車内でも屋外でも即座に使える!
N-VANの荷室をキャンプ仕様に
アレンジ!便利な2WAYテーブル

更新日:2025.05.30

N-VANの広い荷室を便利なキャンプ仕様にすべく、サッと使えてピッタリと収まるテーブルをDIYしました。車中泊では車内テーブル、キャンプでは外に出してのテーブルとして機能するユーティリティー性の高さが自慢です。板を重ねて固定するシンプルな作業工程が主なので、DIY初心者にもおすすめ! ぜひ作ってみてください。

How to make -作り方-

材料

※寸法表記:W(幅)、H(高さ)、D(奥行き)、t(厚み)

【木材:パイン集成材】
  • ■天板用
  • E.W1,150mm(余長を含む) × D450mm × t25mm / 1枚
  • ■側面パーツ用
  • A.W625mm × D150mm × t19mm / 2枚
  • B.W480mm × D180mm × t19mm / 2枚
  • C.W330mm × D150mm × t19mm / 4枚
【木材:赤松】
  • D.W450mm × D50mm × t50mm / 2枚

【その他の材料】

  • ・ノブスター M6用 / 4個
  • ・M6ボルト L=35mm / 4本
  • ・天板用折りたたみ脚(26cm) / 4本

【塗料】

・お好みの塗料(今回はオールドウッドワックス「チューダーオーク」を使用)

道具

  • ・筆記具
  • ・ノコギリ
  • ・差し金
  • ・充電ドライバー
  • ・木工錐
  • ・トリマー
  • ・スケール
  • ・クランプ
  • ・木工ボンド

図面

作り方

1.穴を開ける

Aの2カ所に穴を開ける。この穴がN-VANの「ユーティリティーナット」と合わさるネジ留め部分。

2.板を重ね合わせて固定する

ABを固定していく。まずはボンドを塗ってから、

ビスで固定する。以降、CDを重ね合わせていく際の固定手順も同じ。まずはボンドを塗り、その後ビスで固定していく。

ABを固定した状態。

Bの上にCを固定する。

ABCを固定した状態。

Cの上にDを固定する。

ABCDを固定した状態。

以上の作業をもう一対分行い、合計で2セット作成。Dの取り付け位置は左右対称になるようにする。これで側面パーツの枠組みが完成。

3.天板の寸法を調整する

天板の寸法は木材の反りや側面パーツの仕上がり状況などにより誤差が生じやすいため、最終的な仕上がり寸法(側面パーツ取付後の実測値)で決定する。

側面パーツの枠組みが完成したら一度N-VANの荷室に設置し、天板を載せる両パーツ間の長さを計測。実測値に準じて天板Dの寸法を決定し、余りをカットする。
(計測する箇所は下記、側面パーツの取り付け方は工程7「荷室への設置方法」を参照)

※写真は塗装後のものだが、実際は塗装前(側面パーツの枠組みが完成した状態)のものでOK。

天板の余りをカットしたら実際に天板を側面パーツに載せて仕上がりを確認しておく。
(こちらも写真は塗装後のものだが、実際の作業は塗装前の状態で行う)

4.天板の四隅のカットと端材の固定

天板Eの四隅をカットする。

カットした端材はこの後再利用するため、木目の位置をずらさないよう気を付ける。

側面パーツDの上に天板Eの端材をボンド、ビスで固定する。

固定した端材は、車内にテーブルを設置した際に天板のストッパーとなる。

5.角をなめらかにする

側面パーツと天板、それぞれをトリマーで面取りし、角をなめらかにする。

6.塗装

全体を塗装する。
※塗装法は塗料の仕様に準じる。

7.天板に脚を取り付ける

塗料が乾いてから天板Eに脚を取り付けて作業完了。

8.荷室への設置方法

N-VANの荷室、両サイドのユーティリティーナット(赤丸の箇所)に側面パーツを固定していく。

ノブスター M6用とM6ボルト L=35mmを組み合わせる。

2カ所をしっかりとネジ留めする。

ちなみに、側面パーツの前後の向きはどちらでも設置可能だが、側面が揃っている方(Dのパーツのビスを2箇所留めている方)をテールゲート側にした方が、テーブル設置後の居住スペースが若干広くなるのでおすすめ。

側面パーツを左右に取り付けた様子。

天板を中央に載せれば設置完了。

  • 監修:友松すのこ
    撮影協力:赤城山オートキャンプ場 https://autocamp-akagi.com/
    今回登場したクルマ:N-VAN ※オプション装着車