夏キャンプの大敵、嫌な虫から身を守るには?
キャンプの虫対策

楽しいキャンプを不快にさせるのが蚊やアブ、ブヨなどの嫌な虫。いったいどうすればこれらの虫から身を守ることができるのでしょうか?今回は、嫌な虫を寄せつけないための工夫や、刺されてしまった場合の対処法などを解説します。

更新日:2017.07.26

嫌な虫を寄せつけない工夫

夏キャンプで、蚊やアブ、ブヨなど嫌な虫を完璧に排除することは不可能です。けれども、ある程度、嫌な虫が近づかないようにすることは可能です。

リビングをメッシュで囲む

もっともシンプルな対処は、リビングをメッシュで囲むことができるシェルターや2ルームテントを使用し、なおかつ出入り口の風上に蚊取り線香をセットする方法。さらに、電池式の蚊取り器をひとりひとつずつ持っておくと安心です。

オープンタープでは蚊取り線香を複数個設置

オープンタープの場合、蚊取り線香を1個置くだけではあまり効果はありません。蚊取り線香は、煙が届いている範囲のみで効果を発揮するので、テーブルの周囲に複数個置く必要があります。
アウトドアショップなどでは、森で働く人のための「プロ用」、「アウトドア用」とうたった蚊取り線香も販売されています。これらは有効成分や煙が一般的なものより多く、パワフル。蚊だけでなくアブも避けると言われているので、より安心です。
また、焚き火の煙も虫が避けがちなので、風上で煙を出すように焚き火をしてもいいでしょう。

蚊取り線香の台がない場合は、ペグを利用。写真のように刺して立てれば、好きな場所に設置できます。金属に触れているところで立ち消えする場合があるので、時折確認しましょう。

ランタンをサイトの外側にセット

虫は明るい光に集まりがちです。夜は大光量のランタンをサイトの外側にセットし、テーブル上には小さな電池式ランタンを置いておくと、リビングに蛾などが集まりにくくなります。

嫌な虫から身を守る工夫

飲み物や食べ物を出しっ放しにしない

虫は甘い香りが大好きです。缶を開けたフルーツジュースをそのままにしておくと、ハチなどが缶の中に入っていることも。気づかずに飲もうとしたら刺されて大変な目に遭います。飲み物や食べ物を出しっ放しにしないようにしましょう。

ビールの空き缶は、ハチのほかにゴキブリやナメクジなども寄ってきやすいと言われています。飲んだ後は出しっ放しにせず、蓋つきのゴミ箱に入れるか、軽くすすいでおきたいですね。

香りの強いものは身にしない

最近多い香りの強い柔軟剤も、キャンプに着ていく服には控えた方がいいでしょう。防水性や透湿性をうたった高機能ウエアは、柔軟剤を使わないというのが基本ですが、風呂上がりに着るTシャツなどコットン製品はうっかり甘い香りを放つ柔軟剤を使いがちなので、注意しましょう。
同様に、ヘアケア製品、ハンドクリーム、石けんなども甘い香りが残るものはキャンプのときは我慢。ほかにも、パフュームや化粧品など、香りが残るものは思いのほか多いです。キャンプのときは、無香料のモノに置き換えましょう。

虫除け剤は必須!ハッカ油や消炎鎮痛剤も効果的

夏キャンプでは虫除け剤は必携です。虫除けの成分は、ディートやイカリジンが主流です。ディートは高濃度(30%)であるほど効果的ですが、肌への刺激があるとされています。一方、イカリジンはディートよりも肌への刺激が少ないですが、ツツガムシには効果が無いとされています。
蚊に対する効果は、イカリジン15%とディート30%がほぼ同じとされていますが、対応する虫に違いがあるので使い分ける必要があります。

※虫除け剤は、手にとって肌に塗るなど、使い方・容量を守って使用しましょう。
※エアゾールタイプは直射日光のあたる場所や、車内、締め切った日中のテント内など、高温になる場所での保管は絶対に避けてください。

また、ハッカ油は虫が嫌がる香りと言われており、蚊に効果があります。ただし持続性は短いので、こまめに吹き付けるようにしましょう。
アブやブヨは、筋肉ケア用のスプレー式消炎鎮痛剤などにも使われているサリチル酸を嫌う性質があるとも。筋肉ケアと合わせて一石二鳥のため、アブやブヨが多い場所でのアクティビティーでは用意しておくのも良いでしょう。

一番効果的なのは肌を露出しないこと

腕、足首、首筋など、肌を見せないようにするのも、嫌な虫対策に効果的。とかく夏は半袖、短パン、サンダルなど肌を露出しがちですが、虫が活性化する夕方前には必ず長袖、長ズボン、くるぶしが隠れる靴下をはいて肌の露出を避けましょう。シンプルですが、これが一番効果的です。虫除け効果のあるアームカバーやタイツを使用するのもおすすめです。
草むらに入る場合は、袖口やパンツの裾を絞っておくと、ダニやアリが衣類内に入ってくることを防げます。

万一、嫌な虫に刺されたら?

肌を見せないウエアや虫除け剤を使っていても、汗で虫除け剤が流れたり、ちょっとした油断で虫に刺されることがあります。

万一、刺されたら、刺された場所を流水で洗い流し、針や毛が残っている場合は、テープを使って取り除きます。ポイズンリムーバーがあると、肌を不用意にいためることなく毒液や針を取り除けるので、持っておきたいアイテムのひとつです。
ただし、虫に刺されたあと、時間が経っているようならいくらポイズンリムーバーを使用しても効果は期待できません。

針や毒液を吸引できるポイズンリムーバー。使い方をよく読んでおきましょう。

ブヨなどに刺されると(正確には噛まれる)炎症がひどくなってきます。ポイズンリムーバーを使用後に、消毒し、自分に合った軟膏を塗布します。かゆみを抑え消炎作用効果の高い軟膏を常備するのもおすすめです。
※軟膏に関しては、薬剤師さんのいる薬局で相談になってもらいながら選び、使用上の注意を守ってお使いください。

かゆみなどの炎症が長引くと、かき壊して細菌感染を引き起こすことがあります。なるべく早く医師に診てもらいましょう。

※このコンテンツは、2017年7月の情報をもとに作成しております。