簡単なのに豪華、しかも美味い!
ダッチオーブンで
ローストチキンを作ろう

一度はチャレンジしてみたい、丸鶏のローストチキン。難しそうに思えるかもしれませんが、味付けはそれほど繊細ではありませんし、準備が整ったら火に掛けてほったらかしておくだけ。副菜も同時に作れるので、特別感のある一皿ができあがります。

更新日:2017.12.13

ダッチオーブンのサイズは?
丸鶏の大きさは?

キャンプでローストチキンを作るのに必要な道具は、丸鶏が入る「ダッチオーブン」と「焚き火」または「ダッチオーブン対応のバーナー(一部、ダッチオーブンやスキレットを載せての加熱調理が不可というバーナー、ツーバーナーがあります。確かめてからご使用ください)」です。
ダッチオーブンのサイズは10インチ以上あれば作れますが、あまりに小さいと丸鶏の周りに野菜を詰められませんし、鍋と肉との間が近すぎて焦げやすくなるという心配があります。ダッチオーブンが10インチなら800g~1kgの小さめ丸鶏が目安。12インチなら2kg程度の大きな丸鶏にも対応します。自分のダッチオーブンの直径や深さにあわせて、丸鶏を購入しましょう。

丸鶏は大きめのスーパーや精肉店、インターネットで手に入ります。最寄りのスーパーで「丸鶏、中抜き」を用意してもらえるか相談してみてもいいでしょう。ただし、用意してくれる場合でも、何日か時間がかかることがあるので、余裕をもって相談してください。ちなみに中抜きとは、内臓を抜いたもののことです。

ローストチキンの作り方

1.丸鶏を洗い、塩をすり込む

丸鶏を流水でよく洗い、ペーパーで水気を拭き取ったら、表面や腹の中に塩をすり込みます。できれば、前夜にここまで準備しておくとベスト。キャンプ当日に下ごしらえをする場合は、塩を塗り込んだら直射日光の当たらない涼しい場所で1時間ほど寝かせましょう。
なお、加熱する際は丸鶏を常温に戻しておくことが大切です。冷たいまま加熱すると、外側は焦げているのに芯まで火が通っていないなんてことになりますので、前日に下ごしらを済ませた場合も、タイミングを見て丸鶏をクーラーボックスから出しておきましょう。また、冷凍の場合は前日までに解凍しておきましょう。

2.おなかに詰め物を入れる

セロリ、ニンジン、タマネギ、ニンニクなど好きな野菜を一口大に切って、丸鶏のおなかに詰めます。今回はインスタント食品の味付けビーフンを硬めに仕上げたものも詰めました。ピラフを詰めてもおいしいですよ。

3.おなかを閉じて成形

たこ糸でおなかを閉じます。今回は糸と針を使っていますが、中身がこぼれ出ないように塞ぎたいだけなので、なければ竹串や爪楊枝などを刺しておくだけでもOKです。

たこ糸や麻ひもで脚部分を結んでおくと、仕上がりが綺麗になります。成形しなくても味には影響がないので、ここは省略しても問題ありません。

4.ダッチオーブンに丸鶏を入れる

丸鶏の表面に薄くオリーブオイルを塗り、ダッチオーブンに入れます。直接ダッチオーブンに丸鶏を置くと、火が強すぎて底面のみ焦げてしまいます。これを防ぐため、網を敷いてから丸鶏を置きます。丸鶏の表面にあらかじめオリーブオイルを塗っておくことで、底面だけでなく上面にも香ばしい焼き色を付けることができます。

5.加熱する

皮付きの野菜を並べたら蓋をして、ダッチオーブン対応のバーナーや焚き火で加熱します。皮をむいた野菜でも良いのですが、鍋肌に当たった部分が焦げやすいので、皮付きがオススメです。
バーナーの場合、最初は中~強火で15分ほど加熱し、あとは中〜弱火で1時間ほど。蓋の上にも炭や薪を置いて、上からも加熱しましょう。

焚き火の場合も、ダッチオーブンの上にも下にも炭火や熾火を置き、上下から1時間ほど加熱します。風のある日は、風上に火を多く置くと均等に加熱できます。
写真のダッチオーブンは蓋のフチが高いので、上に載せた炭が転げ落ちにくく便利です。なお、中の様子を見るために蓋を開ける際は、灰や炭が鍋の中に入らないよう注意しましょう。一部の炭おこし器は、おこした炭を入れたままダッチオーブンの上火として使えます。簡単に蓋を開けることができるので、これを利用しても良いでしょう。

焼け具合は、竹串を刺して確認。透き通った汁が出てきて、かつ竹串を肌に当ててみて温かければ火が通った目安です。肌に当てて確認する際は、やけどに気をつけて、竹串を抜いてすぐに肌に当てるのではなく、ひと呼吸置いてから当てるようにしましょう。温度計があるなら、中心温度が75℃以上になっているかを確認します。

焼き上がった丸鶏は、おなかの中のビーフンや野菜が鶏肉のうまみを吸い込んでいます。切り分け、好みでレモンを搾ると、ボリュームたっぷりのローストチキンだってペロリと食べられます。

ローストチキンの切り分け方

脚の付け根をカットし、関節の部分を切ると簡単に切り落とせます。その後、おなかの骨の脇をまっすぐ切ります。おなかに切れ目を入れたら、ささみ部分が見えるので、大きく肉を開き、ささみを残すように切り落とします。あとは、骨に沿ってささみを切り分けるだけ。残った骨は、捨てずに煮込むとおいしいスープができます。

実際にやってみると意外なほど簡単に作れるので、ぜひトライしてみてください!

※このコンテンツは、2017年12月の情報をもとに作成しております。