更新日:2025.10.17
家族で楽しめるN-VANの「図書館化」を目指して6つのアイテムをフルDIY。HondaキャンプのDIYページを監修する、木工担当と布担当の2者が腕をふるって制作に挑戦しました!
このページでは作ったアイテムの設置方法について解説します。
詳しい作り方や必要な材料は次のページでご紹介!
→ 木製の本棚の作り方
→ 「吊るす本棚」・「座椅子」・「ピクニックシート」の作り方
キャンプ場で展開して遊んだ様子は、「遊び編」ページをご覧ください。
N-VANの荷室に本棚などを設置し、N-VANの「図書館化」を目指します。
完成形を車内に設置した様子です。本棚を4つ、さらに座椅子とフロアに敷くピクニックシートの2つ。合計で6点を作りました。
それでは、詳しい設置方法を解説していきます。
まずは運転席の後ろ側から。こちら側には木製の本棚3つを設置します。
設置に使用するネジは、長さ違いで2種類あります。
まずはN-VANに標準装備されている「ユーティリティーナット」を活用して折りたためる本棚を設置していきます。
A-1の最下部の穴に、短いほうのネジでユーティリティーナットに固定します。この際、A-1の溝がバッグドア側になるように設置します。
A-1の溝に背板(有孔ボード)を差し込んだあと、同様にパーツA-2の溝に有孔ボードを差し込みます。
そして、A-2の最下部の穴を短いほうのネジで留めます。
続いて、A-1・A-2の最上部の穴2つに長いほうのネジを使い、フック受けとなる木材(ハシゴ型本棚C)を固定します。
この木材は次に設置するハシゴ型本棚で使用します。
A-1・A-2の中段にある2つの穴を使い、白いネジで本を置く棚を固定します。
これで一つ目の完成です。続いて、ハシゴ型本棚を設置しましょう。
先ほど固定した木材を活用します。
ハシゴ型本棚の背面にあるフックを引っ掛けるようにして設置します。
このとき、運転席側後方のスライドドアをあけて作業したほうが、スペースがあって設置しやすいです。
2つ目の設置が完了しました。続いて、2つの本箱を設置していきます。
小さい箱を先に置き、その上に大きい箱を重ねます。
サイズが2種類あるのは、壁面の段差に沿うようにするためでした。設置後、ぐらつくようであれば、本箱小の下に布を挟むなどして安定させましょう。
これで木製の本棚3つの設置が完了です。
続いて助手席側の後方、壁面に布製の吊るす本棚を設置します。
純正アクセサリーの「ルーフインナーサイドパイプ」を活用します。
指定の位置にナイロンテープを通し、吊るしてディスプレイします。
「ルーフインナーサイドパイプ」と車体を固定している部分と干渉しないように制作するのがポイント。
ご自身のクルマで実践される際は、この部分の採寸を正確に行いましょう。
設置完了です。透明のポケットに本を入れると、本の表紙が見える本棚に。
これで本を収納・ディスプレイするための、4つのアイテムの設置が完了しました。
座椅子の設営方法です。袋状の部分にマットレスを入れ込んでいきます。マットレスが長い場合はマットレス本体を折りたたんで入れてもOKです。
マットレスを入れ、両サイドのフックをループに引っ掛けて固定したら座椅子の設営は完了です。
続いて、フロアに敷くシートです。すでに純正アクセサリーの「ラゲッジマット」が敷いてありますが、
車内の雰囲気を明るくしてより楽しく過ごせるよう、シートも作りました。
N-VANの荷室サイズに合わせて制作。広げてみると、ご覧のとおり明るい印象に変わりました。
制作した6つのアイテム、すべてを車内に展開するとこのような形になりました!
それでは、早速実際に本を入れてみましょう。
ユーティリティーナットを活用した本棚は、本はもちろんランタンなどの小物を置くのにもちょうどいい棚として機能。
ランタンがあるだけで、キャンプの非日常感がプラスされ気分が高まりますね。
続いてハシゴ型本棚です。絵の表紙を見せるようにして本が置ける、ディスプレイに特化。インテリアとしても効果的です。
表紙を見せて本をおけることで、車内は「本が収納してある空間」から、「本を楽しむ空間」へと変化を遂げます。
壁面の段差をかわすように制作した本箱は、たっぷりと本を収納できます。上段の大きな本箱には雑誌も収納可。
またサイドからも本が見えるよう、側面に工夫を入れたのもポイントです。下段の小さな本箱には、おもに文庫本などを入れられます。
本箱には取っ手をつけたので、移動する際に持ち運びがしやすいのも特徴のひとつです。
こちらは布製の吊るす本棚。透明のビニール生地を本の収納ポケットに採用した、本の表紙が見える仕様です。
収納ポケットのサイズは本に合わせて調整できるのも、DIYならではのポイント。
マットレスのサイズに合わせて作る座椅子は、背面にひと工夫。小物入れに便利なポケットを作りました。
キャンプではグローブなどを入れるのにもいいですね。
収納時は、巻物のようにぐるぐると巻くと非常にコンパクトになるため、車載時のスペースには困りません。
シートは表と裏で違う生地を縫い合わせました。表面は肌にふれると心地よいキルティング生地、裏面は地面に置いても汚れにくく、撥水性のあるレジャーシートです。
素材やカラー、デザインなど、好みの生地を選ぶのも楽しみ。
実際にキャンプサイトで展開し、3組のファミリーキャンパーに楽しんでもらいました。
実際に遊んでいる様子は次のページでご紹介!
→ N-VANを図書館にフルDIY!キャンプで読書を楽しむ 〜遊び編〜
詳しい作り方や必要な材料は次のページでご紹介!
→ 木製の本棚の作り方
→ 「吊るす本棚」・「座椅子」・「ピクニックシート」の作り方