バーベキューの肉が美味しく焼き
上がる!6つの魔法のテクニック

バーベキューに欠かせない食材といえば、なんといっても「肉」。でも、意外と上手く焼けないのが、厚切り肉(ステーキ肉)。表面は焦げているのに中心部は生のままだった、なんて経験をしたことがある人も多いと思います。そこで今回は、簡単で美味しく、後片付けも楽になる魔法のテクニックをご紹介。火力調整や焼き方、焦がさずに中まで熱を通す裏技など、ちょっとのコツで断然美味しくきれいに焼き上がります!

更新日:2019.04.10

厚切り肉(ステーキ肉)を
美味しく焼き上げるテクニック

1.肉は、焼きはじめる20分前にクーラーボックスから取り出す

厚さ2cm程度のステーキ肉なら、焼きはじめる20分ほど前にクーラーボックスから取り出して、両面にムラなく塩こしょうをふります。あとは表面が乾かないようラップをかけて日影へ。20分ほど経てば肉が常温に戻り、塩味も中心まで浸透します。

2.蓋やアルミプレートを使って網をしっかり熱する

しっかり起こした木炭をバーベキューグリルに入れます。木炭は片側に多めの強火エリア、中央部分は少なめの弱火エリア(強火エリアと弱火エリアの間が中火エリアになる)、そして木炭があまりない保温エリアを作ります。強火〜中火エリアでは、食材を置く前にしっかりあたためると食材が網にくっつきにくくなります。
それほど気温が上がらない春先は網の温度が奪われやすいので、バーベキューグリルの専用蓋や、写真のような厚手のアルミプレートを載せて10分ほど待ちましょう。

3.肉の表面に薄くオリーブオイルを塗る

肉の表面にオリーブオイルを塗り、乾燥を予防します。さらに、オイルのおかげでより網にくっつきにくくなります。ただし、塗りすぎると余分なオイルが垂れて炎が上がり、表面にススがついてしまいます。オリーブオイルは薄く塗るのがポイントです。

4.蓋を使ってしっかり火を通す

常温に戻しておいた肉を、中火〜弱火エリアに載せます。

横から見て、1/4〜1/3の高さまで茶色くなったらひっくり返します。

そのままでは温度が上がりきらないので、アルミプレートや蓋を被せてじっくり火を通します。
なお、バーベキューグリル全面を隙間なく覆うタイプの蓋の場合、温度が逃げにくく上がりやすいため、肉を木炭のない保温エリアに置いた方が焦げることなく美味しくきれいに焼き上がります。

5.焼き加減は親指の付け根の硬さと比べてチェック

厚切り肉の焼き加減は、トングや指で肉を押し、その硬さで確認します。親指と他の指で輪を作り、親指の付け根の硬さと比べてみましょう。

【レア】

親指と人さし指で輪を作った際の、親指の付け根の硬さ

【ミディアムレア】

親指と中指で輪を作った際の、親指の付け根の硬さ

【ミディアム】

親指と薬指で輪を作った際の、親指の付け根の硬さ

6.切り分けは60℃以下になってから

焼き上がった肉は、アルミホイルに包んであたたかい場所に置き、肉が60℃くらいに落ち着いてから切り分けます。気温にもよりますが目安はおおよそ10〜15分くらい休ませるといいでしょう。こうすることで肉汁が肉にとじこもり、ジューシーになります。

【おまけ】タレ付きの薄切り肉は山盛りに

スーパーでパック売りしている肉を使うことも多いでしょう。1枚ずつ焼くのもいいですが、よく熱した網に肉をタレごと山盛りにして載せます。大量の煙が出ますが、蒸されることで厚切り肉同様にジューシーに焼き上がります。

協力:PICA富士吉田

※このコンテンツは、2019年4月の情報をもとに作成しております。