キャンプといつものキャンプ、その違いは寝室がテントなのかクルマなのかということです。
テントはパネルを閉じて完全に視線を防ぐことができますが、クルマは窓ガラスに囲まれているのでそのままでは車内の様子が丸見えですし、外の光がそのまま車内に入ってきます。

そのため車中泊キャンプでは、窓ガラスを覆う「シェード」はマストアイテム。これからの季節は冷え込み対策としても有効なので、小窓もきれいにカバーできる車種専用の純正アクセサリーのシェードがベストです。
もし純正アクセサリーの用意がない車種の場合は、アルミシートで自作するという手もあるので、ぜひ用意しておきましょう。

愛車にピッタリに作れる!プライバシーシェードの自作方法はこちら
簡単!ハイクオリティーな車中泊用シェードの作り方

また、車中泊で寝る際はシートを倒してベッドスペースを確保しますが、車種によってはどうしても隙間や凸凹ができてしまいます。
クッションやペットボトルを芯に着替えやタオルを巻いたものなど、段差に何かをかませることで凸凹を低減できますが、それでもキャンプ用の薄いマットでは違和感が生じるもの。

8〜10cmの分厚いマットはかさばりますが、最小限の手間で凸凹を低減できるので、車中泊キャンプをするならぜひ用意したいギアです。

Honda車の車中泊時の
シートアレンジを動画でご紹介!

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クルマ別シートアレンジ後の荷室の寸法や段差など

電気製品があると便利!
車内では火器を使えません

キャンプ用のバーナーや燃焼系ランタンは屋内使用禁止です。
だったら自宅で鍋料理をするときに使うカセットこんろは大丈夫なのかというと、これも車内のように狭い場所で使うと一酸化炭素中毒の危険がありますし、狭く、寝袋などいろいろなモノが載せられている車内ではやけどや火災のリスクが高いです。火器は決して利用してはいけません。

車内の光はLEDライト。調理は車外で行いましょう。
冬の朝など屋外での調理がツラい場合は、ポータブル電源と電気ケトルかIH調理器を使ってもいいでしょう。

なお、電気で湯沸かしや調理をする場合、少し窓を開けて湿気を排出するほうが快適に過ごせます。生活臭が残らないという効果もあるので、定期的な換気をお忘れなく。

道具の置きっぱなしは危険!
保管場所を検討しておこう

残念なことですが、キャンプ場での道具の盗難はゼロではありません。テントで眠るキャンプなら就寝時に道具をクルマに収納できますが、車内をテント代わりにする車中泊キャンプでは、ベッドスペースに場所を取られ、十分な収納スペースを確保できないことも。あらかじめ、道具の保管場所を検討しておきましょう。

パネルを全閉できるカーサイドテントがあれば、就寝中や外出中でもテーブルやチェアなどをそのまま保管できます。

カーサイドテントを選ぶ際のポイントはこちら
車中泊キャンプの必需品!カーサイドテント&タープ選びのポイント

全閉できるカーサイドテントがない場合は、大切な道具をシートの下に押し込むか、ルーフボックスに載せるなどして盗難対策を施しましょう。

なお、テントで眠るオートキャンプでは、動物対策で夜間はゴミをシェルターや車内にいれておきますが、車中泊キャンプでも同じ。ゴミは外に放置せず、密閉できるボックスに入れて車内またはルーフボックスに保管しておきましょう。

車中泊をして良い場所か、必ず事前に確認

車中泊ができるのはRVパーク(日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設)やオートキャンプ場内のサイト、そして車中泊可とする一部の道の駅です。

ただし、キャンプ場であっても駐車場での宿泊、そしてオートキャンプ場でも車中泊が禁止されている場合がありますし、RVパークや車中泊ができる道の駅も、クルマのそばにテーブルや焚き火台を広げるキャンプ行為はNGの場合が多いようです。
目的地で車中泊キャンプができるか、事前に確認しておきましょう。

なお、スーパーやコンビニ、RVパークに認定されていない公園、温泉施設などの駐車場は原則車中泊ができません。高速道路のSA/PAは仮眠のみOKで、車中泊はNGとされていますのでご注意を。

今回登場したクルマ:ステップ ワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINE
※このコンテンツは、2023年9月の情報をもとに作成しております。