三角形で見た目もオシャレ!
単体でも組み合わせても使える
小型サイドテーブル

更新日:2017.12.20

キャンプでは気軽に持ち運べる小型のテーブルがあると何かと便利。チェアの脇に置いておけば、わざわざメインテーブルに手を伸ばさずとも飲み食いができて快適ですし、テーブルから離れて焚き火を囲むときも重宝します。活躍の場面が多く、オシャレで実用的なものも多く市販されているので、すでに持っているという方も多いのではないでしょうか。
さて今回は、この小型テーブルをDIYしたのですが、市販のものとはひと味違う特徴を持たせました。それは、「組み合わせて使える」というもの。小さなテーブルを複数作って、単体でも小型のテーブルとして機能。組み合わせた場合は、その数によって自由に大きさを変えられる仕様です。これなら様々な用途に使え、人数の変動にも対応できると考えました。

設計するにあたり、まず思考を巡らせたのが天板の形状。四角形が一般的ですが、せっかくDIYするのにそれではつまらない。では、三角形ならどうでしょうか?
「2個の時はこうなって、3個の時はああで、あっこんな形にもできる!」
これは見た目に楽しく実用的なテーブルができそうです。天板の形は三角形で決まり!トライアングル・サイドテーブルのDIYにチャレンジです!

天板を三角形にするだけなら、一枚の板からカットするだけで済むのですが、今回はひと手間を加えて、オシャレ度をアップさせたいと思います。
まず鉛筆でベニヤ板の表と裏に正三角形を描いたら、ヒノキ板を写真のようにボンドで貼り付けます。

乾いて固定できたら裏返し、ベニヤ板に描いた線に沿ってノコギリでカット。

さらにヒノキ板で枠を作れば、3枚の板を組み合わせた天板の完成です。手間は増えますが、1枚の板で作るよりも仕上がりが格段にオシャレになります。

天板の裏に脚固定用の板をボンドで貼り付けたら、塩ビパイプのパーツ固定作業に入ります。固定は塩ビパイプ用の速乾ボンドをつけるだけなので簡単です。

脚を組んだ状態にしてプライマーを塗り、乾くまでの間に天板を塗装します。脚のプライマーが乾いたら、金属の質感が出る塗料を塗ります。

板、脚の塗料が乾いたら、固定して完成です。

Completed -完成-

天板の形状のほか、こだわったのは脚の作り。素材は塩ビですが、塗装をしたおかげで重厚な金属っぽい雰囲気に仕上がりました。それでいて、片手でヒョイと持てるほどに軽量です。塩ビパイプは強度が高く、安定感もバッチリ。持ち運びがしやすいように畳めるし、まさにアウトドア仕様です。

そして、お楽しみの複数の組み合わせパターン。小さなサイドテーブルにしたのは、これがしたかったからです。

テーブルの数が増えるほどアレンジの幅は広がります。横長に置いていっても良いですし、三角形(テーブル4個)や六角形(テーブル6個)も使いやすそう。天板や脚のカラーリングに変化を付ければ、デザインも斬新に!

持ち運び時は脚を折り畳むだけで薄型になります。脚はネジ式で分解可能なため、さらにコンパクトにすることもできます。

天板の地上高は約30cmと、ローチェアとの相性がよい高さ。このテーブルがあればソロキャンプからグループキャンプまで、人数やスタイルに合わせて多彩な使い道を構築できます。天板のカラーを工夫したり、もっと大きなサイズで作ってみるのもアリ。いくらでも追加の発想が出てきそうなトライアングル・サイドテーブル、これをもとにオリジナルをDIYしてみるのもいいですね。

今回DIYしたギアの作り方はこちら