おトクなサービスも?
梅雨の外遊びを楽しむポイント

ジメジメ、ビショビショ…日本の雨季である梅雨はちょっと憂鬱な季節ですね。
でも、この季節ならではの魅力、お得なチャンスもいっぱい。逆転の発想で、雨の休日を欲張りに楽しんでみませんか。

更新日:2013.06.10

家に閉じこもっている場合じゃないですよ!

もうすぐ梅雨。日本の雨季とも言えるこの季節は、外に出るのがおっくうになりますね。地域によって時期の前後はあっても、北海道をのぞくほぼ全国で約ひと月…高温多湿で過ごしにくいどんよりとした日が続きます。

この季節、森や林は生命感にあふれています。散歩してみるといろいろな発見があるでしょう

しかし、外遊びファンにとっては魅力的なシーズンでもあります。だって、山や林の緑は1年でもっとも美しい季節を迎えるし、動物達も生命感にあふれているからです。雨がやんだ後の林や野原の清々しさは、一度知ったらクセになります。フィトンチッドをはじめとする天然の芳香やマイナスイオンは全身をリフレッシュさせてくれますよ。

なによりも、ひと雨浴びた緑の美しさは格別。しっとりと濡れた紫陽花(アジサイ)を眺めながらのトレッキングもこの時期だけの楽しみです。
林では、子どもに人気のクワガタやカブトムシも動き始めるので、昆虫採集もシーズンイン!
魚釣りでも、シトシト雨は水面を騒がせるので、人の存在を薄めてくれたり、水中の酸素を増やして活性を高めてくれたりする強い味方。警戒心を解いた魚たちが水辺で簡単に釣れるようになるので、キャンプやBBQのついでに竿を出すのもいいでしょう。

雨がさっと上がって初夏の日差しがさした瞬間の美しさと清々しさは格別です

濡れずに楽しむ方法を考えよう

とはいえ、ビッショビショに濡れながら…というのは誰でも凹みます。最近のテントやタープは防水、換気性能に優れていますので、以前のような不快感はなくなりましたが、設営や撤収を考えると気が重くなる方も多いはず。ベタベタ、濡れねずみの道具をクルマに積んだり、部屋に持ち帰ったりするのは憂鬱ですよね。

そこでおすすめしたいのが、以前「テントを使わないキャンプが人気急上昇」で紹介したコテージやバンガローの利用。キャンプの入門コースとして人気急上昇ですが、雨の外遊びにも威力を発揮します。荷物を運びこんだら、まずはコーヒーでも飲んで、雨降りの林や海辺を眺めましょう。

屋根つきのウッドデッキがある施設なら、あの清々しい空気に包まれながらランチやディナーを楽しむことだって可能です。最近は、雨天時用のBBQコーナーを設けているキャンプ場も増えました。雨音を聞きながらのBBQって意外にロマンチックで心地いいですよ。

さて、梅雨とは言っても、すっと雲が切れたり、思いがけず晴れ間が顔を出したりすることだって珍しくありません。ほんの小一時間でもOK! そんなチャンスがやってきたら、ライトな雨具を羽織って、外に飛び出しましょう。前記のように、最高のひとときが待っています。
最近の高性能な雨具があれば、小雨程度の外遊びはまったく苦にならないはず。大空に虹でも現れれば、もう一生の思い出になること請け合いです。
雨が落ちている間は部屋でのんびり。ちょっとでも晴れたらドアを開けて、あの心地よさを満喫! まさに外遊びのイイとこ取り……今、密かなブームですよ。

雨の日のお得な情報、便利なサービス

さて、日本のアウトドアシーンでは雨を敬遠する人がまだまだ多いので、外遊びエリアや施設が空いているのも事実です。以前、あるキャンプ用品メーカーの方が「私たちのライバルはリゾートホテルです」と話していたのですが、理由を尋ねると「キャンプは雨が降るとキャンセルになってしまいますが、ホテルや旅館は雨でも出かけるでしょう? 雨でも楽しくて、キャンセルしないようなキャンプスタイルを紹介しなければいけないと思うんです」とのこと。

というわけで、この季節は人出が少なく、週末でも比較的静かにのんびりと過ごすことができます。さらに最近では、雨の日を快適に過ごす様々なサービス、特典が用意されるようになったので、利用しない手はありません。

たとえば、雨が降ったら施設使用料などが安くなる雨の日割引や、万が一雨中のキャンプになった場合、撤収時に濡れたテントやタープをそのまま預けておけば、天候が回復次第スタッフが乾燥させて、家まで送り返してくれるなんて便利なサービスもあります。これなら、家の中が湿気っぽくなったり、ベランダや庭の狭いスペースで苦労したりしなくてもすみますよ!

通常、直前予約を取り消すと、キャンセル料を取られることがありますが、最近では梅雨限定で、雨が原因でのキャンセルなら無料という施設もあります。これなら安心して予約を入れておけますね。雨天に限り、タープ類のレンタル料が安くなる施設もありますので、テントしか持っていない場合でも安心です。
さぁ、こんな魅力いっぱいの1ヵ月……家にこもっているのはもったいないと思いませんか?

※このコンテンツは、2013年6月の情報をもとに作成しております。