雨の日キャンプ、どうすればいい?
サイト作りのアイデア集

梅雨の時期は、せっかくキャンプに出かけても雨に降られる確率が高まります。日本でキャンプをする限り、毎年梅雨は巡ってくるもの。そこで今回は、雨の日キャンプのサイト作りのコツや注意事項をご紹介。梅雨を毛嫌いするのではなく、雨の日を少しでも楽しく過ごすためのアイデアを集めてみました。

更新日:2020.05.27

雨の日キャンプを
少しでも楽しく過ごすには?

テントとタープを接続する

2ルームテントは問題ありませんが、ドームテントは出入りの際にテント内に雨が入り込みやすくなります。テント内に雨が入り込むと、寝袋やマットが濡れてしまいます。寝袋が濡れると不快なばかりか、冷たくて熟睡できませんし、体調をくずしてしまうことも。
そこで、テントの出入り口をタープの中に入り込むように調整しましょう。シワがあると雨漏りの原因になるので、テント・タープともにシワができないようにすることも重要です。

テントとタープの接続レイアウトはこちらもチェック!
タープとテント連結のポイント

テントの下にシートを敷く

雨が続くと、テントの下から雨がにじんでしまうこともあるので、テントの下に防水シートを敷きます。
このとき、テントからシートがはみ出ると、シートの上に雨が乗ってかえってテント内が濡れてしまいます。必ずテントよりも小さくなるようたたんでください。
ただし、テントの出入り口をタープの下に設置できているのなら、あえて出入り口側にシートをはみ出して敷くのも有効。両手に持った荷物をシートに置けるので、落ち着いてドアを開けられます。シートではなく、スノコなど別の板を置いて足置きにしてもいいですね。
なお、シートのそばに小さな椅子を置いておくと、長靴やブーツの脱ぎ履きに重宝しますよ。

パネルやフライシートは内巻きに

テントのフライシートやシェルターのドアパネルは、つい外巻きにしがち。これでは巻き上げたところに雨がたまって、トグルを外した途端に水が流れ落ちて、足下がずぶ濡れに。
パネルやフライシートを巻きあげるときは、雨がたまらないよう内巻きにしておきましょう。

小物は地面に直置きしない

コットやベンチ、シェルフをフル活用して、荷物置き場に。バケツ型の防水バッグを置いておき、絶対に濡らしたくないものをまとめると安心です。小物でごちゃつかずサイト内がスッキリするのも利点。
また、設営グッズなどすでに濡れた小物をまとめて入れておけるバケツも用意しておくと便利。ほかの道具を濡らしたり汚したりするのを防げます。

濡れたウエアは吊るしておく

レインウエアは内側が濡れないようにファスナーを閉じてから吊るしておきます。写真はランタンポールを使っていますが、ハンギングチェーンを上から下方向に吊るし、そこにハンガーをかけるようにしておけば、小さな子のレインウエアは下の方、大人のレインウエアは上の方にと、段違いにかけておけます。

濡れたタオルは上部にロープを張り、干しておきます。
ただし、シェルターをフルクローズにするとテント内の湿度が上がるので、ベンチレーターを開放して通気性を確保しておきましょう。

通気性をよくして湿気を排出

ベンチレーターがあれば、開放しておきます。ベンチレーターがない、またはベンチレーターが小さいシェルターでは、パネルを開放して湿気を排出。
また、雨の日はポールを短くして、パネル全体の傾斜を大きくします。さらに、パネルの中央に溝を作っておくと雨がスムーズに流れ出ます。

ハトメがないパネルに溝を作る方法

ハトメがないときは、ゴムのキャップなど柔らかくて大きなものを用意します。

溝を作りたい場所にキャップを包み、張り綱で結びます。
ハトメが中途半端な位置にあって、うまくロープを結べない場合は、

張り綱を2つに折ってハトメに通し、硬い棒を張り綱の輪に通すだけ。簡単です。

なお、雨の日は地面がぬかるんでペグが抜けやすくなります。
雨が降りそうな日は長いペグを用意しておきましょう。

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雨キャンプの撤収方法と帰宅後の処置

※このコンテンツは、2020年5月の情報をもとに作成しております。